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ガーミンかスマホか?地図ロイドかジオグラフィカか?フィールドアクセスかスーパー地形か?2017/03/26

ガーミンのGPSは、何世代にも渡って20年近く使ってきた。もちろん、登山や自転車ツーリング用、ログをとるため。ログをとるためだけなら、もっと軽くて小さいものがいいかもしれないと思って、ログをとるためだけの「ロガー」と呼ばれる機器を使ってみたこともあるが、動いているのか動いてないのか状態が判別し難いのと、電池の持ちや信頼性がよく判らないので、結局使うことはなくなった。

電波状態が悪そうな沢や樹林帯で、ちゃんと動いているのか確認がとれないと、不安になるから。

ガーミン20j
写真:GPS専用機・ガーミン20j

スマホ SHL25とXPERIA XZ
写真:スマホ 左がシャープSHL25、右:SONY Xperia XZ

現在では、スマホのGPSソフト(地図表示を兼ねるものが多い)が充実してきている。

スマホにgpsソフト+地図表示ソフトをインストールして使うのは、GPS 専用機と比べてどうなのか?

スマホの場合は、スマホハードの性能に影響されるので、単純に、専用機と比較することはできないのだが、この度、スマホをシャープのSHL25(アクオススマホ)から、SONYのXperia XZというのに買い換えて、その性能差にびっくりしたこともあり、体験を記してみた。

それまで、GPS専用機というのは「信頼性」が高いと思っていた。シャープのSHL25だと、時々ログが切れて、帰宅してからみてがっかりしたりすることもあったので。

送電線の近くとか何らかの妨害電波等をひろってGPS信号が切れたりするのかも、と好意的に解釈していたが、スマホを買い換えてXperiaにして判ったのは、単なるハードの性能差だったということ。

GPS専用機のガーミンも、今の機種になる前は、谷筋や樹林帯での捕捉に失敗することはしばしばで、専用機だからといってすごい性能を有しているわけでは全然なかった。今使っている20Jというのは、マシだが、地図表示等との組み合わせの総合性能で考えると、スマホのXperiaの圧勝だと思う。落下させた時の壊れにくさとかでは専用機が優るのかもしれないが。

そもそも、なんでスマホを買い換えようかと思ったかというと、SHL25のログがあまりにもよく切れるので、wifiモデルのSONY XperiaZ3という少し前のタブレットをバックアップ的に同時携行することにしたところ、Z3は、ログをロスすることがほとんどなくて、もしかしたらXperiaのGPS性能というのはとても高いのではないかと思ったからである。

フロントバックやデイパックを背負う時ならタブレットを携行できるが、ロードや登山の時には、タブレットを携行したくはない。

それで買い換えたのだが、SHL25を下取りに出しても3000円しかならず、SHL25がGPS専用機として使えるのなら、電池の持ちを考えてもそれがいいと思い、何度かXperiaと同時使用してgps性能を確かめてみた。そうしたところ、Xperiaとの性能差は予想以上に、ものすごく大きかった。SIMが無効になってからは、SHL25は、まともにGPS性能も出なくなった。

「GPS TEST」というGPSの状態がわかるソフトをインストールして比較すると、その精度や信号を捕捉する時間が明かになる。もちろん、Xperiaの圧勝。

SONYは以前はカーナビも作っていたので、GPSの技術的蓄積があるのかもしれない。

ハードとしてはiPhoneに変更することも考えたが、寒冷状態での電池の持ちがiPhoneは劣るという指摘と、最新型では、物理的なボタンの操作でなくて液晶画面上の操作になったとのことで、冬山等で手袋で使用するには難があると思って、止めた。iPadは愛用しているのでアップル製品のセンスの良さはリスペクトしているのだが。

で、アンドロイドのXperiaを使う場合、ソフトはどうするか?
以前から、私は「地図ロイド」+「山旅ロガー」を愛用してきた。「ジオグラフィカ」というソフトも登場して、作者は本格的な岳人のようであるし、地図ロイドよりも本格的かもしれない、と思って、インストールしてみたが、山に特化しすぎていて、地図ロイドの方が基本性能的に使いやすいと思い、そのまま使い続けることにした。

山にGPSソフトを持ち込んで、いちいち音声で指示してもらおうとか、必要以上に頼る気持ちは全くない。当然だが紙の地形図は携行するので、スマホGPSソフトには余計なお世話になりたくない。「ジオグラフィカ」ソフトはちょっと過保護な感じがして、私には合ってないと思ったのだ。

iPhone&iPad用のGPS&地形図表示ソフトとして、「スーパー地形」というのが数年前に登場した。これは、PCのウインドウズ用の定番地形図ソフト「カシミール」の作者が開発したもので、断然期待がもてる。展望図や鳥瞰図を作成できるなど、カシミールばりの多機能ソフトである。

「カシミール」のMac版が登場すれば、ウインドウズ環境から一挙にMac環境に移行すると思うのだが、スマホを「スーパー地形」にしてもデスクトップ環境が不備になるので、ウインドウズを使い続ける。

iPadでは現在、「スーパー地形」と定番の「フィールドアクセス」を、両方入れて比較している。これまでの慣れとシンプルさでは「フィールドアクセス」だが、「カシミール」作者が本気をだせば「スーパー地形」が将来的にはデファクトスタンダートになるのではないかという気もする。将来性を考えると、今から「スーパー地形」に慣れておいたほうがいいかもしれない。

iPadは野外に持ち出すのではなく、自宅で地形図を見たり、ログを確認するのに使っている。スマホやアンドロイドのタブレットよりも地形図の表示範囲が広くてiPadはとても使いやすい。GPS機能を使ってログ取得をするのではなく、地形図表示用。

もう1台、今度はSIMフリーのiPadを注文して、地形図ソフト表示用専用、つまり、地図を大きく見られるGPS&地形図表示専用機にすることにした。最新のiPadで、スーパー地形とフィールドアクセスの比較をしてみたい。結果は、またそのうち報告したい。

2017年豪雪の中、比良蛇谷ヶ峰へ2017/03/24

2016-17年の冬、1月2週目までは全然雪がなく、成人の日の3連休も無雪でしたが、その1週間先には近畿地方にも大雪警報がでる事態になりました。
2月に入っても雪は結構降りました。3月の中旬になっても自宅から見える愛宕山は白くなったりしていました。

そんな今シーズン、何回かスノーシュー山行を楽しみましたが、2月には比良山系の蛇谷ヶ峰に登るお誘いを受け、同行しました。
この数年来、所属山岳会で1月の連休に積雪期比良山全縦走をテント泊2泊3日でやってきた、まさしくそのルートです。

2017年2月12日(日)
<行程>桑野橋駐車場8:35~(林道)~登山道9:55~12:40(電波塔)~14:27デポ地

朽木・桑野橋駐車場

朽木・桑野橋の駐車場は除雪されていたので、ここからスタート

林道からみる朽木・白倉岳
取り付きの林道から、安曇川の向かいにある朽木の山、白倉岳がすごく立派に見えた

比良山系 蛇谷ヶ峰
スノーシューでも、腰まで潜る

懸命にラッセルを続ける

比良 蛇谷ヶ峰 電波塔
電波塔のある稜線まで上がりましたが、ホワイトアウトしていて風も強く、このまま進んでもロクなことはないと判断し、引き返しました。いわゆる敗退で、蛇谷ヶ峰の山頂は踏めませんでしたが、楽しいスノー山行ができました。

無雪期なら、なんていうことのないハイキングコースも、スノーシーズンには全く違う姿を見せてくれます。雪山の魅力はそんなところにあるのかもしれません。
                                    おしまい

INDEX2017/03/23

A:自転車
【A-1】自転車ツーリング
「秘境」祖谷から剣山、穴吹川ツーリング(2016/10):グランボア650Bデモンタ
三江線全駅コンプリート(2016/9):TOEI700Cランドナー
今庄から高倉峠、冠山峠、越前大野、温見峠、樽見鉄道(2016/8):TOEI650Aランドナー
福山から倉吉へ。宮本常一「山の道」の町を訪ねて(2016/7):グランボア650Bデモンタ
2016GW津軽・龍飛崎へ(2016/5):グランボア700Cデモンタ
北上山地、自転車ツーリング(2015/11):TOEI700Cランドナー
とびしま海道・小大下島・しまなみ海道(2015/10):グランボア700Cデモンタ
関東平野ポタリング<宇都宮市郊外)(2015/9):BSモールトン
鳥取市河原町から三徳山経由鹿野町(2015/8):TREKマドン5.2
日原駅<島根県>から相撲ヶ原、錦町<岩国市>(2015/6):グランボア700Cデモンタ
亀山から安楽越、旧東海道を草津へ(2015/6):HONJOレーサー
伊勢神宮五十鈴川上流剣峠(2015/5):TOEI650Aランドナー
紀州 丸山の千枚田 自転車ツーリング(2015/4):HONJOレーサー
丹後半島 自転車ツーリング(2015/4):TREKマドン5.2
佐治谷 辰巳峠 自転車ツーリング(2015/3):TOEI650Aランドナー
佐田岬 自転車ツーリング(2014/11):グランボア700Cデモンタ
米子から奥出雲・亀嵩 自転車ツーリング(2014/11):グランボア650Bデモンタ
秋山郷から松之山温泉、高田(2014/8):TOEI700Cランドナー
映画「白い船」舞台を訪ねて島根半島自転車ツーリング(2014/4):グランボア700Cデモンタ
能登半島 自転車ツーリング(2013/11):グランボア700Cデモンタ
四万十川 沈下橋 自転車ツーリング(2013/5):グランボア700Cデモンタ
北条町駅から智頭町、香住へ(2012/11):グランボア700Cデモンタ
総社から出雲横田、吹屋小学校自転車ツーリング(2011/11):グランボア700cデモンタ
片上鉄道廃線・中国山地ツーリング(2011/5):TOEI700Cランドナー
青崩峠しらびそ峠、秘境駅「金野」(2008/7):TOEI650Aランドナー
天草:寝台特急「なは」&島原鉄道で輪行(2008/2):グランボア650Bデモンタ
江の川&三江線、温泉津、石見銀山(2007/11):TOEI700Cランドナー
対馬ツーリング(2006/3):TOEI700Cランドナー(旧)

【A-2】近郊サイクリング
京都市右京区京北エルバ工房でスパゲティ、丹波エリアを走る楽しみ(2016/7)
右京区越畑、栗尾峠いつもの練習コース(2015/5)
佐々里峠周回、急がず停まらず(2015/4)

【A-3】峠
猫峠(2016/8)
狭間峠、芹生峠、持越峠、御経坂(2015/5)
辰巳峠(2015/3)

【A-4】MTB
但丹国境 粟鹿山MTB-理想の雪中走行(2016/12)
暗峠、矢田丘陵、十三峠でMTB三昧(2017/2)
MTB里山ライドにビンディングペダルは必要か?(2017/2)
TREK970 MTBをドロップハンドルに改造(2017/1)
京都北山・里山ライド3-年末の洛外(2016/12)
MTBにフルサスは必要か?(2016/12)
MTBの楽な担ぎ方(2016/12)
京都北山・里山ライド2(2016/6)
This is Mountain Biking! 江若国境天増川林道、大御影山、近江坂(2016/5
京都北山・里山ライド(2016/3)

【A-5】レース・練習会
びわいち(琵琶湖一周) (2015/10)
アワイチ(淡路島一周) (2015/9)
ロードレースの思いで:シマノ鈴鹿と丸岡(2015/8)
練習会で伊賀上野へ(2015/4)

【A-6】所有(した)自転車
TOEIロードレーサー 再び!
TOEIランドナー、700Cと650A
コメンサルMETA HT AM Cr-Mo(Limited)2015モデル
SCOTT SCALE720 2015モデル
スペシャライズドM5 2002モデルMTBスペシャライズドM5
スペシャライズド ロックホッパー2001年モデル
MIYATA BP2 フルサスMTB
BSネオコットMTB 1997年モデル 基準価格37万円
TREK970SHX MTB 1996年モデル 完成車価格13万円台
キャノンデールMTB
HONJOフルオーダーMTB
レイシス フルオーダーMTB
MTBアラヤ マディフォックスMTF26-CRM-G

【A-7】自転車機材や用品など
恐るべし耐久力!キャットアイのライトとソニーの電池(2016/11)
ランドナーとロードレーサーの走行比較の一例 (2016/10)
ボスフリーの不調を回復、油を差すだけ(2016/10)
カーボンとクロモリの乗り味の違いと、自転車の命名についての一考察(2016/10)
キャラダイス バーレイ サドルバック(2016/10)
今はピザ&スパゲティの「エルバ」でオーナー萩原さんにご挨拶:ロードレーサーのフォークの造形のこと(2016/9):CASATIゴールドライン
旅する自転車ランドナーへの誤解。本当に気持ち良い(2016/9)
TREKエモンダとドマーネ(2016/9)
ヤマネの輪行袋:京都のスポーツサイクル「ヤマネ」さんのこと(2016/8)
パールイズミ レーパンの寿命(2016/7)
久々にチューブラタイヤを買う(SOYO製モンテアミアータ)(2016/7)
サイクルキャリアのこと-車載用スーリー(2016/1)
SRAMグリップシフトに改造、コメンサル(2015/12)
重くても魅力的コメンサルCOMMENCAL META HT AM Cr-Mo(Limited)(2015/11)
スペシャライズドM5・MTBをフロントシングルXTR・XT11速に(2015/11)
TOEI650Aに日東キャンピー3(2015/3)
TREK Madon5.2他 自転車の重量(2015/2)
TREK Emonda SL6 納車 (2015/2)

【A-8】その他自転車の話
有名自転車タレント ビンセント・フラナガン氏と松尾大社で出会う(2016/5)
自転車屋さんのこと(2016/1)
久々に山道をMTBで走って思ったこと(2015/9)
登山の自転車への影響(2015/6)
トレーニングとツーリング、地図の固定方法(2015/4)
自転車やザックの重さの測り方(2015/2)


B:山

TOEI ロードレーサー再び!2017/03/05


TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIロードレーサー 丹下プレステージ ラグレス

 ランドナー→スポルティフ、ときて、自転車趣味を始めてから3番目にロードレーサーをオーダーした。1989年のことである。アイズバイシクルの土屋さんプロデュースでTOEIへ。
 その後、ロードレースに結構な頻度で参戦するようになって、「趣味のロードレーサー」ではなくリアルレーシングマシーンを!ということで、TOEIは手放してHONJOにした。本城さんは、今はアマチュアからのオーダーは受けず、ピスト=プロ専門のブランド「PRESTO」になっている。

 昨年、その最初のロードレーサTOEIと再会し、そこは私設自転車博物館のようなところであったが、頼んで、買い戻した。当時の塗装のままでもよかったが、気分を一新して、塗り替えた。

 今日は、その初乗り。冬はスノーシュー山行やMTBなので・・。
TOEIロードレーサー
写真:初乗りは、いつものコース

 前オーナーも自転車はものすごく沢山持っていらっしゃるので、乗ったのは数回とのことで、ヘタってもない。

 丹下プレステージのラグレス。オーダー時、薄いチューブでラグレスだと造りにくいので東叡社が受けてくれるのか心配したが、綺麗に仕上がってきた。

 フレームチューブの材質だけで、自転車の乗り味をどうこういうことはできない--スケルトンやパーツ、特にタイヤやホイールとのマッチング--が、軽量だが走りは普通というのが、今日の感想。フロントフォークが寝ているからか、乗り味はランドナーに近い。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:納車時、アイズバイシクルで計測したもらったところ、8.85kg。TA3アームなど軽量でない旧パーツを使っていることを考えると、上出来。

 デ・ローザ ネオプリマートやCASATIゴールドラインといったイタ車の、跨がった瞬間から「おお!これぞロードレーサー」で、踏むとスッと前に出る感覚とは違う。
 地味に真面目に仕事をこなしているジャパニーズロードレーサーという感じ。

 両手放しでの直進安定性が良く、フレームの芯は出ている感じ。モノはいいのだが、見た目のとおり、大人しい乗り味である。

 MAVIC GL330という軽量チューブラリムと、グランボアのモンテアミアータチューブラタイヤには期待したが、特にしなやかという感じは受けず、乗り心地は案外固い。空気圧は7。服を着て装備込みの体重は65kg弱。

 最近はクリンチャーの性能も向上しているので、四半世紀前のように、チューブラとクリンチャーの性能差は感じられない。クリンチャーでもグランボア エートル(650×42B)のような空気量が多いタイヤのほうが、断然しなやかで走行感は軽く感じる。スピードは別にして。

 ブレーキはカンパのコーラス。黒しか入手できなかったので、ブレーキレバーを何にするか迷った(Wレバー仕様のため)が、ケーンクリークのレバーにして、とても気に入っている。ケーンクリークは、まあ、カンパのパクリ製品のようなものかもしれないが、純正でエルゴ以外のブレーキレバーが廃盤となっている現在、貴重だ。
ケーンクリーク ブレーキレバー
写真:ケーンクリーク ブレーキレバー

 フレームに帰因するのかもしれないが、TOEI+コーラスのブレーキは、TREKドマーネ+アテナ よりも、体感レベルが一桁違うほど、よく効く。コーラスとアテナでそんなに性能差があるとは考え難かったが。
カンパ コーラス ブレーキと
写真:カンパ コーラス ブレーキと

 真面目にきっちり走るロードレーサーだが、なんというか華がないというのが、総合的な印象。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIバッチ

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:ヘッドまわり

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:シートステイ部分

但丹国境 粟鹿山MTB-理想の雪中ライド(2016/12)2017/02/20

但丹国境 粟鹿山
写真:シーズン初の新雪の中を走る

2016年12月18日、但馬と丹波の国境、粟鹿山(あわがやま)をMTBで走ったのですが、理想的ともいえる雪中ライドが楽しめました。

快晴で、平地では雪の存在など全く想像できなかったのですが、林道を詰めた山頂付近には走行に支障のない新雪!シーズン初の雪中走行を楽しむことができたのです。

粟鹿山(あわがやま)というのは北近畿道を八鹿から春日方面へ東に向かって走ると、正面に大きくドカンと見える山です。頂上に電波塔が見えるので、林道で登って、下りはシングルトラックで走れる美味しい山ではないかと、かねてから当たりをつけていたのですが、山サイ研のKさんと一緒に行けることになって実行できました。いろいろと、ありがとうございました。

【行程】
2016年12月18日(日) 青垣道の駅9:10~9:26稲土川分岐~9:47神社~11:13粟鹿山林道終点頂上11:56~(シングルトラック)~13:27青垣町小稗~(落とし物捜索で引き返す)~13:59青垣町小稗~14:28青垣道の駅
但丹国境 粟鹿山
※詳しくは ルートラボ でご覧ください

粟鹿山に登る林道
写真:林道を登っていくと、雪が出現

丹波方面
写真:丹波方面(東)の山並み

粟鹿山
写真:粟鹿山頂上付近:同行の山サイ研Kさん

粟鹿山山頂より
写真:粟鹿山山頂付近より但馬(西)方向。北近畿道がみえる。

写真:シングルトラックへ入るKさん

写真:走行には丁度よい感じの雪

写真:ルートを間違え、担いで戻る。今まで知らなかった担ぎ方を教えてもらった。

写真:下っていくと、雪も消えていく

写真:下ったムラには、渋い酒屋さんがあった

おしまい

暗峠、矢田丘陵、十三峠でMTB三昧(2017/2)2017/02/19

 今年は雪が多く、京都の北の方に自転車で行くのは躊躇。南の方でどこかいいところはないかと考えて、生駒山地を越えて大阪から奈良に抜ける「暗峠」(くらがりとうげ)に行くことにしました。

「暗峠」は国道308号線ですが、急傾斜で幅員も狭いため「酷道」と呼ばれ、一部のマニアには有名なところのようです。

「国道」という言葉のイメージとのギャップが面白いということになっているようですが、3桁国道なら別に珍しくもないかも、と私は思ったりします。でも、本当にすごい道かもしれない、よし、実際行ってみるか、ということで実行しました。

大阪側から登りましたが、下から約30分で登れ、別に足を着く必要もなく、意外と短い印象でした。峠が近くなると傾斜が緩くなります。急傾斜の基準は、私の場合、京都鷹峯・然林坊の坂ですが、そこよりは緩いです。然林坊は国道では無く、距離もすごく短いので比較するには適切ではないのですが。

暗峠は「日本100峠」にも選ばれ、伊勢参りに使われた由緒ある峠です。歴史ある渋い峠にはランドナーが似合うのですが、今回はMTB(スコット・クロカン用。ギアは前38×24に後11~36)にしました。暗峠だけならランドナーですが、その後でMTBのフィールドとして有名な「矢田丘陵」を抜けて法隆寺まで行くことにしたからです。矢田丘陵はランドナーでも走れる道も多かったですが、やはりMTBのほうが楽しめます。

ロードレーサーにしなかったのは、ロードレーサーだとタイムが気になって、タイムトライアル的な走りをしないといけない気持ちになると大変だから。タイムトライアルどころか、途中で休まずに登るには、最近のギヤ比の低いレーサーなら大丈夫でしょうが、一昔前のローギアが39×23、ちょっと新しくても39×25、だと、かなり苦しいかもしれません。39×23で走る自信はないかも。もっとも距離が短いし、路面は比較的良好なので、ダンシングを多用すれば大丈夫かもしれません。

暗峠の茶店でぜんざいを頂き、ダウンヒルにかかりました。暗峠の奈良側は、ちょっと急かなと感じるくらいの普通の峠道です。

竜田川を渡って、再び小さな峠道、同じ国道308号線、を登っていくと、矢田丘陵への入口のシングルトラックが現れました。

矢田丘陵から法隆寺へのシングル/ダブルトラックが、これまた素晴らしく、法隆寺の西側にドンピシャリで出ました。法隆寺をゆっくり見学し、帰りは十三峠(じゅうさんとうげ)で生駒山地を越えました。

十三峠の奈良側からの登りは、最初の団地からの登りで暗峠以上の斜度のいやらしい坂がありましたが(マイナーショートカットルートのため)、その後は、普通の峠道でした。

峠には、汚いスプレー落書きがあり、荒れた感じでした。大阪側に出ると、目の前に大阪の市街地がどかん、と広がっていました。なるほど、この景色、夜景を見るために様々な人間が夜に車を連ねて来るからかもしれないと想像しました。

峠からのダウンヒルが気持ち良く、下り基調でデポ地に到着するという理想的なルートでした。スタート/ゴール地点にした瓢箪山駅付近は、第二京阪道を通れば京都市内から1時間半ほどなので、案外近いのです。東大阪市、とかいうと、なんとなく行きにくいイメージがあったけれど。バイパスから一筋入ると渋い町並みもあり、なかなか味わい深いエリアでした。

【行程】2017/2/19(日)京都・自宅7:10=第二京阪道=瓢箪山コインパーキング8:35~8:53近鉄平岡駅~8:57国道308号に合流(東豊浦町・近鉄額田駅から南東)~9:30暗峠(茶屋でぜんざい)9:58~10:19近鉄南生駒駅(竜田川)~矢田丘陵シングルトラック入口(生駒市と大和郡山市の境)~10:59まほろば展望所~矢田山11:08~11:13矢田峠~11:45松尾山~11:58松尾寺~12:16法隆寺古事の森入口~12:35法隆寺(拝観と昼食)14:25~14:40竜田川(龍田)~14:49近鉄竜田川駅前~15:00若葉台~15:35十三峠15:48~16:02大阪経済法科大学入口~16:20瓢箪山コインパーキング=17:38京都・自宅

ルート:詳しくはルートラボをご覧下さい

暗峠
写真:暗峠(大阪側を向いて) ※足を着かずに登ることをミッションにしたので、峠途中の写真は無し

暗峠
写真:暗峠(奈良側を向いて) 右にある茶店でぜんざいを頂いた。

暗峠
写真:暗峠。国道の標識看板も。

生駒山、暗峠の道もみえる
写真:矢田丘陵に向かう国道308号線上より。正面が生駒山で、左側鞍部が暗峠。

矢田丘陵
写真:矢田丘陵の「矢田山」

矢田峠
写真:「矢田峠」

矢田丘陵
写真:矢田丘陵、ごきげんな道


松尾山(矢田丘陵)三角点
写真:矢田丘陵の「松尾山」315m 三角点

松尾寺
写真:矢田丘陵にある「松尾寺」

松尾寺の石仏
写真:松尾寺の石仏

法隆寺へ
写真:法隆寺に向かうシングル/ダブル トラック

法隆寺
写真:法隆寺の横にドンピシャリで出た

法隆寺
写真:法隆寺内

斑鳩の里
写真:法隆寺付近。正面に古墳。奈良盆地には普通に古墳が町中に存在している。

十三峠へ
写真:十三峠へ向かう道から振り返る

十三峠・大阪側
写真:十三峠(大阪側に抜けて、奈良側を振り返る)

十三峠
写真:十三峠 旧道。一歩入ると、感じの良い道が残っていた。

十三峠・大阪の展望
写真:十三峠の展望パーキングにて。大阪市街が一望。

瓢箪山商店街
写真:スタート/ゴール地点にさせてもらった瓢箪山。昭和の雰囲気の商店街が素敵だ。

おしまい

MTB里山ライド/山サイにビンディングペダルは必要か?2017/02/18

MTB里山ライド/山岳サイクリングにビンディング(バインディング)ペダルは必要か?
という問いかけに対して、私の答えは「特に必要ない。フラットペダルの方が用途に合っている」。

ビンディングペダルのほうがペダリングの効率が良くて速く楽に走れる、というのが一般的な常識だろう。

しかし、ビンディングペダルについて、過度な期待は持たないほうがいい。速い人は、ビンディングでもフラットペダルでも速いし、遅い人はビンディングでもフラットペダルでも遅いというのが冷酷な事実。ビンディングペダルに魔法のような力は無い。ペダリングが上手な人なら、フラットペダルでも綺麗に回せる。

ビンディングが有利なのは、例えば大滝の100kmレースのような、林道をガンガン走る、といったケース。高ケイデンスでペダルを回し続けられる場合には、確かに、ビンディングがあると有利。里山MTBライドの場合、私はそこまで回さないので、特に必要を感じない。

ビンディングがあると楽なのは、なにも「引き足」でペダルを回す力がWになって増えるというのではなく、踏み込まない方の片方の脚を持ち上げやすいということだと思う。

人間の脚というのは身体の部位の中でも重たいもので、踏み込む反対の側の脚がなにもせず、ペダルにドカーンと座っているような状態だったとすると、踏み込む側の脚は、自転車を推進させる力+反対の脚を持ち上げるための両方に力を費やすことになる。

踏み込まない方のペダルに重たい分銅とかブロックを置いたとしたら、ペダリングがとても重くなるであろうことは容易に想像がつく。何もしない反対の脚は、重りのようなもの。

もちろん、無意識的に反対の脚も、踏み込む脚に協力しようとする能力が人間には備わっており、その能力の向上こそペダリングスキルの向上だと思う。フラットペダルであっても、踏み込む反対の脚を持ち上げるというか、もも上げ走りのような感覚でペダリングをすると、あら不思議、上げようとしているのにペダルは足裏に吸い付いた感覚になり、決して、ペダルから脚が上空に向かって離れるということにはならない。

ビンディングがあると、そういう動きがやりやすいということ。

それよりも、MTB里山ライドにおけるフラットペダル有利の最大の理由は、「靴」にある。

ビンディングだと、ペダルが外れなかったら、いざという時に危ないのではないか、フラットペダルだとすぐに足が着くので、山道では有利、といわれたりするが、私の場合はそういうことはあまり感じずに今日まできている。以前は、ずっとビンディングペダルで山道を走っていたが、ペダルが外れにくくて困ったという記憶は、無い。

私が一番重視するのは、押しや担ぎの時の靴のグリップ。ビンディングペダルだと、靴にクリートが必要。足の肉球のところ、一番グリップが必要なところの延長線上の靴裏に、硬い金属のクリートが存在する。

金属クリートが靴裏にあると、濡れた岩盤や丸太の通過や、微妙なトラバース、ザレた斜面の通過など、シビアな箇所での靴グリップの性能が著しく低下する。押し歩きの際、クリートがあると、靴のクッション性が犠牲になり、歩行フィーリングが良くない。膝にも悪そうだ。

歩きや押しや担ぎ時の靴底フィーリングとシビアな場所の通過を重視すると、靴底にクリートは不要、従ってビンディングペダルは使わない。フラットペダルのほうが、すぐに足が地面に着くというメリットも享受しているが。

フラペ
写真:ビンディングじゃないフラットペダル

「秘境」祖谷(いや)から剣山、穴吹川ツーリング(2016/10)2017/02/15

2016年10月、四国の祖谷(いや)から見ノ越を経て穴吹川沿いに走ってきました。

高校2年の夏休み、友達と2人(友達はBSダイヤモンドキャンピング、私はBSロードマン改造車)でユースホステルを利用して四国を回った際に、祖谷には立ち寄りましたが、それ以来です。一般的には高校2年は元気な盛りなのですが、祖谷への坂道でバテていた記憶があります。55歳の今の方が、自転車の走りでは強いと思います、たぶん。

今回は祖谷口から祖谷川沿いに祖谷渓を走りました。見ノ越で宿泊。翌朝は天気が良かったので剣山に歩いて登ってから穴吹川沿いを走りました。

四国山地の険しい山腹にある集落を経由して走っていると、偶然、古代から天皇の祭祀に重要な役割を果たした山岳武士の家に出会ったり、なかなか興味深い旅になりました。

【行程】
2016/10/28(金)夜 京都発=中国道・淡路島経由で吉野川SA(車中泊)
10/29(土)吉野川SA8:23~9:00佃駅~9:30阿波池田駅~10:10大川橋~10:17祖谷口橋~11:43西祖谷村一宇~12:20西祖谷村重末~12:55かずら橋(観光で渡る)13:08~14:15東祖谷山京上~15:12東祖谷菅生~15:43名頃ダム~16:37見ノ越(平家の宿・泊)
10/30(日)剣山登山口鳥居7:15~(徒歩)~8:11剣山三角点~8:30~8:47リフト西島駅=(リフト)=見の越駅~(宿でお茶)/自転車・見ノ越トンネル9:20~10:02川上~10:18谷口~10:56南張分岐~11:16南張~11:49三木家住宅12:03~13:23宮内(神社)~13:49穴吹駅(昼食)14:19~14:45貞光~15:23三三大橋~15:35吉野川SAデポ地=(徳島道~淡路島~中国道)=京都

祖谷口
写真:祖谷口、ここから祖谷川に沿って上る


祖谷
写真:祖谷渓谷

見ノ越の宿
写真:見ノ越の宿

木屋平村 三木家住宅
写真:木屋平村 三木家住宅の蔵。三木家は大嘗祭で新天皇が着用する麻服を献納してきた

穴吹の町
写真:穴吹川沿いに走り、穴吹の町に出た。

*詳しくは Google Photos「祖谷渓から穴吹」へ

*1日目ルート 詳しくはルートラボ「祖谷渓ツーリング1日目」

*2日目ルート 詳しくはルートラボ「祖谷渓ツーリング2日目」

TREK970 MTBをドロップハンドルに改造2017/01/28


TREK970ドロップハンドルに改造
   写真:TREK970 ドロップハンドルに改造

MTB、1996年モデルのTREK970SHXを、2016年12月、ドロップハンドルに改造した。

SHXはサスペンションフォークのモデルで、単なるTREK970だとリジッドフォークだったので、購入当時、リジッドにしておけば良かったと今なら思えるのだが、効いているのか効いていないのかよくわからないような当時のエラストマー式のフロントフォーク(でも、当時はそれでいいと思っていた。いざという時に効いて、普段はサスの存在を感じさせないほうが、推進力ロスが無くていいと思っていた)を、数年前に、リジッドに交換していたのだが、再度、フォークも交換してドロップハンドルにした。

フォークを交換したのは、色の問題で、黄色にしていたのだが、クロームにしたく、塗り直すよりも新品のクロームを購入したほうが安いため。もちろん、クロモリ。

Vブレーキではなく、カンチブレーキ最終年度のモデルのため、変速関係での改造の苦労は無かった。8速なので、ロード用のデュアルコントロールレバーと互換性がある。但し、2016年現在では3×8速の手元変速レバーは普及品の「クラリス」しかなかったが、結果、特に不満はなく、十分な性能だと思う。
MTBドロップハンドルにクラリスのレバー
 写真:シマノ クラリスの3×8速用 デュアルコントロールレバー

米国トゥルーテンパー製のクロモリフレームには、細身のパーツが似合い、当時のシマノXTのクランクやディレイラーを交換する気持ちも必要性もなかったので、そのまま。カンチブレーキはXTRなので、今となってはお宝感も発生。
米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
 写真:米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
シマノXT
 写真:シマノXTのスリムな後変速機

 写真:シマノXTRのカンチブレーキ

この機会にVブレーキに改造しようと一瞬思ったりもしたが、ディスクブレーキ時代の今更、性能を重視するよりは、MTBカンチのフィーリングを楽しむ方がこの自転車を保有する意義があると考えた。それと、なにより、TREKオリジナルのシートクランプ一体式のブレーキケーブルアウター受けがシンプルで面白いので、残したいと思った。
TREKオリジナルカンチアウター受け
 写真:TREKオリジナル カンチブレーキアウター受け

ハンドルは、ドロップが浅くてリーチも短い、ディズナの製品にした。
メーカーのホームページから引用すると
 <ディズナのクロスシリーズは、ピュアなオンロードではなく、オフロードでのシクロクロスレースやシクロクロス遊び、少しラフなスタイルのオンロードをイメージしており、特にフラットロードからドロップに移行するライダーなどを重視しながら製品開発に取り組んで行きます。
 バンディーハンドル ¥5,985(本体¥ 5,700)
●ポリッシュBK・ポリッシュSL ※ポリッシュ加工はトップ部分のみ
●6061 T-6 ダブルバテッド
●トップ部分385mm/エンド部分470mm(C-C)
●298g●ドロップ:100mm・リーチ:60mm
●ドロップエンド付近約120mm区間ハンドル径:22.2mm
●クランプ径:31.8mm
超コンパクトのセミドロップスタイルのハンドル。ドロップハンドルでありながらプロムナード的にも使用でき、またアーバンスタイルやオフロードに於いても扱いやすい設計の新たなカテゴリーを印象付かせるハンドル。エンド付近の径をフラットハンドルと同じ22.2mmとしフラット系ブレーキレバーを装着可能。勿論通常のドロップ用ブレーキブラケット取付け部分は23.8mmに設定しており、多目的なドロップハンドルとしても魅力的。ハンドルを裏返してディズナのWレバー用マウントなどを使用しフラット用ブレーキレバーでアップスタイルなプロムナードにも変身する。60mmのリーチと100mmの超コンパクトなドロップとしての機能性能は勿論、他には無い存在である。>

とのことで、MTBにはいい感じである。
ディズナのMTB用ドロップバー
 写真:ディズナのMTB用ドロップハンドル

で、そもそも何のためのドロップハンドル改造かというと、最新スケルトン+ストロークの大きいサスペンション+27.5インチ+油圧ディスクのMTBを2015年に導入してからというもの、今更ながらであるが、旧式のMTBでシングルトラックに入る機会が無くなってしまったからだ。

かといってクロモリフルリジットのMTBも好きである。山仕様でなく、他に活用できる道があれば存在意義を見いだせるわけで、「輪行用、急勾配ツーリング、1泊まで」という極めて限定的な用途に思いが至った。イメージ的には四国の祖谷の集落を巡って、若干のシングルトラックの押し担ぎも含まれるようなツーリング。

最新のディスクMTBだと、大柄すぎて輪行する気持ちになれない。26インチ細身のカンチMTBだと気楽に輪行できる。

舗装路がメインの用途なので、タイヤもスリックにした。中途半端にオフロード性能を求めるよりは、走りのしなやかさを求めた。本当はグランボアのエートル(650×42B)の26HEバージョンがあればいいのだが、そうすると650Bデモンタランドナーと同じになってしまうので、ミシュランのスリックで良しとしよう。

旅にはランドナーが一番だが、時にはドロップMTBも。
もっとも、フラットハンドルのままのMTBでもワンデイから1泊のツーリングなら何の問題もないのだが、マニアの性として、単なる古いMTBだと思われる自転車に乗ってツーリングしたくないというこだわりが、こういう行為をせしめているのである。

まだ、本番で使っていないので、結果がどうなるかは、後日報告したい。

スノーシューかワカン(輪カンジキ)か?2017/01/16


ワカンとスノーシュー
写真:左はワカンの定番「エキスパート オブ ジャパン」。右はスノーシューの定番「MSRライトニングアッセント」。

雪山装備で、ワカンかスノーシューか、迷う人は多いかもしれない。

私の所属する山岳会でも新入会員の方などで、しばしば、そういう話を聞く。

私の中での結論は出ている。ストックで済む山行や場所なら、スノーシュー。ピッケルを使わないといけない山行ならワカンもあり。

ワカンは「手段」で、スノーシューは「目的」になり得る。
ワカンを使って楽しいと思ったことはないが、スノーシューだと、雪上行動の自由を得た感覚が得られ、そのために雪山に行こうという気持ちになる。

商業ツアーで、例えば北八ヶ岳のペンションに泊まって、スノーシューハイク+暖かい珈琲+スウィーツ、なんていう企画は成り立つだろうが、スノーシューの代わりにワカンというのはあり得ないというか、聞いたこともない。ワカンを装着すると、それは雪景色を楽しむスノーツアーではなく、鍛錬道場になってしまう。

これまでに、同じところにスノーシューとワカンを持ち込んで比較考察した私の体験からである。

ワカンはツボ足とニアリー。スノーシューはスキー(私はゲレンデスキーしかやっていないのでテレマークとか山スキーとの比較はできない)とツボ足との間か。

ワカンはスノーシューと比べると軽量なので、ワカンを検討する人の多くは、その重量差を問題にしているようである。確かに、ザックに付けて背負う時には、ワカンの軽量メリットを感じられるかもしれないが、足に装着して雪中を歩く時には、スノーシューの性能メリットはワカンとの重量差デメリットを相殺して余りある。

ワカンでラッセルするのはスノーシューの2倍(当社比)の体力が必要。スノーシューとワカンの混成で山行すると、そのことを実感できる。ワカンの人に、スノーシューの人の2倍位の体力があれば同じペースで進めるが。もちろん、雪質による違いはあり、新雪ほどスノーシュー有利で、雪が締まってくるとワカンとスノーシューとの差は縮まるが、残雪期でもスノーシューで不便に思ったことはない。

私が思うのに、冬山のストイックな長期間に渡る山行で、それこそ30kgオーバーの荷物を背負わざるを得ず、そういったシチュエーションで軽量化をシビアに考える、というのであれば、スノーシューとワカンの重量差は問題になるが、日帰りや数日の山行で、その重量差を問題にするような体力なら、そもそも積雪期に山に入らないほうがいいと思う。

また、ワカンに雪上での「浮遊感」を期待するのは無理がある。「ツボ足とどこが違うの?」「無いよりマシか」という程度に考えておいたほうがいい。

ピッケルを使う、例えば積雪期に穂高の稜線に行く、というのであれば、ワカン。スノーシュー歩行を楽しむ、なんていうことを目的にしているのではなく、アイゼンと併用できるワカンの独壇場。硬派なイメージの山岳会に所属したことのある人からは、「皆、ワカンでしたよ。スノーシューの話なんて聞きませんでした」という話であったが、雪山の対象と目的が違うということ。登攀メインでアイゼン&ピッケルにはワカン、ストックで歩けるスノーハイクには、スノーシュー。

急斜面でもストックの範囲内であれば、例えばMSRのライトニングアッセントのようなスノーシューなら全然問題無いと思う。

先日、MSRライトニングEVO(コストパフォーマンス重視の入門モデル)の最新モデルを装着した人と同行したが、EVOはスノーシュー本体がプラスチックのため、急斜面での蹴り込み性能が劣る印象を受けた。アルミの外枠で製造されているライトニングアッセントの性能がやはり上である。

急斜面の下りでは、後ろ向きの態勢で、スノーシューを斜面に蹴り込みながら下る。急な斜面では、登りも下りも、キックステップと同じ感覚で、スノーシューをしっかり蹴り込めば、面白いように行動できる。スノーシューのアイゼン部分を斜面にペタっと置こうとするような、通常のアイゼン歩行のやり方ではなく、アイゼンは無いものと思って、スノーシューが大きな靴の感覚で、キックステップをするのがコツだと思う。

滋賀県野坂山地2017年1月
写真:新雪でラッセル。(2017/1/14 滋賀県野坂山地)
※新雪がどんどん降り積もる状況ではスノーシューでも、腰まで沈む。