CASATI ゴールドライン ― 2021/11/29
写真:CASATI ゴールドライン
金色メッキで、ワイヤー内蔵。最近のカーボンロードレーサーは内蔵が流行っているようだが、はるか以前にCASATIはワイヤー内蔵をしていた。
私は、ワイヤー内蔵は整備に不便なので、フレームオーダーする際には、基本、外出しにしているが、これは例外。というか時系列的にはオーダーで自転車をつくることを覚える前に購入している。
1990年のことで、社会人になって5年目。その工作のスペシャリティ感に驚き、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、この自転車よりも高価な自転車は一生買うことはないだろうと確信しながら当時のバブル経済的勢いをかりて、京都の「ヤマネ」で分けていただいた。
いわゆる「床の間自転車」というか、もったいなくてあまり乗らなかったが、「乗るとスゴイんです」という感じで、グイグイ進む。DE ROSAもだが、イタ車のグイグイ感は、どこから生じるのだろうか?
52×41 13~21 のギアだったが、アイズバイシクルで後ろを23までにしてもらった。
41×21でも、佐々里峠を問題なく上り、ギア比が大きくても踏み心地が良く、佐々里峠から花背峠ではなく、山国の谷から周山街道へと遠回りして帰ったこともあった。
この自転車はエアロをモチーフとして作られたショーモデルとのこと。
かつてレースによく一緒に行っていた、デトロイト出身のカーデザイナー、当時は京都の専門学校でカーデザインを教えていた、Hue・R・Wilson氏が、この自転車を見るなり、ボトルゲージを指差して、「オー エアロデザイン」と叫んだので、私は、初めてこの自転車がエアロ指向なのだと気づいた。Wレバーがエアロの為なのかタウンチューブの上に並んでいるのは、使いにくいので、やめてほしかったが。
写真:エアロなボトルゲージ
なんといっても金色メッキなのと、あちこちにCASATIの象嵌がしてあるのが、工芸品的で魅力的なのだが、見かけだけではなく、リアルによく走る自転車である。なんというか、走りがシャキッとして踏むと心地よい。軽量ではないが、走行感はヒラヒラ軽い。
グランボアOYAKATAランドナーを納車した際に書いたが、私の所有(した)自転車の中で、「乗り味選手権」があるとしたら先頭集団なのは間違いない。
写真:ヘッドラグまわり
写真:ヘッドラグまわり
写真:シートピラーとラグまわり
写真:シフトワイヤー(前)内蔵
写真:シフトワイヤー内蔵(後)、カンパ スーパーレコード
写真:カンパ スーパーレコード 52×41
写真:トーストラップにも、CASATI
写真:ブレーキ:スーパーレコード
写真:ハブもスーパーレコード
リムはFIRで、全てイタリア製品で統一されている。
写真:FIRシリウス チューブラリム
写真:CASATI ゴールドライン全体像
写真:CASATI ゴールドライン
失礼しました。
コメント
_ もりやす ― 2022/06/07 23:13
_ 管理人 ― 2022/07/02 09:25
ご投稿に気付かず、大変失礼しました。芯トップで540mmです。
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先日ご一緒させていただいた時に
おっしゃっていたのがこの大変豪華なクルマなんですね。
走るのがもったいないくらい装飾がすばらしい。
ちなみにフレームサイズはどれくらいですか。