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自転車サイドバッグ 前か後ろか?2018/05/23


リアサイドバッグ
写真:リアサイドバッグ装着時。オルトリーブのクラシック。自転車はグランボア650Bデモンタブル。

ヒルバーグ アクト テントと一緒に
写真:テントはヒルバーグのアクト。

私の場合、自転車ツーリングでは、走行→風呂→ビール という流れが欠かせないので、いつも民宿や旅館を利用している。自転車は山と違って、基本的に下界を走るので、排気ガスやホコリにまみれる度合いが大きいこともある。

逆に、宿泊を伴う登山では、テント泊。山にはそもそも風呂が無くて、風呂無しで過ごすのは当然。大地と一体感があって時間的にも自由度が大きいテント泊が好きだ。そもそも、小屋が無い山域で泊まることが多いし。

山でのテント泊は数十泊はしているが、そんなわけで自転車でテント泊をしたのは、実はこれまでに、たった2回しかない。

そんな限られた経験だが、2回とも同じ自転車を使用している。但し、キャンプ装備のためのサイドバッグの搭載法は異なる。

最初はリアにサイドバッグを装着した。泥除けが昔のフランス製品で、荷台を兼ねる形状になっているのを活かしてオーダーしたリアキャリアなのだが、下り坂でシミー現象を感じ、途中でサイドバッグごと荷物を宅急便で自宅に送り返したという軟弱さだった。
左右の重量バランスが悪かったのかもしれないが、いくら丈夫なマッドガードとはいえ、荷重の多くをマッドガードが支えるというところに無理があったのかもしれない。

アメリカの雑誌「BICYCLE Quarterly」を眺めていると、最近、やたらとフロントサイドバッグで結構ラフな道(グラベルロード)を走っている写真が目立つ。

キャリアを使わずにバッグを装着する「バイクパッキング」も一部で注目されているようだが、まずはフロントサイドバッグを体験する必要があると感じ、グランボアの650Bデモンタブルランドナーにフロントサイドバッグが装着できるように改造をお願いした。

で、先日、その初ライドを敢行した。

その感想。フロントサイドバッグでの走行感の安定にびっくり。バッグの装着位置が低いため、重心が下がり、とても安定感がある。ズシンと安定して、踏むとスッと進む。
もっと走行感が重くなるかと思っていたが、そんなことはなかった。

峠道でのダンシングも問題ない。下りでもシミー現象は生じない。
前輪に荷重がかかる乗り味が、なかなか気持ち良い。

わかっている人には、何をいまさら、ということだと思うが、前荷重と後荷重とで、こんなにも走行感が違うのかと驚いた次第。

テント装備も軽量コンパクト化されているので、4 サイドまでしなくても、フロントバッグ+前サイド+サドルバッグ で十分長期ツーリングがこなせそうである。

取りいそぎ、ご報告まで。

前サイドバッグ
写真:フロントサイドバッグ装着時。オルトリーブのグラベル。
自転車はグランボア650Bデモンタブル。

ファイントラックのツェルト
写真:ファイントラックのツェルトを使用。十分快適であった。

眼福・・ラリーグランボア・・金色サンジェなど2018/03/11

年に一度の「ラリーグランボア」という行事があり、参加してきました。

京都のランドナー専門店「アイズバイシクル」の主催。お店をスタートして、コントロールポイントの峠でスタンプを押してもらってから、コーヒーと御菓子をご馳走になり、またお店に帰るというイベント。定められた時間の幅の中で、自分の好きなコース、好きなペースで各人バラバラに走ります。

峠では、コーヒーを飲みながら、皆さんくつろいでいらっしゃるのですが、参加者の自転車がすごいこと!当に「眼福」です。お店のブランド「グランボア」の凝った自転車はもちろんのこと、サンジェやルネ・エルスもごろごろ。TOEIやズノウのとても綺麗なマシーンなども。とてもお値打ちなイベントでした。

京都・北山の峠がコントロールポイントでした。
2018ラリーグランボア

集まっているどの自転車も、すごいのですが、今回の一番の眼福ものは、これ。
金色サンジェ
フランスの「アレックス・サンジェ」にオーダーしたオロ(金色)パーツを上品に使った自転車。
ブレーキアーチもリムも、インフレーターも金色。
もちろん、変速機も。チェーンもです。
ハブはマキシカ、後ろ変速機も金色です。
ハンドルも
ブレーキレバーも。
メッキ部分を全部金にするよりも、金を引き立たせて美しくするにはどうしたらよいか考慮されたとのことでした。

何がスゴイかというと、自転車だけでなく、所有されるご本人のウエァにも注目。
渋谷のテーラーで、この自転車に合わせてオーダーされた三つ揃いニッカボッカ仕様(上着は暑いからか暫し脱いでいらっしゃいます)。靴も、自転車用特別オーダー品。
往年の欧州紳士の自転車倶楽部みたい。
趣味人の至高の姿ともいえるでしょう!

とても輝いていた東叡社の夫婦ランドナーもありました。現在入手可能のパーツ中心に綺麗にまとめられています。写真では普通の青色に見えますが、実物の色つやが凄かった。

他にも、パターンレスのギヤ板を加工してオリジナルパターンでオーダーされたかと思われる、前ギヤには、びっくり。

グランボアの新作、「親方作製ラグ仕様フレーム」。ルネルス風のヌメっとしたボリューム感あるラグが魅力的。
ちなみに、グランボアのバッチの背景色が緑なのが「親方フレーム」。イリベ製は赤で、それ以外が青。
全体像は、下。

私は、グランボアのスポルティフで参加しました。
今は亡き、サンツアーシュパープロほぼフルセット。

シュパーブプロ(最終型)には世界でも類を見ない特徴があり、それはブレーキアーチへのバネ内蔵。スッキリしていてチャーミングです。そのブレーキをスポルティフ(泥除付)に使いたいというのが私のオーダー。しかし、シュパーブプロにはショートアーチしかないので、泥除けのためのクリアランスをとるために、ブレーキシューがアーチ穴の一番下になるようにフレームをつくってくれたのでした。(せっかくのブレーキがリフレクターのために全部写っていませんが)

サンツアーシュパーブほぼフルセットのスポルティフ
リクセンカウルのバックの取り付け部分がほつれてしまい、下向きになっているのが残念。今日のコースでしたらシュパーブの38×23の最大ローでも全然問題なく、気持ち良く走れました。最近、軽いギヤで走ることに慣れてしまっているけれど、かつてのロードレーサーギヤ比で走るのも、脚に刺激があって良いものだと思いました。(おしまい)

グランボア シュエット センタープルブレーキ2017/08/27



グランボア シュエット センタープルブレーキ

グランボア シュエット センタープルブレーキ。

装着して数年経つが、改めて、その効きの良さを痛感した。京都・六丁峠の下り。自転車はTOEI700Cランドナー。

このフレームには最初はマハックのライドを付けていたが、せっかくグランボアでセンタプルブレーキを開発されたので、しばらくしてから交換した。

何も、自分の自転車ブレーキの基準がマハック製品、例えばクリテリウム(=カンチ)にあって、それとの比較でシュエットが効くと言っているのではない。

マハックのクリテリウムの名誉の為に述べると、一部の人たちの間ではクリテリウムは効かないブレーキの代名詞みたいにいわれているが、専用台座できちんと造られたフレームなら十分実用に値する。私もTOEI650Aランドナーのデフォルトで付いていて、風評に惑わされて?というか自分の興味でシマノのデオーレカンチとか様々付け替えたが、結局マハッククリテリウムに戻して、それで良くて長い間使っていた経験がある。とはいっても今はマハッククリテリウムではなく、「ミスターコントロール グランボアスペシャル」にしていて、マハックよりは、良く効くし、結局替えてしまっているのだが。

で、グランボアのシュエットは、絶対的な制動力がある。スピードコントロール用のブレーキではなく、極めて現代的である。

私はMTBにも乗るので、現行のシマノXTRディスクブレーキも、使用している。
ディスクブレーキは、このところグラベルロードとかシクロクロス、ロードバイクでも席捲してきている。マーケティング的には正しいと思う。ディスクブレーキになれば、リムやハブやフロントフォーク他、今までのものでは良くないので、膨大な需要が発生することになる。

輪界の事情はさておき、MTBのディスクブレーキは、ぶっといタイヤとごついフレーム、サスペンションフォークに対応するには、それくらい必要だわなっ、ということだと思う。あの質量と物理的エネルギーを受けとめるには確かにリムブレーキでは不足といわれても抗弁できない。今となっては。

だが、繊細なロードフレームやランドナーなら、リムブレーキでも十分性能的には問題ないと思う。センタープルのシュエットでいうと、体感制動力はXTRディスクと変わりない。むしろXTRのほうが,ジワッと効かすコントラブルな感じで、シュエットは、気をつけないと前輪がロックするくらいになる。ディスクブレーキの場合、シマノやスラムでも普及価格帯のものはジワッと効く「タメ」が高グレード製品よりも劣る。シュエットはフーデットレバーの上から握って、長いダウンヒルに使うのに良い設計か。ドロップの下をもって、2本指以上で制動をかけると、効き過ぎる。オッと、効き過ぎ~という感じ。

ブレーキで私が一番好きなのは(フレームとの相性もあるので私が現在乗っている20台くらいの限られた中ではあるが)、現行製品のカンパコーラスサイドプル(すみません、現行のレコードやスーパーレコードは所有してないので3rdクラスのコーラスになります。レコードやスーレコも比較対象してのことではありません)。

ブレーキシューの材質とアーチの剛性と受けとめるフレーム、そしてタイヤとのマリアージュの結果だろうが、とにかく、「気持ちよい」。京都の自宅近くでは六丁峠の嵯峨から保津峡方面への下りが、けっこうな急坂でブレーキの性能を試すには好都合なのであるが、そこをカンパコーラスで走る度に、「おーっ、気持ちいい!!」とブレーキを掛けるためだけに走りに来たくなる。ジワッと、それが握力にリニアに反応しながら効く感じが、とてつもなく気持ちいいのである。ブレーキシューがリムに当たる感覚が、ほんと、気持ちいい。

自動車でもポルシェのブレーキはとても感触がいいうえに良く効くので、ポルシェらしい走りができると聞いたことがある(私はポルシェを運転したことはないが)。

ペダルを踏んで、スッと前に出る気持ち良さが、良い自転車の基本ではあるが、ブレーキの気持ち良さというも大切である。

グランボアシュエットは、どちらかというと「性能」に振っている印象をうけるが、それは、その存在理由として当然の選択であろう。マハックのレーサーやライドが決して「気持ちよい」ブレーキではなかったことは自信をもっていえるが、センタープルブレーキを交換しようとするユーザーのニーズは、「制動力の向上」がメーンであると推察されるので。

綿Tシャツで自転車に乗る!2017/08/24

この夏、綿Tシャツで自転車に乗ったら気持ちよく、癖になってしまった。

スポーツサイクルに乗るときは、それが当たり前だと思って必ず自転車ジャージを着用してきた。

競技とかそれを念頭においたトレーニングの場合、風の抵抗を少なくすることはとても大切なので、体にフィットした自転車用ジャージの着用は必然。

ツーリングの場合でも自転車ジャージ特有の後ろポケットが重宝。私の場合、真ん中のポケットにウインドブレーカーと財布を入れ、右にはコンパクトカメラ、左にはスマホを入れるのが定番。さっとカメラを出して、さっと仕舞える。

ところがである、ユニクロのスーピマコットンTシャツ(¥1,000)という、普通のTシャツよりもしなやかで軽いのを入手し眺めていたところ、「これで自転車に乗ると気持ちよさそう」と閃いたのだ。

京都の夏は暑い!蒸し蒸し!いつもの山間コースであっても、やはり暑い。

で、そのTシャツでランドナーに乗ってみた。流石にロードバイクにTシャツだと、あまりにもミスマッチ感があって自転車に失礼だし。

化学繊維と違って、汗をかいても暑さの中での気持ち悪さが抑えられる。
なにより素晴らしいのが、ダウンヒル! 風が袖から入って、背中をまわって裾から抜ける。自転車ジャージだと後ろポケットからパンツのあたりに汗がたまりがちであったが、Tシャツだと風が抜けて、全然そんなことがなく、さわやか。Tシャツが風のトンネルになる。綿でも、汗がどんどん乾いていく。ダウンヒルがこんなに気持ちいいものだったのかと思った。高校生の頃に自転車で遠乗りをして感じたような、懐かしいけど新鮮な感覚。

秋になると、濡れた綿シャツでは気化熱による体温の損失が大きく、良くないだろうが。

でも、こんなに暑い夏で、標高も低いエリアなら、綿Tシャツは断然ありだと思った次第。
皆さんも、試されてみてはいかがだろう。

カメラやその他携行品は、背負わずに、自転車に装着するバックに入れると良い。

キャラダイス バーレイ サドルバック最高!2017/08/18


キャラダイス バーレイ サドルバック
写真:キャラダイス バーレイ サドルバック。上に輪行袋を載せている。サドルはブルックスB17.

この度、紀州へのツーリングでキャラダイスのバーレイというサドルバックを実践投入した。日帰りでの試用はしていたが、輪行宿泊ツーリングでは実は初めて。

路面状態の悪いところも走ったが、まったく問題なく、装着もスムーズかつスピーディーで秀逸な製品であることを実感した。

輪行時や宿についてから、バックを外す手間は煩わしいものだが、ほんの一瞬で済む。通行止めになっているところを通過するのに、バックを外して自転車を担ぎあげたりすることがあったが、そんな時にも、実にスピーディーに済んだ。

脚にも全く当たらない。旧来の製品によっては脚にあたり、それを防ぐためにはサドルバックサポーターをシートピラーを抜いてから装着する必要があったり、ネジ止めで事前に装着しておいたりしないといけない製品もあったりしたのだが、キャラダイスバーレイのサドルバックサポーターの場合は、ブルックス等のサドルループのある製品を使えば、何も余分なものを装着する必要はない。

というわけで、本日、700Cランドナーにもサドルバックループのあるサドル=ブルックスチームプロ チタンに換装した。以前、入手していたもの。

従前のサドル(ブルックス チームプロ)は、とてもよく馴染んでいたのだが、サドルループ金具ではサドルバックの重量を支えきれないと考えられる。

ブルックスチームプロはサドルループを後付けして実測545g、チタンは実測420gだったので、125gの軽量化になった。ペットボトル半分の重量程度だが。

ブルックス サドル
写真:左が従前のブルックスチームプロ、右が今回換装のブルックスチームプロチタン

ブルックスチームプロチタン
写真、左は後付けサドルループ、右はレールと台座がチタンで最初からループが付いている。

TOEI 650AランドナーにキャットアイVOLT300アダプター2017/08/18



TOEI650Aランドナーにキャトアイアダプター

TOEI650Aランドナー、私が最初に購入した本格的な自転車で、四半世紀以上になる。

この自転車ばかりに乗っていたわけではないので、年の割には「若く」見える。

ライト関係は昨年に、久々に、購入当時に戻した。ソービッツのダイナモ後輪駆動前照灯。
それだけでは、例えば紀州の長いトンネルや照明の無い林道トンネルを通過するには信頼性というか機能面でリスクヘッジをする必要性を感じたりもする。

というわけで、現行製品、中でも信頼性の高いキャットアイ製品を装着したいと常々思っていた。フロントバックがあるので、ハンドルバーにライトを装着することはできない。

リクセンカウルアダプターのフロントバックをこの自転車では使っており、装着が簡便であるし、リクセンカウル互換のフロントバックを有効利用するためにも、通常のフロントキャリアは付けたくない。ランドナーながらフロントキャリアの無い軽快さを気に入っているのだ。

というわけでカンチ台座を利用して、オーダーメードでキャットアイ用のアダプターを製作してもらおうと思ってアイズバイシクルを訪ねた。

オリジナルで設計してもらってステンレスかアルミのパイプでイチから作ってメッキをしてもらうことを想定していたが、なんと、キャットアイの既製品アダプターを工夫して装着することで、若き店長が対応してくれた。費用も、想定の10分の1くらいで済んだ。

ありがたいことである。ライトの重さで台座が緩まないかなど、実走して確認する課題は残っているが、うまい具合に装着できて、とてもうれしい。

ガーミン(GPS)かスマホか?地図ロイドかジオグラフィカか?フィールドアクセスかスーパー地形か?2017/03/26

ガーミンのGPSは、何世代にも渡って20年近く使ってきた。もちろん、登山や自転車ツーリング用、ログをとるため。ログをとるためだけなら、もっと軽くて小さいものがいいかもしれないと思って、ログをとるためだけの「ロガー」と呼ばれる機器を使ってみたこともあるが、動いているのか動いてないのか状態が判別し難いのと、電池の持ちや信頼性がよく判らないので、結局使うことはなくなった。

電波状態が悪そうな沢や樹林帯で、ちゃんと動いているのか確認がとれないと、不安になるから。

ガーミン20j
写真:GPS専用機・ガーミン20j

スマホ SHL25とXPERIA XZ
写真:スマホ 左がシャープSHL25、右:SONY Xperia XZ

現在では、スマホのGPSアプリ(地図表示を兼ねるものが多い)が充実してきている。

スマホにgpsアプリ+地図表示アプリをインストールして使うのは、GPS 専用機と比べてどうなのか?

スマホの場合は、スマホハードの性能に影響されるので、単純に、専用機と比較することはできない。
それはそうとしても、先日、スマホをシャープのSHL25(アクオススマホ)から、SONYのXperia XZに買い換えたところ、いろんな発見があって、これを機に体験を記してみた。

それまで、GPS専用機というのは「信頼性」が高いと思っていた。シャープのSHL25だと、時々ログが切れて、帰宅してからみてがっかりしたりすることもあったので。

送電線の近くとか何らかの妨害電波等をひろってGPS信号が切れたりするのかも、と好意的に解釈していたが、スマホを買い換えてXperiaにして判ったのは、単なるハードの性能差だったということ。

GPS専用機のガーミンも、今の機種になる前は、谷筋や樹林帯での捕捉に失敗することはしばしばで、専用機だからといってすごい性能を有しているわけでは全然なかった。今使っている20Jというのは、マシだが、地図表示等との組み合わせの総合性能で考えると、スマホのXperiaの圧勝だと思う。落下させた時の壊れにくさとかでは専用機が優るのかもしれないが。

    ※GPS専用機とスマホ利用との比較については、”ジオグラフィカ”の開発者の方のコメントが詳しいので
https://www.facebook.com/geographica.iphone/posts/1334742306618458:0をご参照。

そもそも、なんでスマホを買い換えようかと思ったかというと、SHL25のログがあまりにもよく切れるので、wifiモデルのSONY XperiaZ3という少し前のタブレットをバックアップ的に同時携行することにしたところ、Z3は、ログをロスすることがほとんどなくて、もしかしたらXperiaのGPS性能というのはとても高いのではないかと思ったからである。

フロントバックやデイパックを背負う時ならタブレットを携行できるが、ロードや登山の時には、タブレットを携行したくはない。

それで買い換えたのだが、SHL25を下取りに出しても3000円にしかならず、SHL25がGPS専用機として使えるのなら、電池の持ちを考えてもそれがいいと思い、何度かXperiaと同時使用してgps性能を確かめてみた。そうしたところ、Xperiaとの性能差は予想以上に、ものすごく大きかった。SIMが無効になってからは、SHL25は、まともにGPS性能も出なくなった。

「GPS TEST」というGPSの状態がわかるアプリをインストールして比較すると、その精度や信号を捕捉する時間が明かになる。もちろん、Xperiaの圧勝。

SONYは以前はカーナビも作っていたので、GPSの技術的蓄積があるのかもしれない。

ハードとしてはiPhoneに変更することも考えたが、寒冷状態での電池の持ちがiPhoneは劣るという指摘と、最新型では、物理的なボタンの操作でなくて液晶画面上の操作になったとのことで、冬山等で手袋で使用するには難があると思って、止めた。iPadは愛用しているのでアップル製品のセンスの良さはリスペクトしているのだが。

で、アンドロイドのXperiaを使う場合、アプリはどうするか?
以前から、私は「地図ロイド」+「山旅ロガー」を愛用してきた。「ジオグラフィカ」というアプリも登場して、作者は本格的な岳人のようであるし、地図ロイドよりも本格的かもしれない、と思って、インストールしてみたが、山に特化しすぎていて、地図ロイドの方が基本性能的に使いやすいと思い、そのまま使い続けることにした。止まった箇所がログ上で×印で表示される機能も重宝しているし。

山にGPSアプリを持ち込んで、いちいち音声で指示してもらおうとか、必要以上に頼る気持ちは全くない。当然だが紙の地形図は携行するので、スマホGPSアプリには余計なお世話になりたくない。「ジオグラフィカ」アプリはちょっと過保護な感じがして、私には合ってないと思ったのだ。※音声ガイド等、簡単に「OFF」にできますので、小生のファーストインプレッションに過ぎず、失礼しました。

iPhone&iPad用のGPS&地形図表示アプリとして、「スーパー地形」というのが数年前に登場した。これは、PCのウインドウズ用の定番地形図ソフト「カシミール」の作者が開発したもので、今後の発展に期待がもてる。パノラマ展望図の作成や見通しの判定ができるなど、カシミールばりの多機能アプリである。

「カシミール」のMac版が登場すれば、ウインドウズ環境から一挙にMac環境に移行したいと思ったりもするのだが、それはともかく、今のところデスクトップのコンピューターで地図表示の多機能ソフトは「カシミール」の一強なので、「カシミール」と「スーパー地形」の親和性の高さがスマホ用アプリでも「スーパー地形」の強みになるかもしれない。

iPadでは現在、「スーパー地形」と定番の「フィールドアクセス2」を、両方入れて比較している。これまでの慣れとシンプルさ、画面のセンスの良さでは「フィールドアクセス2」だが、前述のように「カシミール」との親和性の強みから「スーパー地形」が将来的にはデファクトスタンダートになるのではないかという気もする。将来性を考えると、今から「スーパー地形」に慣れておいたほうがいいかもしれない。

iPadは野外に持ち出すのではなく、自宅で地形図を見たり、既に取得した過去ログを確認するのに使っている。スマホやアンドロイドのタブレットよりも地形図の表示範囲が広くてiPadはとても使いやすい。GPS機能を使ってログ取得をするのではなく、地形図表示専用。

しかし、ipadのセルラーモデル(GPSが搭載されている)はなかなか性能が良いとのことであるし、シビアでない行動用に注文し、現在納品待ち。アップルストアで販売しているSIMフリーモデル。地形図データをキャッシュに目一杯ため込んで、持ち歩く地図帳として使いたい。最新のiPadで、スーパー地形とフィールドアクセスの比較をして、結果は、またそのうち報告したい。

(追記)2017/4/8
続きの その2 をアップしました。

TOEI ロードレーサー再び!2017/03/05


TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIロードレーサー 丹下プレステージ ラグレス

 ランドナー→スポルティフ、ときて、自転車趣味を始めてから3番目にロードレーサーをオーダーした。1989年のことである。アイズバイシクルの土屋さんプロデュースでTOEIへ。
 その後、ロードレースに結構な頻度で参戦するようになって、「趣味のロードレーサー」ではなくリアルレーシングマシーンを!ということで、TOEIは手放してHONJOにした。本城さんは、今はアマチュアからのオーダーは受けず、ピスト=プロ専門のブランド「PRESTO」になっている。

 昨年、その最初のロードレーサTOEIと再会し、そこは私設自転車博物館のようなところであったが、頼んで、買い戻した。当時の塗装のままでもよかったが、気分を一新して、塗り替えた。

 今日は、その初乗り。冬はスノーシュー山行やMTBなので・・。
TOEIロードレーサー
写真:初乗りは、いつものコース

 前オーナーも自転車はものすごく沢山持っていらっしゃるので、乗ったのは数回とのことで、ヘタってもない。

 丹下プレステージのラグレス。オーダー時、薄いチューブでラグレスだと造りにくいので東叡社が受けてくれるのか心配したが、綺麗に仕上がってきた。

 フレームチューブの材質だけで、自転車の乗り味をどうこういうことはできない--スケルトンやパーツ、特にタイヤやホイールとのマッチング--が、軽量だが走りは普通というのが、今日の感想。フロントフォークが寝ているからか、乗り味はランドナーに近い。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:納車時、アイズバイシクルで計測したもらったところ、8.85kg。TA3アームなど軽量でない旧パーツを使っていることを考えると、上出来。

 デ・ローザ ネオプリマートやCASATIゴールドラインといったイタ車の、跨がった瞬間から「おお!これぞロードレーサー」で、踏むとスッと前に出る感覚とは違う。
 地味に真面目に仕事をこなしているジャパニーズロードレーサーという感じ。

 両手放しでの直進安定性が良く、フレームの芯は出ている感じ。モノはいいのだが、見た目のとおり、大人しい乗り味である。

 MAVIC GL330という軽量チューブラリムと、グランボアのモンテアミアータチューブラタイヤには期待したが、特にしなやかという感じは受けず、乗り心地は案外固い。空気圧は7。服を着て装備込みの体重は65kg弱。

 最近はクリンチャーの性能も向上しているので、四半世紀前のように、チューブラとクリンチャーの性能差は感じられない。クリンチャーでもグランボア エートル(650×42B)のような空気量が多いタイヤのほうが、断然しなやかで走行感は軽く感じる。スピードは別にして。

 ブレーキはカンパのコーラス。黒しか入手できなかったので、ブレーキレバーを何にするか迷った(Wレバー仕様のため)が、ケーンクリークのレバーにして、とても気に入っている。ケーンクリークは、まあ、カンパのパクリ製品のようなものかもしれないが、純正でエルゴ以外のブレーキレバーが廃盤となっている現在、貴重だ。
ケーンクリーク ブレーキレバー
写真:ケーンクリーク ブレーキレバー

 フレームに帰因するのかもしれないが、TOEI+コーラスのブレーキは、TREKドマーネ+アテナ よりも、体感レベルが一桁違うほど、よく効く。コーラスとアテナでそんなに性能差があるとは考え難かったが。
カンパ コーラス ブレーキと
写真:カンパ コーラス ブレーキと

 真面目にきっちり走るロードレーサーだが、なんというか華がないというのが、総合的な印象。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIバッチ

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:ヘッドまわり

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:シートステイ部分

追記(2017/6):ホイールを替えたところ、走りがしっかりしました。

・納車時:カンパレコードハブ+MAVIC GL330リム+モンテアミアータ、実測1075g(前輪)
を下記に変更(以前700cランドナーで使っていたもの)
・ペリシェハブ+MAVIC MA2+グランボア23Cプロトタイプ、実測1270g前輪)

自転車のホイールは軽ければいいというものではないことがあるのは確か。フレームとのマッチングとかいろんな要素があって、何が起因しているのかを判断するのは難しいけれど、今回の場合、重たいクリンチャーホイールにして正解。

ちなみにロードバイクで使ってきたMAVICキシリウム10+ベロフレックスコルサ25は実測1035g前輪でした。

MTB里山ライド/山サイにビンディングペダルは必要か?2017/02/18

MTB里山ライド/山岳サイクリングにビンディング(バインディング)ペダルは必要か?
という問いかけに対して、私の答えは「特に必要ない。フラットペダルの方が用途に合っている」。

ビンディングペダルのほうがペダリングの効率が良くて速く楽に走れる、というのが一般的な常識だろう。

しかし、ビンディングペダルについて、過度な期待は持たないほうがいい。速い人は、ビンディングでもフラットペダルでも速いし、遅い人はビンディングでもフラットペダルでも遅いというのが冷酷な事実。ビンディングペダルに魔法のような力は無い。ペダリングが上手な人なら、フラットペダルでも綺麗に回せる。

ビンディングが有利なのは、例えば大滝の100kmレースのような、林道をガンガン走る、といったケース。高ケイデンスでペダルを回し続けられる場合には、確かに、ビンディングがあると有利。里山MTBライドの場合、私はそこまで回さないので、特に必要を感じない。

ビンディングがあると楽なのは、なにも「引き足」でペダルを回す力がWになって増えるというのではなく、踏み込まない方の片方の脚を持ち上げやすいということだと思う。

人間の脚というのは身体の部位の中でも重たいもので、踏み込む反対の側の脚がなにもせず、ペダルにドカーンと座っているような状態だったとすると、踏み込む側の脚は、自転車を推進させる力+反対の脚を持ち上げるための両方に力を費やすことになる。

踏み込まない方のペダルに重たい分銅とかブロックを置いたとしたら、ペダリングがとても重くなるであろうことは容易に想像がつく。何もしない反対の脚は、重りのようなもの。

もちろん、無意識的に反対の脚も、踏み込む脚に協力しようとする能力が人間には備わっており、その能力の向上こそペダリングスキルの向上だと思う。フラットペダルであっても、踏み込む反対の脚を持ち上げるというか、もも上げ走りのような感覚でペダリングをすると、あら不思議、上げようとしているのにペダルは足裏に吸い付いた感覚になり、決して、ペダルから脚が上空に向かって離れるということにはならない。

ビンディングがあると、そういう動きがやりやすいということ。

それよりも、MTB里山ライドにおけるフラットペダル有利の最大の理由は、「靴」にある。

ビンディングだと、ペダルが外れなかったら、いざという時に危ないのではないか、フラットペダルだとすぐに足が着くので、山道では有利、といわれたりするが、私の場合はそういうことはあまり感じずに今日まできている。以前は、ずっとビンディングペダルで山道を走っていたが、ペダルが外れにくくて困ったという記憶は、無い。

私が一番重視するのは、押しや担ぎの時の靴のグリップ。ビンディングペダルだと、靴にクリートが必要。足の肉球のところ、一番グリップが必要なところの延長線上の靴裏に、硬い金属のクリートが存在する。

金属クリートが靴裏にあると、濡れた岩盤や丸太の通過や、微妙なトラバース、ザレた斜面の通過など、シビアな箇所での靴グリップの性能が著しく低下する。押し歩きの際、クリートがあると、靴のクッション性が犠牲になり、歩行フィーリングが良くない。膝にも悪そうだ。

歩きや押しや担ぎ時の靴底フィーリングとシビアな場所の通過を重視すると、靴底にクリートは不要、従ってビンディングペダルは使わない。フラットペダルのほうが、すぐに足が地面に着くというメリットも享受しているが。

フラペ
写真:ビンディングじゃないフラットペダル

TREK970 MTBをドロップハンドルに改造2017/01/28


TREK970ドロップハンドルに改造
   写真:TREK970 ドロップハンドルに改造

MTB、1996年モデルのTREK970SHXを、2016年12月、ドロップハンドルに改造した。

SHXはサスペンションフォーク付きのモデル名。リジットフォークのTREK970というのもあったので、購入当時、リジッドにしておけば良かったと今なら思える。でも当時は、効いているのか効いていないのかよくわからないエラストマー式のフロントサスペンションというのも、いざという時に効くのなら、普段はサスの存在を感じさせずに推進力ロスが無くて良いかもしれないと思っていた。

15年以上、妻の実家に保管させてもらっていたのだが、数年前に引き取った際、フロントサス内のエラストマーがドロドロに溶けていて、リジッドに交換したのだが、再度、フォークも交換してドロップハンドルにした。

フォークを交換したのは、色の問題で、黄色にしていたのだが、クロームにしたく、塗り直すよりも新品のクロームを購入したほうが安いため。もちろん、クロモリ。

Vブレーキではなく、カンチブレーキ最終年度のモデルのため、変速関係での改造の苦労は無かった。8速なので、ロード用のデュアルコントロールレバーと互換性がある。但し、2016年現在では3×8速の手元変速レバーは普及品の「クラリス」しかなかったが、結果、特に不満はなく、十分な性能だと思う。
MTBドロップハンドルにクラリスのレバー
 写真:シマノ クラリスの3×8速用 デュアルコントロールレバー

米国トゥルーテンパー製のクロモリフレームには、細身のパーツが似合い、当時のシマノXTのクランクやディレイラーを交換する気持ちも必要性もなかったので、そのまま。カンチブレーキはXTRなので、今となってはお宝感も発生。
米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
 写真:米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
シマノXT
 写真:シマノXTのスリムな後変速機

 写真:シマノXTRのカンチブレーキ

この機会にVブレーキに改造しようと一瞬思ったりもしたが、ディスクブレーキ時代の今更、性能を重視するよりは、MTBカンチのフィーリングを楽しむ方がこの自転車を保有する意義があると考えた。それと、なにより、TREKオリジナルのシートクランプ一体式のブレーキケーブルアウター受けがシンプルで面白いので、残したいと思った。
TREKオリジナルカンチアウター受け
 写真:TREKオリジナル カンチブレーキアウター受け

ハンドルは、ドロップが浅くてリーチも短い、ディズナの製品にした。
メーカーのホームページから引用すると
 <ディズナのクロスシリーズは、ピュアなオンロードではなく、オフロードでのシクロクロスレースやシクロクロス遊び、少しラフなスタイルのオンロードをイメージしており、特にフラットロードからドロップに移行するライダーなどを重視しながら製品開発に取り組んで行きます。
 バンディーハンドル ¥5,985(本体¥ 5,700)
●ポリッシュBK・ポリッシュSL ※ポリッシュ加工はトップ部分のみ
●6061 T-6 ダブルバテッド
●トップ部分385mm/エンド部分470mm(C-C)
●298g●ドロップ:100mm・リーチ:60mm
●ドロップエンド付近約120mm区間ハンドル径:22.2mm
●クランプ径:31.8mm
超コンパクトのセミドロップスタイルのハンドル。ドロップハンドルでありながらプロムナード的にも使用でき、またアーバンスタイルやオフロードに於いても扱いやすい設計の新たなカテゴリーを印象付かせるハンドル。エンド付近の径をフラットハンドルと同じ22.2mmとしフラット系ブレーキレバーを装着可能。勿論通常のドロップ用ブレーキブラケット取付け部分は23.8mmに設定しており、多目的なドロップハンドルとしても魅力的。ハンドルを裏返してディズナのWレバー用マウントなどを使用しフラット用ブレーキレバーでアップスタイルなプロムナードにも変身する。60mmのリーチと100mmの超コンパクトなドロップとしての機能性能は勿論、他には無い存在である。>

とのことで、MTBにはいい感じである。
ディズナのMTB用ドロップバー
 写真:ディズナのMTB用ドロップハンドル

で、そもそも何のためのドロップハンドル改造かというと、最新スケルトン+ストロークの大きいサスペンション+27.5インチ+油圧ディスクのMTBを2015年に導入してからというもの、今更ながらであるが、旧式のMTBでシングルトラックに入る機会が無くなってしまったからだ。

かといってクロモリフルリジットのMTBも好きである。山仕様でなく、他に活用できる道があれば存在意義を見いだせるわけで、「輪行用、急勾配ツーリング、1泊まで」という極めて限定的な用途に思いが至った。イメージ的には四国の祖谷の集落を巡って、若干のシングルトラックの押し担ぎも含まれるようなツーリング。

最新のディスクMTBだと、大柄すぎて輪行する気持ちになれない。26インチ細身のカンチMTBだと気楽に輪行できる。

舗装路がメインの用途なので、タイヤもスリックにした。中途半端にオフロード性能を求めるよりは、走りのしなやかさを求めた。本当はグランボアのエートル(650×42B)の26HEバージョンがあればいいのだが、そうすると650Bデモンタランドナーと同じになってしまうので、ミシュランのスリックで良しとしよう。

旅にはランドナーが一番だが、時にはドロップMTBも。
もっとも、フラットハンドルのままのMTBでもワンデイから1泊のツーリングなら何の問題もないのだが、マニアの性として、単なる古いMTBだと思われる自転車に乗ってツーリングしたくないというこだわりが、こういう行為をせしめているのである。

まだ、本番で使っていないので、結果がどうなるかは、後日報告したい。