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自転車乗りの自動車選び1-フォードモンデオ、スバルレガシィ250S(旧HPより)2015/09/05

下記は「自転車とカメラの日々」というHPを以前アップしていまして、恥ずかしながら再録してみました。自分で書いておきながら、「あーそんなふうに考えていたんだ」と再認識。今の考えと大きく外れていませんが。フォードモンデオはその後、日本では不人気で輸入されなくなりました。VWゴルフとは勝負にもならなかったみたい。レガシィは10年乗って2012年の秋に買い換えました。その次の話は、また。

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(写真) 左がスバルレガシィ(BH)250S 右:フォード モンデオ2000GLX

長ったらしい表題になってしまったが、このたび、自動車を買い換えてしまった。
自転車はたくさん購入している私だが、自動車はそうでもない。自転車乗りの立場から私の自動車選びについて語る。

【ステーションワゴンが好き】
自転車用のクルマとして、ステーションワゴンに乗り続けている。
理由としては、「乗用車の運転感覚と快適性で自転車と荷物がいっぱい積める」ということにつきる。
遠くのレース会場まで高速道路をひた走る、といった使い方にはステーションワゴンが一番だと思う。2人2台(搭載自転車数)の時には後部座席を倒して荷室に自転車を入れて走れば雨風にも強い。4人4台ではルーフに2台か3台載せればよい。ワンボックスカーやミニバンのほうが収納能力には優れているのかもしれないが、脚立なしでルーフに簡単に手が届き、運転感覚もセダンにいちばん近いステーションワゴンが好きだ。

【これまでに所有したクルマ】


ファミリアワゴンXE

フォードモンデオワゴンGLX

スバルレガシィ250S

車体の形状

ステーションワゴン

ステーションワゴン

ステーションワゴン

ボディカラー

ベイブルー

ケイマンブルーMe

ウッドランドグリーン・マイカ

購入年月

1991年5月

199412月

200211月

駆動方式・変速

FF AT3

FF AT4段

4WD AT4段

車名・形式

マツダE-BW5W

フォードE-WFONNG

スバルTABH9

エンジン種類

水冷直列4気筒OHC

水冷直列4気筒DOHC

水平対向4気筒DOHC

排気量cc

1490

1988

2457

最高出力ps/rpmネット

70/5500

135/6000

170/6000

最大トルクkg-m/rpm

11.2/3500

18.0/4000

24.3/2800

全長mm

4220

4640

4680

全幅mm

1645

1765

1695

ホイールベースmm

2400

2700

2650

車両重量kg

950

1390

1470


マツダ ファミリアワゴン 1500XE

そもそも、私は独身時代も結婚してからもクルマの必要性を感じてなかった。
ドライブよりも自転車に乗っているほうが断然楽しかったから。通勤にも買い物にも必要ないし。
マンションを購入するとき、不動産会社の営業マンは駐車場を申し込むことを強く勧めてくれたが(当時は普通の分譲マンションでは今のように1戸1台の駐車場が用意されていることは少なく、購入時に抽選できめていた)、迷うことなく、きっぱりと断った。

ところが、自転車レースを始め、レース会場へチームの人のクルマに同乗させてもらうことが続き、自分でもクルマがあったらいいと思うようになった。そんなある日、たまたま通りかかったところで、マツダが春のフェアをやっていた。
私は中国地方出身でマツダには子どもの頃から親近感があったのと、大学のころ「赤いファミリア」がヒットした世代なので、マツダへのブランドイメージは高かった。そんなわけでフェア会場に入り、カペラワゴンに目がとまったが、諸経費をいれると結構な金額に感じ、クルマ代に金をかけるよりは、その分、自転車を購入したほうが幸せな生活が送れると考え、世間でもフェア会場でもまったくといっていいほど脚光をあびてなかったファミリアワゴンを選んだ。
しかし、駐車場がないので買えない。試しに会場にいたセールスマンに「駐車場を探してくれたらクルマを買う」といったところ、1ヶ月後くらいに、そのセールスマンから「駐車場を見つけました」と電話がかかってきたので、契約した。

いわゆるバン派生のステーションワゴンで、商用車のようなクルマなのだろうが、スタイルは好きだった。端正でVWゴルフに相通じるテイストがあるかも、などと勝手に思っていた。当時はゴルフのワゴンは日本では発売されてなく、ドイツでは「ゴルフ バリアント」として新たに発売された頃だった。

ルーフレールをつけて3人3台でレース会場に向かったりもしたが、いかんせん走りが悪かった。
高速道路で加速するにはギアを2速に落とさないと力がなかった。
当時、チームメイトのヒューさんという米国籍のカーデザイナー(当時は京都の専門学校でカーデザインを教えていた)と一緒にレースに行くことが多かったが、私がギアを2速に落として加速すると「オー、ターボチャジャー!」と冗談で言われるくらい、変速ショックとけたたましいエンジン音と振動があった。直進安定性も悪く、時速110kmも出すと、ハンドルが直進性を失い、怖かった。レースの帰り、中国道の宝塚付近で周囲のクルマの流れに乗って走るのに苦労するにつけ、運転技術のせいではなく、クルマの性能のせいではないかと思い始めた。最初のクルマだったので、最初はそんなもんかと思っていたが、だんだんと「このクルマは走らないのではないか」という疑念が湧き、買い換えることにした。後席リクライニングがあったり、けっこうそれなりに気に入ってはいたのだが。

フォード モンデオワゴンGLX
そんなある日、朝、新聞を開くと、「フォードが、日本の道を変える。ヨーロッパ車といえば、ドイツ車といえば、いま、世界はこの名前を口にする。ファミリークラスの、新・世界戦略車。モンデオ 」というコピーの全面広告が目に入った。19941015日付け朝日新聞。94ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー受賞のドイツ・フォードの世界戦略車「モンデオ」が日本でも発売されるという広告。全社デュアルエアバック、4W-ABS付きで輸入車としては安い価格設定。私が買った後でモンデオはフォルクスワーゲンのゴルフとの比較広告をしばしば掲載していた。ゴルフよりも車格は上なのに、ゴルフよりも安価、という訴求。

日本ではフォードブランドはマツダ車にフォードのバッチをつけて「日本フォード」として売っていた時期が続いていたので、モンデオもマツダの宇品工場かどこかでつくられているものと思われがちだった。ドイツフォードの欧州車なのだが。モンデオとはドイツ語で「世界」という意味で、フォードグループのワールドカー戦略から生まれたクルマなのだが、自動車評論家からは「無国籍、無印良品」クルマと評され、まったくマニア受けはしなかった。

しかし、乗ってみると、そんな誤解と偏見を一発で吹き飛ばす、まがうことない欧州車である。
<モンデオに欧州車らしさを感じるところ>
1)伸びやかなデザイン。特にサイドビュー。
2)ボディの色が珍しい
3)重たいハンドルと重たいペダル。そして、どしっとした直進安定性の高さ。
4)ウインカースイッチが左・・・慣れるとなんともない。最初のうちは右手でウインカーを操作してワイパーを動かして恥ずかしい思いをしたこともあったが、左手に慣れるとそのほうが自然に思えてくる。
5)ライトのスイッチがウインカーレバーと一緒でなく、独立してダッシュボード右側にある・・・ライトをつける度に右手をダッシュボードに伸ばさないといけないが、指をひねらなくていいので、操作性は良い。
6)スピードメーターの表示が240kmまである・・・実際に200kmも出ないだろうし、出そうとも思わないので240kmまで刻む必要はないのだが、針の角度が真上で120kmくらいなので、法定速度+αで走る分には、なんかすごく余裕をもって走っているような気持ちになる。
7)伸び伸びとしたダッシュボードまわりのデザイン・・・フォードのマークの楕円形をモチーフとした伸びやかな内装でセンスが良い(と思う)
8)キーの形が変わっている

モンデオのキー

写真:フォードモンデオのキー
9)ガラスが「サン ゴバン」

「サン ゴバン」はフランスのガラスメーカーで、欧州車のほとんどがサン ゴバンを装着しているので。
10)ガソリン注入口が盗難予防のため、曲がりくねっていて、角度によっては自動でガソリンが満タンまで入らず、ガソリンスタンド泣かせなこと。
11)後ろの窓ガラスを開けるのが手動式(パワーウインドウではない)・・・キーがなくても手動で窓が開くので、レース会場とかで同乗者がドライバーを待つ時に便利(いつでも窓の開閉が可能)  など

写真:モンデオのダッシュボード

写真:モンデオ リア ビュー 排気ガスを出す穴(マフラー)が見えないので上品

写真:サイドビュー この角度からみたモンデオのデザインが大好きだった。
           広大な荷室のデザイン処理が上手だと思う。

こんなに気に入っていたモンデオで、絶対15年間は乗ろうと思っていたが、ミッションの故障をきっかけに買い換えてしまった。
オートマの故障で修理が50万かかるといわれ、50万出して修理することにしたのだが、修理が不十分で完全に治らず、クレーム処理をしている間に出来心でスバルレガシィに試乗したところ、「一目惚れ」で買い換えてしまった次第。


スバル レガシィ250S】

実は、スバルレガシィについては、その存在を忘れていた。

ファミリアからモンデオに買い換える時に、スバルのディーラーにも行ったが、営業マンの態度がとても高飛車だった。
ファミリアのワゴンに乗っていると、クルマのディーラー、特にマツダ系列以外からは上客に扱われず、別にそれでもいいのだが、なんとなく嫌な感じをいっぱい受けた。
そのくせ、後日、スバルから電話がかかってきた時に「モンデオを買います」といったところ、急に十万円以上もの値引きの提案があって、その稚拙な営業姿勢に驚いたものだ。

その時は営業姿勢はともかく、四輪駆動は不必要(燃費が悪い。余計な機構が多く、故障し易いかも。四駆に頼って高速走行するより路面や気象条件の悪い時には減速して走ればよいし、そのほうがかえって安全)だと思っていた。それに外観も特別好きではなかったので、それ以来、私の頭の中にはレガシィの存在はなかったのだ。

ところが、モンデオが故障し、修理に1ヶ月半もかかったので、その間に代車を借りたり、修理するかどうか決断するために、買い換えも念頭において試乗を繰り返したのだが、最後に、ふと思い出して試乗したレガシィにはまってしまった。

試乗・代車したのは マツダカペラワゴン、マツダアテンザ、日産プリメーラワゴン、トヨタクラウン、BMW(一番安いモデル)。
比較検討したのは、試乗車の他に シトロエンC3ブレーク、シトロエン クサラ ワゴン、本田アコードワゴン、VWゴルフワゴン、VWパサートワゴン。モンデオを買った京都マツダはコンプレックスディーラといって国内外の多数のブランドを扱っているので、いろんな車を貸してくれた。

ほんとは次はシトロエンに乗りたいと思っていたのだが、今回の故障で、外国車は専用特殊工具とかパーツの取り寄せとかに時間がかかることを実感し、そのクルマに乗ることを目的とするのならいいけれど、自動車を手段として使うのなら、メジャーじゃない外国車に乗るのは、ちと苦しいと痛感し、シトロエンはあきらめた。京都ではディーラーも、近くにないし。

カペラはモンデオと比べると、高速安定性や直進性が明らかに劣った。アテンザはとても良く走り、気に入ったが、窓ガラスがスモークしかなく、オプションでも透明ガラスが選べないため、断念。自転車乗りの立場からすると、リアや後サイドガラスがスモークなのは、視界を妨げられ、危ない。冷房効率やプライバシーよりも安全を優先すべき。
数年前にクロカン車やステーションワゴンにまでカンガルーバーが流行し、死ななくてもいい人まで殺されたりしていたが、NHKの番組等でその危険性が明らかになり、新たに装着されることはなくなった。
スモークガラスも危険だ。本田は他のメーカーよりもスモークの濃度が高く、その企業姿勢に問題を感じるのでアコードはやめた。

プリメーラは荷室が狭く、ダッシュボードも個性的すぎて飽きがきそうなので、やめた。BMWはその値段を考えるとそれだけの魅力があるとは思えず、やめた。パサートワゴンはカタログで見るのに魅力的だったが、隣の家の人が乗っているというまったく個人的理由で断念。

で、忘れていたスバルのことを思い出し、ほんの軽い気持ちで試乗してみたところ、ものすごく良かったのである。
普通にゆっくり走って交差点を曲がるなにげない操作にも、扱いやすさと性能の高さが伝わった。BMWにも感じなかった走りの質感の高さを、レガシィでは感じた。ノンターボ2000CC車だったが。
外観デザインが私の好みではなく、内装も野暮ったく、来年フルモデルチェンジが予定されているのがネックだったが、新モデルだと濃色ガラス標準装備になってしまうかもしれないし、熟成されつくした2002年モデルというのも故障が少なく、将来の名車になるかもしれないと考え、購入を決定。
ターボ付モデルは燃費が悪いのと、急加速は必要ないので、2000ccの「ブライトン」というモデルか2500ccにするのか迷ったが、モンデオよりも良く走るクルマじゃないと買い換える意味がないので、2500ccに決定。

<実際に購入してどうだったか>
実は、購入して数週間後に東京転勤の内示があり、涙。
こんなことならクルマを買い換えるんじゃなかったと後悔。東京ではクルマは無くても済む。駐車場代だけで3万円くらいかかるし。

それはともかく、とにかくよく走るクルマでびっくり。
京都-東京間を5回走ったが、毎回とても楽に走り通してしまい、また走りたくなってしまうくらい。乗って楽しいクルマとはこのことだと開眼。動力性能が高いとはこんなことをいうのだと納得。

これなら信州や東北で開かれる自転車レースにも、気楽に参戦できそう。
交通渋滞さえなければ。
燃費も高速では10kmくらいは行く。排気量が大きいので、アクセルを開けずに走れ、燃費がいいのだ。
シートも良く、腰に負担がかからないのも、自転車との相性がいい。

というわけで、乗れば良さがわかり、気に入って乗っていると、外観もだんだんチャーミングに思えてくる。ルームミラーからの後方視界をよくするために、後ウインドウ下部を湾曲させたデザインを採用するなど、よく考えられている。他社のワゴンはスポーティーに見せるためにか後ウインドウがどんどん小さくなっているようだが。
動力性能だけでなく、視界とクルマの見切りが良いので、とても運転しやすいのだ。

200211月に大部分記述していたものを20034月に加筆訂正)


(追記)
レガシィといえば、1990年の自転車世界選手権が東洋で初めて、ロードが宇都宮、ピストが前橋で開かれた時のオフィシャルカーであったということに言及しないわけにはいかない。

私は、京都からはるばる宇都宮まで世界戦ロードレースを見に行ったのだ。アマチュアではイタリアのミルコ・グァルディとロベルト・カルーソがワンツーフィニッシュ。グアルディはゴールで十字を切って、両手を口づけをしてから高々と空に挙げ、めちゃくちゃ格好良かった。2位のカルーソは私と同じ誕生日。年は違うけど。二人ともプロになり、ジロやツールに出走していた。プロはダーネンスが優勝。グレック・レモンが2位だった(と思う)。なぜか、ゴールシーンはアマチュアの方の印象が強い。ゴール後、イタリアの大応援団がイタリア語で祝福の歌を合唱しているのが、これまた良かった。あまりに素敵だったので、私はその後、NHKラジオでイタリア語を勉強し始めた。最初の1ヶ月はかなり真面目に勉強したが、後が続かなかった。でも、イタリア語は聞いているだけで気持ちいい言葉だ。英語とは違う。

話しがそれたが、その90年世界戦でもっとカッコ良かったのが、レガシィのオフィシャルカー。白地に世界戦のロゴでもう、すごかった。でも、値段が当時で確か280万円くらいとか雑誌に出ていて、自分が買うクルマとしては現実味がなくて、まったく選択肢からは外れて10余年がたってしまっていたのだった。

その後、シマノ鈴鹿ロードでもオフィシャルカーで会場にレガシィが展示してあったが、残念ながら、その時はまったくカッコイイとは思わなかった。一応、カタログだけはもらって、その時のカタログが今回の購入に結びついたのだが。

スバルは自転車レースの協賛を比較的よくしている。このことが潜在意識的にスバルファンとなる要因のひとつとして作用したことは否定しようがないだろう。他のメーカーもがんばって自転車の応援をして欲しいものだ。

それにしても、レガシィはオフィシャルカーになると、断然カッコイイ。
下の写真は200310月、群馬サイクルスポーツセンターで開催された、スバル・ミヤタカップのマビックのもの。

新型レガシィである。なかなか良い。


ミヤタのチームカーも新型レガシィ

チームカーならルーフが開くの(なんて言いましたっけ、)にすべきでしょう。公道では道路交通法違反だろうけど、ルーフから頭を出して、選手に激を飛ばすのに。もっとも今は、無線インカムで、スマートにやるからいらないんでしょうか?
200310月追記)

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