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「TOEI」駅と恵那市中野方(なかのほう)の農家民宿(2019/11)2020/04/20


JR飯田線東栄駅
写真:JR飯田線東栄(TOEI)駅にて

JR飯田線に「東栄」という駅がある。奥三河の愛知県北設楽郡に東栄町という行政区画があり、そこにある駅なので、一般の人には「ああそうですか」という程度の話。

だが、ランドナーと呼ばれる旅行用自転車の愛好家のなかには、特別の反応をみせる人がいても不思議ではない。というのは、日本のランドナーの総本山的フレーム工房の名称が「東叡社」であり、フレームには「TOEI」と描かれ、東栄(TOEI)駅と音とローマ字が一緒だからである。

そんな「TOEI」駅に私も行ってみた。鳥取県の若桜鉄道の「隼駅」がスズキのオートバイ・ハヤブサの「聖地」になっていてライダーが集まるようなものか。

そのあと北上して、美濃国の恵那市中野方(なかのほう)の「農家民宿」を目指した。
農家民宿というのは農水省の施策で、農林漁業者が経営者。宿泊用に建てられたのではない農家の建物に泊まることができ、料理もその家で作った野菜など地産地消そのもの。田舎の旧家におよばれしているような体験が得られる。

9月にオリエンテーリング大会の応援のため、大会要項で紹介されていた中野方の農家民宿に泊まったところ、料理は美味しいし部屋も立派で清潔、ご主人や奥さんの話も聞けたりして、日本のルーラルなエリアの上質な部分を体感し、もう一度行きたいと思った次第。

豊かな暮らし、というのはこういうことをいうのかと感じた。国道やバイパスをクルマで走っているだけでは、そのすぐ側に、こんな暮らし方があるということに気づかずに通過してしまうだろう。

中野方というエリアについては、それまで全く知らなかったが、農家民宿にて佇んでいると、正面にみえる笠置山からそよそよと吹いてくる風と、盆地を照らす光と土の恵みが感じられ、桃源郷というものがあるなら、このような地の延長線上にあるのかもしれないと思った。

農家民宿 銀もくせい 襖絵
写真:恵那市中野方:農家民宿「銀もくせい」にて

○走行日:2019年11月2日~4日
○使用自転車:TOEI650Aランドナー
○宿泊地:長野県売木村 民宿「えりか」
               岐阜県恵那市中野方 農家民宿「銀もくせい」
○峠:新野峠(1047m)、平谷峠(1167m)、(大馬渡峠)、蛭川峠(720m)、遠ヶ根峠(802m)
○行程:11/2:京都6:38=(のぞみ100号)=7:13名古屋7:18=(ひかり504号)=7:46浜松、新浜松8:00=(遠州鉄道)=8:33西鹿島9:23~10:14落合~11:20熊(昼食)11:47~12:24大地野隧道~13:05東栄駅~14:43東栄町本郷~15:55御園トンネル~17:50新野峠~18:20売木村民宿「えりか」
11/3:泊地8:00~9:05平谷峠~平谷村役場9:55~11:00大平~11:30大門(昼食)12:20~13:33大馬渡峠~14:46明智駅~15:22岩村駅~16:05飯沼駅~16:22恵那駅近く~16:34東雲橋(木曽川・大井ダム)~16:52木曽川中野方分岐~17:25農家民宿「銀もくせい」
11/4:泊地8:10~8:30坂折棚田9:00~9:45農家民宿「ふうちゃん」10:10~10:41蛭川峠~10:53たがみ峠(ピストン)~11:05蛭川峠~12:04遠ヶ根峠~12:33黒川・苗木橋~13:54白川口駅14:38=15:09美濃太田15:30=16:03岐阜16:19=17:09米原17:17=18:12京都

中野方 坂折の棚田
写真:中野方 坂折の棚田
中野方
写真:中野方の風景


 走ったルート(クリックで拡大)

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