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京都府北桑田郡における草屋根の減少 1984年度卒業論文2023/11/14

 9月に会社の先輩ご夫婦と先輩と旅をしました。私が幹事役だったので、若狭湾の常神半島の民宿に泊まり、翌日は美山町の枕川楼で鮎を頂いてから、茅葺の集落景観で今や一大観光地となった美山町の北村へ。

北村は私の卒業論文のフィールド。地元の方にも随分とお世話になり、茅葺のムラとして脚光を浴びる前、1983年から1984年にかけて調査に伺いました。ちなみに北村が「かやぶきの里」として重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けたのは1993年の12月です(全国で36番目)。

大学3回生と4回生時、卒論制作が本当に面白くて、北大路堀川の下宿で、マービン・ゲイの「what's going on」のA面を(まだCDは普及しておらず、レコード)繰り返し聴きながら執筆していたことが思い出されます。

卒論完成後、お世話になった地元の方に卒論のコピーを送ったところ、過分のご評価をいただき、「美山町誌」に私の論文のことが記載されたりしました。

そんなこともあって、地元の方ーー中野文平先生というかやぶきの里の産みの親ともいえる集落再興のキーマンーーを通じて、北村に関心を持った方から、その後も卒論に目を通したい等の依頼がありました。

で、今回、久々に集落内に伺ったところ、たいへんお世話になった方と四半世紀以上ぶりに再会したのですが、開口一番「卒論を読みたい」とおっしゃっていただき、コピーを郵送しました。しかし、改めて見直すのに、手書きの時代であり、なんとも見苦しいので、今回パソコンで本文を打ち直した次第です。

読み直してみるのに稚拙な表現など多々ありますが、手は加えていません。
学術的な評価はともかく、資料的には何かの参考になるかもしれないと思い、恥ずかしながらアップする次第です。プライバシー意識の変化で、今ではこのようなフィールドワークは困難かもしれません。

卒業前の3月、東京学芸大学で開催された「第33回 全国地理学専攻学生卒業論文発表大会」での要旨発表記録も。

大学院に進みたい思いはあったのですが、望外の就職内定が得られ、会社では営業職のサラリーマンとして過ごしました。未発表論文、そのままの内容です。



2)「京都府北桑田郡における草屋根の減少」1984年度卒業論文

3)図表1、図表2、図表3

※興味関心のある方は、個別にご連絡ください

京都府南丹市美山町北
写真:美山町北 グランボア700cデモンタブル スポルティフ
         (2023年10月撮影)

コメント

_ 藤澤 定幸 ― 2023/12/10 22:55

時々ブログを読ませていただいてます72歳、仙台在住の藤澤と申します。2年ほど前から自転車を乗り始めたんですが、体力および気力がなく遠乗りはできません。数年前に瓦屋を廃業したのですが、茅葺屋根を見るのも好きで約20年程前に英国に行って茅葺を見てきたこと思い出しました。また、奈良に環濠集落を見に行った時、この地域独特の大和棟という瓦と茅葺のミックス屋根を見つけた事も思い出に残っています。突然のメールお許しください、これからも引き続きブログ読ませていただきます。

_ 管理人 ― 2023/12/13 23:41

お便り、ありがとうございます。英国まで茅葺を見に行かれたとは、リスペクト申し上げます。向こうでは、茅葺はすごくお金持ちの人が多く所有しているというような話を聞いたことがあります。瓦も、私は山陰の出身なので、石州瓦の赤瓦の風景が好きです。京都の瓦も良いですが。
大和棟、茅を覆ってしまっていますが、存在感がすごいですね。
http://cycledays.asablo.jp/blog/2023/04/09/9575888
よろしくお願い申し上げます。

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