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沢登りだと防水カメラでも、壊れやすい。ニコンAW130も。2017/05/19


ニコン クールピクスAW130
写真:レンズのところが曇っているのは、撮影時の反射ではなく、物理的に内部から曇っているため
ニコン クールピクスAW130
写真:液晶が白っぽいのは、撮影時の反射ではなく、水の侵入による内部からの曇り

 先日の沢登りで、カメラが、また壊れた。ニコンのAW130という、カタログスペックでは30m防水のカメラ。沢でドボンした水圧に耐えられなかったのだろうか。1mほどの高さからのドボンだが。。

 ニコンAW130の電池とSDカードの蓋の構造はしっかりしており、信頼していたので、まさか、という思い。もしかしたら、電池蓋をするときに、ネコの毛が挟まってしまっていたのかもしれない。私は、防水カメラには、その製品のアクセサリーとして存在していれば、必ずシリコンカバーも装着する。シリコンカバーは、埃やネコ毛等を付着しやすいので、カバーについたネコ毛等にもっと気をつけなければいけなかったのかもしれない。ゴムパッキンは、劣化していないし、製品のせいにする確証はない。

 これまで、沢登りで使用して、防水デジカメをかなりの台数、逝かせてしまった。カラビナでザックやハーネスのアクセサリーコードにつなげたりして、結構ラフに扱っているからかもしれないが。

◎富士フィルム FinePiX Z33WP・・・外装のプラスチックの電池ケース部分の角が割れて、使用不能に。

◎オリンパス μタフ-8010・・・遡行中に、電池蓋が開き、電池が落下。同時に浸水により使用不能。電池蓋はダブルロックになっており、簡単には開かないはずだが、歩行中に開いていた。山岳会の知り合いが使用していた同機種も、同じ現象により壊れた。ダブルロックでも、シリコンケースが電池蓋のところを覆ってなく、微妙にウエア等と擦れる際にロックが解除されてしまうのかもしれない。ロック解除になった場合、メインのロックは擦れると簡単に開く構造(ニコンだと押し込みながら回さないと動かないが、オリンパスのは簡単につまみが動く)だからかもしれない。まさか、タフを売り物にしていたオリンパスのその製品が、簡単にそんな具合になるとは思ってもなかった。

◎オリンパスは、それ以前にも、数台使ったが、全て、電池室の蓋が開いてダメになった。レンズカバーがある製品があって、レンズに水滴がつかず、重宝してたのだが。

◎パナソニック ルミックスDMC-FT2・・・ライカのエルマーレンズ使用をウリにした防水デジカメで、写りは気に入っていたが、ボディ外装のネジが、知らぬ間に1本とれていた。遡行中に故障したわけではなく、現在も使えるが、ネジが取れたカメラで防水性は担保されないだろうから使用中止。店に修理見積もりを出したら2万円近い金額を提示されたので、修理はやめた。自分で互換性のあるネジを探したい。カバーはアクセサリー的なもので、機能には、もしかしたら影響しないのかもしれないが。

 スマホの性能向上で、一般向けコンパクトデジカメの販売が激減していると報道されている昨今、防水デジカメの売れ行きも芳しくないようで、ソニーもパナソニックも防水デジカメから撤退し、ニコンのAW130も製造中止で在庫限りになっており、後継機種は発表されていない。

 そんな状況なので、ニコンAW130を再度購入することにした。同じデジカメを再度買うなんて初めてである。今度は、もっと注意を払って、丁寧に扱おうと思う。

 AW130は、防水デジカメとしては使えるが、防水を必要としないときには、使いたくない。製品の立ち位置が違うので、比較するのは酷かもしれないが、普段使っているリコーのGRシリーズと比べて、画像の歪が断然大きく、細かい描写も荒い。画質の差異は、明らか。沢登りだと、ディストーションはあまり問題にならないのでいいが、ズームの望遠側で、山頂から遠景を撮影する用途等には向いていない。(2017/5/19記)

GPSと地形図アプリ~地図ロイドかゲオグラフィカか?フィールドアクセスかスーパー地形か? その22017/04/08

 GPSでログをとったり、地形図(国土基本図)を表示するアプリがいろいろ出そろっている。今回、スマホを買い換えてGPS捕捉精度が格段に向上したこともあり、これまで以上にしっかりスマホアプリを活用しようと思い、比較考察してみた。
対象は下記の4つ。

   アプリ名称        機器     初公開   地図データ保管場所
1)「地図ロイド+山旅ロガー」:Android   :2009/12 :SDカード可
2)「ジオグラフィカ」   :iPhone/Android:2014年  :AndroidはSDカード可
3)「FieldAccess2」    :iPhone/iPad  :2011/1 :SDカード不可
4)「スーパー地形」    :iPhone/iPad  :2016年 :SDカード不可
※「地図ロイド+山旅ロガー」の初公開は「山旅ロガー」のもの。
※「ジオグラフィカ」の初公開はiPhone用。Androidは2015/5。
※「FieldAccess2」はiPhone用「FieldAccess」と「FieldAccessHD」を統合して2015年にリリースされたが、初公開は「FieldAccess」のものとした。

 別に、優劣をつける必要はない。それぞれが特徴をもって、使用意図に合致したアプリを各人が愛用すればよい。どのアプリも、パッケージ販売されていたころのPCソフトと違って、日々、アップデートされて改良されるので、現時点での機能の差異等は、固定的なものではない。

 耐久消費財購入の場合には、しっかり比較考察して1つを選ぶことになるのが普通だが、スマホアプリは高くても1000円程度なので、これはと思ったものがあればインストールして、複数のものを自分で実際に使用して、気に入ったものを選べばよい。

 とはいっても地形図表示ソフトの場合は、オフラインでも使えるようにするには地図データをスマホ内にため込む必要があるので、ストレージの容量を考えると、ある程度比較した上で、どれか1つのソフトをメインに使うことになる。
 どのソフトも、メインに表示する地図データは国土地理院が提供する国土基本図データなので、例えばグーグルマップとヤフー地図の違いのように、地図データそのものが異なるということは無い。
 
 国土地理院提供のデータを、表示したり保存したりするための操作性と機能、安定性について比較することになる。
 
 地図の使用目的や使用方法によって、自分に適したアプリが決まってくるのだと思う。

 私が地図アプリに求めることと使用目的は、

・登山と自転車ツーリングの計画とログを取得~登山は100名山のようなメジャーな山域だけではなく、市販の登山地図等でカバーされない山域も大いに好むので、昭文社の「山と高原地図」や「ヤマップ」のようなガイド色が濃いものは不要。余計な情報が多いと想像力を奪われ、山行が楽しくなくなる。沢やスノーシュー山行に使えるものとなると、必然的に国土地理院発行の地形図(国土基本図)を表示するアプリに絞られる。
・小説や文献に登場する地名を地形図レベルで確認する。水上勉の小説を、若狭の国や下北半島の地形図で確認しながら読むなど、最高!
・地形図そのものが好きなので、特に目的がなくても眺める。

など。

・GPSトラックログ記録中ははスマホ電池の持ちをよくするため、原則「機内モード」にしている。電波の届かないエリアにいることも多いので、オフラインで地図表示が必要。

・オフライン表示のためには地図データをスマホ内に保存する必要がある。
・従って、私にとっての地図アプリの評価基準は、地図データの保存のしやすさが重視される。

ということで、前述の4つのソフトを比較してみた。
私はスマホはAndroidで、iPhoneは今は所有せず、iPad(第5世代)9.7インチ をメインに使っている。
そのため「ゲオグラフィカ」についてはAndroid版でのテストになる。

■地図データキャッシュ(保存)の操作性
地図ロイドは、「地図管理」>「一括読込」というメニューがあり、自分で地図データの保存エリアを設定して、読込、きちんとデータがとれているかの結果も表示される。保存エリアを地図上に枠を表示することができる。保存エリアの枠情報は、外部クラウドサーバーにもバックアップできる。ダウンロードする地図の縮尺も、任意のものを選ぶことができる。私は「レベル15」のみをダウンロードしている。「子画面」といってメインの地図表示の上に、小縮尺の地図が表示できるのは、タブレットと比べて画面の小さいスマホではすごく便利。

ジオグラフィカは「一括キャッシュ」メニューから地図データダウンロードが可能。自分で任意のエリアを指定してダウンロードできるが、指定した縮尺レベル以下の全てがダウンロードされてしまう。複数のエリアをダウンロードした場合(国土地理院の取り決めにより、一度にダウンロードできる容量が決まっているとのことで、どのアプリを使うにしても、複数のエリアに分割してダウンロードすることになる)、地図上でそのエリアを同時表示できない(もしかしたら私がやり方を知らないだけかも)ので、管理がやりにくい。ジオグラフィカは登山に特化した開発方針のように見受けられるので、1回の山行で、人間が歩ける範囲の地図情報をダウンロードできればよい、ということなのかもしれない。地図を表示させるとキャッシュされるので、広範囲でも保存はできるのだが、「近畿と中国地方全域の地形図情報を計画的にダウンロードしておこう」などというニーズは想定外なのかもしれない。

FieldAccessは、「事前キャッシュ」メニューから地図データをダウンロードできるが、「ジオグラフィカ」同様、事前キャシュしたエリアを地図上で表示するやり方が、私にはわからない。それらしい表示コマンドはあるのだが何故か表示されない(iOS10のiPadなので、まだ対応されてないのであろうか?)。スクロールして地図を表示して「地理院地図一時キャッシュ」の容量を「上限なし」に変更してため込むことは他のアプリ同様できる。

スーパー地形は、「地図の一括ダウンロード」メニューをクリックすると、地図上にデフォルトで格子状に区画分割されており、ダウンロードしたいエリアのボタンを押して地図データを保存するようになっている。操作性がよく、明快である。区画は地図ロイドで自分で区画を設定するのに比べて細かいので、かなりの数の区画を順番にひとつづつクリックする必要があるが、気長にやれば、確実に、自分のための電子地図帳ができあがる。しかし、スーパー地形のウリは、国土地理院提供の国土基本図に「スーパー地形」という名称の地形数値データを加えて、地形を立体的に表現することを容易に成し遂げるところにある。従って、ダウンロードするデータは、国土地理院の平面地形データに立体表現用のレイヤーのようなものである「スーパー地形」データなども一括してダウンロードすることになるので、同じエリアの地図情報であってもダウンロードする容量が大きい。必要地図データだけを選択してダウンロードすることはできない。登山等で必要なエリアだけを立体図や見通しなど徹底的に分析するのには極めてすぐれているが、国土基本図の平面地図だけを素早く表示する用途には適していない。

以上のことから、私は、事前にキャッシュした地形図表示用として、
◎Androidスマホでは「地図ロイド」
◎iPadには「Field Access」を、メインに使い、登山等で特定のエリアを詳しく分析したい場合には、「スーパー地形」も使うことにした。

※(追記:2017/9)と、書きましたが、「Field Access」は、アプリのアップデートがほとんどない(それだけ完成度が高いということかも)のに対して、「スーパー地形」は、アップデートが盛んで機能も充実してきており勢いがあるのと、地名検索能力に雲泥の差がある(スーパー地形が優れている)ことから、ipadでメインに使うアプリを「スーパー地形」に変更しました。

◎トラックログ取得について
「地図ロイド」とセットで使うログ取得アプリ「山旅ロガー」が優れている。
異常値を外して記録をとる設計になっているのが便利。他のアプリだと、標高に異常値がでたまま記録されることがそこそこの頻度である。そのためか、「スーパー地形」には地図上の標高に一括変換する機能が付いている。フィールドアクセスには標高補正機能は無い。

◎地図キャッシュデータ保管場所について
アップル製品はマイクロSDカード等の外部記憶媒体をインストールする設計になってないので、内部ストレージだけ。今のiPadには128GBの容量があるので、まあ大丈夫だと思うが、Android機器なら外部メモリカードが使えるので、容量的には安心。

◎画面のデザイン
iPadで使うのに、「フィールドアクセス」のデザインが個人的には好き。機能満載の「スーパー地形」が日本製家電製品的とするなら、「フィールドアクセス」は北欧メーカー風のイメージ。

◎トラック再生時の速度表示について
登山の場合はあまり気にしないが、自転車の場合は、走行トラックを再生する際に、速度が表示されるのが便利。「スーパー地形」は可能だが「フィールドアクセス」には無い。

◎ログの保管場所について
複数の地図表示アプリを使うので、ログデータは全てクラウドの「Dropbox」に保存してそこで整理している。端末アプリではログの整理はしない。都度「Dropbox」から読み込む。
(2017/4/8記載:アプリの機能等は記載時現在)

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ガーミン(GPS)かスマホか?地図ロイドかジオグラフィカか?フィールドアクセスかスーパー地形か?2017/03/26

ガーミンのGPSは、何世代にも渡って20年近く使ってきた。もちろん、登山や自転車ツーリング用、ログをとるため。ログをとるためだけなら、もっと軽くて小さいものがいいかもしれないと思って、ログをとるためだけの「ロガー」と呼ばれる機器を使ってみたこともあるが、動いているのか動いてないのか状態が判別し難いのと、電池の持ちや信頼性がよく判らないので、結局使うことはなくなった。

電波状態が悪そうな沢や樹林帯で、ちゃんと動いているのか確認がとれないと、不安になるから。

ガーミン20j
写真:GPS専用機・ガーミン20j

スマホ SHL25とXPERIA XZ
写真:スマホ 左がシャープSHL25、右:SONY Xperia XZ

現在では、スマホのGPSアプリ(地図表示を兼ねるものが多い)が充実してきている。

スマホにgpsアプリ+地図表示アプリをインストールして使うのは、GPS 専用機と比べてどうなのか?

スマホの場合は、スマホハードの性能に影響されるので、単純に、専用機と比較することはできない。
それはそうとしても、先日、スマホをシャープのSHL25(アクオススマホ)から、SONYのXperia XZに買い換えたところ、いろんな発見があって、これを機に体験を記してみた。

それまで、GPS専用機というのは「信頼性」が高いと思っていた。シャープのSHL25だと、時々ログが切れて、帰宅してからみてがっかりしたりすることもあったので。

送電線の近くとか何らかの妨害電波等をひろってGPS信号が切れたりするのかも、と好意的に解釈していたが、スマホを買い換えてXperiaにして判ったのは、単なるハードの性能差だったということ。

GPS専用機のガーミンも、今の機種になる前は、谷筋や樹林帯での捕捉に失敗することはしばしばで、専用機だからといってすごい性能を有しているわけでは全然なかった。今使っている20Jというのは、マシだが、地図表示等との組み合わせの総合性能で考えると、スマホのXperiaの圧勝だと思う。落下させた時の壊れにくさとかでは専用機が優るのかもしれないが。

    ※GPS専用機とスマホ利用との比較については、”ジオグラフィカ”の開発者の方のコメントが詳しいので
https://www.facebook.com/geographica.iphone/posts/1334742306618458:0をご参照。

そもそも、なんでスマホを買い換えようかと思ったかというと、SHL25のログがあまりにもよく切れるので、wifiモデルのSONY XperiaZ3という少し前のタブレットをバックアップ的に同時携行することにしたところ、Z3は、ログをロスすることがほとんどなくて、もしかしたらXperiaのGPS性能というのはとても高いのではないかと思ったからである。

フロントバックやデイパックを背負う時ならタブレットを携行できるが、ロードや登山の時には、タブレットを携行したくはない。

それで買い換えたのだが、SHL25を下取りに出しても3000円にしかならず、SHL25がGPS専用機として使えるのなら、電池の持ちを考えてもそれがいいと思い、何度かXperiaと同時使用してgps性能を確かめてみた。そうしたところ、Xperiaとの性能差は予想以上に、ものすごく大きかった。SIMが無効になってからは、SHL25は、まともにGPS性能も出なくなった。

「GPS TEST」というGPSの状態がわかるアプリをインストールして比較すると、その精度や信号を捕捉する時間が明かになる。もちろん、Xperiaの圧勝。

SONYは以前はカーナビも作っていたので、GPSの技術的蓄積があるのかもしれない。

ハードとしてはiPhoneに変更することも考えたが、寒冷状態での電池の持ちがiPhoneは劣るという指摘と、最新型では、物理的なボタンの操作でなくて液晶画面上の操作になったとのことで、冬山等で手袋で使用するには難があると思って、止めた。iPadは愛用しているのでアップル製品のセンスの良さはリスペクトしているのだが。

で、アンドロイドのXperiaを使う場合、アプリはどうするか?
以前から、私は「地図ロイド」+「山旅ロガー」を愛用してきた。「ジオグラフィカ」というアプリも登場して、作者は本格的な岳人のようであるし、地図ロイドよりも本格的かもしれない、と思って、インストールしてみたが、山に特化しすぎていて、地図ロイドの方が基本性能的に使いやすいと思い、そのまま使い続けることにした。止まった箇所がログ上で×印で表示される機能も重宝しているし。

山にGPSアプリを持ち込んで、いちいち音声で指示してもらおうとか、必要以上に頼る気持ちは全くない。当然だが紙の地形図は携行するので、スマホGPSアプリには余計なお世話になりたくない。「ジオグラフィカ」アプリはちょっと過保護な感じがして、私には合ってないと思ったのだ。※音声ガイド等、簡単に「OFF」にできますので、小生のファーストインプレッションに過ぎず、失礼しました。

iPhone&iPad用のGPS&地形図表示アプリとして、「スーパー地形」というのが数年前に登場した。これは、PCのウインドウズ用の定番地形図ソフト「カシミール」の作者が開発したもので、今後の発展に期待がもてる。パノラマ展望図の作成や見通しの判定ができるなど、カシミールばりの多機能アプリである。

「カシミール」のMac版が登場すれば、ウインドウズ環境から一挙にMac環境に移行したいと思ったりもするのだが、それはともかく、今のところデスクトップのコンピューターで地図表示の多機能ソフトは「カシミール」の一強なので、「カシミール」と「スーパー地形」の親和性の高さがスマホ用アプリでも「スーパー地形」の強みになるかもしれない。

iPadでは現在、「スーパー地形」と定番の「フィールドアクセス2」を、両方入れて比較している。これまでの慣れとシンプルさ、画面のセンスの良さでは「フィールドアクセス2」だが、前述のように「カシミール」との親和性の強みから「スーパー地形」が将来的にはデファクトスタンダートになるのではないかという気もする。将来性を考えると、今から「スーパー地形」に慣れておいたほうがいいかもしれない。

iPadは野外に持ち出すのではなく、自宅で地形図を見たり、既に取得した過去ログを確認するのに使っている。スマホやアンドロイドのタブレットよりも地形図の表示範囲が広くてiPadはとても使いやすい。GPS機能を使ってログ取得をするのではなく、地形図表示専用。

しかし、ipadのセルラーモデル(GPSが搭載されている)はなかなか性能が良いとのことであるし、シビアでない行動用に注文し、現在納品待ち。アップルストアで販売しているSIMフリーモデル。地形図データをキャッシュに目一杯ため込んで、持ち歩く地図帳として使いたい。最新のiPadで、スーパー地形とフィールドアクセスの比較をして、結果は、またそのうち報告したい。

(追記)2017/4/8
続きの その2 をアップしました。

スノーシューかワカン(輪カンジキ)か?2017/01/16


ワカンとスノーシュー
写真:左はワカンの定番「エキスパート オブ ジャパン」。右はスノーシューの定番「MSRライトニングアッセント」。

雪山装備で、ワカンかスノーシューか、迷う人は多いかもしれない。

私の所属する山岳会でも新入会員の方などで、しばしば、そういう話を聞く。

私の中での結論は出ている。ストックで済む山行や場所なら、スノーシュー。ピッケルを使わないといけない山行ならワカンもあり。

ワカンは「手段」で、スノーシューは「目的」になり得る。
ワカンを使って楽しいと思ったことはないが、スノーシューだと、雪上行動の自由を得た感覚が得られ、そのために雪山に行こうという気持ちになる。

商業ツアーで、例えば北八ヶ岳のペンションに泊まって、スノーシューハイク+暖かい珈琲+スウィーツ、なんていう企画は成り立つだろうが、スノーシューの代わりにワカンというのはあり得ないというか、聞いたこともない。ワカンを装着すると、それは雪景色を楽しむスノーツアーではなく、鍛錬道場になってしまう。

これまでに、同じところにスノーシューとワカンを持ち込んで比較考察した私の体験からである。

ワカンはツボ足とニアリー。スノーシューはスキー(私はゲレンデスキーしかやっていないのでテレマークとか山スキーとの比較はできない)とツボ足との間か。

ワカンはスノーシューと比べると軽量なので、ワカンを検討する人の多くは、その重量差を問題にしているようである。確かに、ザックに付けて背負う時には、ワカンの軽量メリットを感じられるかもしれないが、足に装着して雪中を歩く時には、スノーシューの性能メリットはワカンとの重量差デメリットを相殺して余りある。

ワカンでラッセルするのはスノーシューの2倍(当社比)の体力が必要。スノーシューとワカンの混成で山行すると、そのことを実感できる。ワカンの人に、スノーシューの人の2倍位の体力があれば同じペースで進めるが。もちろん、雪質による違いはあり、新雪ほどスノーシュー有利で、雪が締まってくるとワカンとスノーシューとの差は縮まるが、残雪期でもスノーシューで不便に思ったことはない。

私が思うのに、冬山のストイックな長期間に渡る山行で、それこそ30kgオーバーの荷物を背負わざるを得ず、そういったシチュエーションで軽量化をシビアに考える、というのであれば、スノーシューとワカンの重量差は問題になるが、日帰りや数日の山行で、その重量差を問題にするような体力なら、そもそも積雪期に山に入らないほうがいいと思う。

また、ワカンに雪上での「浮遊感」を期待するのは無理がある。「ツボ足とどこが違うの?」「無いよりマシか」という程度に考えておいたほうがいい。

ピッケルを使う、例えば積雪期に穂高の稜線に行く、というのであれば、ワカン。スノーシュー歩行を楽しむ、なんていうことを目的にしているのではなく、アイゼンと併用できるワカンの独壇場。硬派なイメージの山岳会に所属したことのある人からは、「皆、ワカンでしたよ。スノーシューの話なんて聞きませんでした」という話であったが、雪山の対象と目的が違うということ。登攀メインでアイゼン&ピッケルにはワカン、ストックで歩けるスノーハイクには、スノーシュー。

急斜面でもストックの範囲内であれば、例えばMSRのライトニングアッセントのようなスノーシューなら全然問題無いと思う。

先日、MSRライトニングEVO(コストパフォーマンス重視の入門モデル)の最新モデルを装着した人と同行したが、EVOはスノーシュー本体がプラスチックのため、急斜面での蹴り込み性能が劣る印象を受けた。アルミの外枠で製造されているライトニングアッセントの性能がやはり上である。

急斜面の下りでは、後ろ向きの態勢で、スノーシューを斜面に蹴り込みながら下る。急な斜面では、登りも下りも、キックステップと同じ感覚で、スノーシューをしっかり蹴り込めば、面白いように行動できる。スノーシューのアイゼン部分を斜面にペタっと置こうとするような、通常のアイゼン歩行のやり方ではなく、アイゼンは無いものと思って、スノーシューが大きな靴の感覚で、キックステップをするのがコツだと思う。

滋賀県野坂山地2017年1月
写真:新雪でラッセル。(2017/1/14 滋賀県野坂山地)
※新雪がどんどん降り積もる状況ではスノーシューでも、腰まで沈む。

ミレーのザック 「シェルパ」-スキー用に買ったのが沢登りで活躍2016/09/23


ミレー シェルパ
 写真:ミレー「シェルパ」 made in FRANCE

1986年1月、就職して最初のボーナスをもらった後、当時、京都の木屋町御池の阪急ビルの1Fにあった「らくざん」という山とスキーの店で購入。枚方の香里園にあった独身寮から出かけて。

ホイチョイ・プロダクション原作の「私をスキーに連れてって」というバブル期スキー全盛時代を象徴する原田知世主演映画の公開が1987年。その直前、バブル経済前夜の、まだ地味な時代ではあったが、スキーブームというのは既に始まっていた頃のことである。

会社の健保組合の保養所が志賀高原にあり、職場や関連企業の女子社員も一緒になってスキーに繰り出しており、私も誘われたのがきっかけ。

当時、一般的に使われていたキャスター付きでゴロゴロ引っ張る普通のスキーバックを買おうと思っていたのだが、店員さんから「スキー場では転がせないので背負う方がいいし、登山用のなら1年中使える」「このザックは良いものだから、これを買ったらよい」と言われて、素直にそうした私であった。

それまで大きな登山用ザックというのは所有したことも背負ったこともなかったのだが、試しに背負ってみると、自分にジャストフィットしていると、すぐにわかった。

それから10年間、スキーをけっこう一生懸命やり、いつもはリフトが止まる夕方ギリギリまでガツガツ滑っていたのだが、その日に限って、なぜか早く切り上げたくなって、路線バスと長野電鉄を乗り継いで志賀高原寮から京都の自宅に帰ったことがあった。その翌朝が阪神大震災で、それを機会に、スキーは止めた。

それからずっと、屋根裏収納庫に眠っていたミレーのザックであったが、山を始めてから大活躍している。ミレー本来の使い方で、ザックも喜んでいるだろう。

登山用のザックも、いろいろ買ったが、最初のこのミレーのザックが一番フィットする。有名バックパッカーが絶賛しているザックメーカーの定番商品でも、私には今イチだと感じたものもある。

シンプルなザックで、単なるズタ袋のよう。ポケットも上蓋にあるだけ。背負いベルトもウエストベルトやフレームも単純。最近のザックのように凝った形状や造りは見当たらないが、肩紐や背面の弾力・しなり具合が良く、とても背負いやすい。

冬のテント泊縦走に使うには小さいが、シビアな山行、例えば沢登りや岩などには、ジャストフィット。これ以上大きい容量だと、バランスと厳しい立ち込みを求められるシビアな山行では、私の実力では背負えない。

「MADE IN FRANCE」時代の製品。その後、ミレーはアジア各国での生産に切り替えている。それだからどうこういうことはないが。

金具も独自のもので、メーカー毎に個性のある時代の最後の良品かもしれない。
購入後四半世紀経ってから、一番使用頻度が高いザックになるとは、不思議なものである。

ミレー シェルパ
写真:ミレー「シェルパ」の背面

ミレーシェルパのタグ
写真:タグ

ミレー シェルパの金具
 写真:肩ベルトの長さを調整するミレーオリジナル金具

写真:底には、沢登り用に水抜き穴を開けた。東急ハンズで道具を買って加工。
                    ※もっと大きい穴のほうがよかった

写真:アイゼン等固定用バンドのミレーオリジナル金具

テント張り綱は蛍光で!2016/05/16


ファイントラックのツェルトと蛍光張り綱
写真:ファイントラックのツェルトと、蛍光繊維の張り綱。夜、ストロボを当てるとスゴイんです。

ファイントラックのツェルト
写真:朝みるとこんな感じ。緑色のが蛍光塗料入りの張り綱。

この土日、所属山岳会の新緑祭でした。
泊まりの山行はいつもテントですが、毎年新緑祭の時は、普段使う機会のない「ツェルト」で寝ています。

地面が芝生でとても張りやすいのと、年に1度は使わないと、張り方を忘れてしまいそうになるからです。

ツェルトというのは、緊急時使用を想定したシェルターで、ペラペラ軽量なものです。
立木を利用してロープで張ったり、今回の写真のようにストックを使ったりして、簡易テントにもなります。

新製品でも何でもなく、以前から製品化されているものですが、今回、ツェルトの張り綱を蛍光繊維のものにしましたら、その威力にびっくりしました。写真ではストロボの光に反応して、実際見るよりもすごくなっていますが、ヘッドランプの明かりでも、十分に目立ちます。

テントメーカーも最初から張り綱は蛍光繊維入りのものにしてほしいものです。

MSR ライトニングアッセント スノーシュー比較2015/04/02

2008年製造のMSRライトニングアッセント という登山用定番のスノーシューを使ってきたが7シーズン目の今年、靴のあたるところが擦り切れた。

使い込んで愛着があるし、それくらいのことで捨てるのも忍びないので、買った登山店に持ち込んで修理を頼んだところ、なんと無料で直してくれるとのこと。日本総代理店の
(株)モチヅキさん、ありがとうございます。正規品を正規販売店で買っていて良かった。

修理代がかからなくなったのと、修理期間もはっきりわからないので、次のスノーシュー山行が迫っていたこともあり、22インチの新品を買い足した。これまで使ってきたのは25インチ。

今年のスノーシューシーズンも終了したところで、実際に使い比べてみて、25インチと22インチ、2008年製と2014年製の比較について考えてみた。

写真:左が2008年製25インチ、右が2014年製22インチ

1.重量比較
MSRのホームページにあるカタログデータでは2014-15年モデル男性用22インチはペアで1.76kg、25インチはペアで1.81kgとなっている。

私の個体を実測したところ、22インチは片方880g(ペアで1.76kg)、25インチも片方880g(ペアで1.76kg)だった。

22インチはカタログデータどおり、25インチが同じ重さなのは変だと思い、何度も測り直したが、やはり同じであった。2008年モデルの方が軽いのであろうか? ヒモを付けたり、修理で余分にラバー状のものや金具が打ち込まれているので、買った時より重くなっているはずだが、、。

2.大きさ比較
カタログデータでは、22インチは20×56cm、25インチは20×64cm。
25インチは22インチよりひとまわり大きいのではなく、後ろの部分が長くなっているだけで、他のサイズは22インチと同一である。裏返してみると、そのことがよくわかる。

3.取り回し比較
イメージ的には、22インチのほうが小回りが利いて、取り回しやすそうだが、大きさ比較でみたように、長さの違いは後ろだけなので、自動車の運転と一緒で、前が通過すれば後ろは自動的に付いてくる。前進する分には、実は、あまり変わらない。急な斜面で横向きにスノーシューを使ったりする際には、25インチが若干大ぶりに感じるかもしれない。

さすがに、比較考察のために、同一積雪斜面に持ち込んだりしていないので、厳密な比較はできていないが。パウダースノーでの25インチの優位性にどれくらい差があるかは、未体験。まあ、実際山に入れば、今ある道具で全力を尽くすしかないわけで、3インチの違いが問題になるとは思えない。

4.2008年製と2014年製の違い
1)靴を装着するバンドと金具が違う
(写真:2008年製) 2008年製は、バンドの根元の部分にも金具があり、固定穴の調整ができる。バンドの特定な箇所に負担がかからないように、都度調整することが可能。本体との固定部分は回転し、角度調整が可能。
(写真:2014年製) 2014年製になると、軽量化のためか、金具はなくなり、バンドの形状で固定されることになっている。スッキリしたが、靴側の固定穴はズボンのベルトのように、特定の穴だけを使うことにもなりかねない。本体との固定部分は回転せず、一定。好意的に考えると、ベルトの劣化に気づきやすく、山行前の早めのベルト交換を推奨する効果はある。

2)靴側ベルト固定金具の方向が2008年製と2014年製では逆

(写真:2008年製)

(写真:2014年製)
靴をのせてグッとベルトを締めて固定する金具のベルトを入れる方向が逆。
2008年製は足首のほうからベルトを通し、2014年製は爪先方向から通す。
慣れの問題かもしれないが、私は足首側からの方がやりやすい。

3)登坂用リフターの形状に違い
 これは2009年製か2010年製からだと記憶しているが、登坂用にかかとを上げる金具を持ち上げやすいように、形状が改良されている。
 2008年製には無いので、私は靴紐をつけて、持ち上げやすいようにしているが、実は
私は、急斜面でもこの機能は使わない。下りや平地ではバランスを崩して歩きにくく、重たいザックを背負って都度、金具を調整するのは、ものすごく疲れる。ペースを崩さず淡々と歩き続けるのが効率的。
 急な登りでノーマル状態でも、ふくらはぎ等特定の筋肉に負担がかかるという感じもなく、必要ない機能だと私は思っている。

4)アイゼンの違い
2014年モデルはアイゼンの前爪が2008年より大きい。

5)靴をのせる部分の違い
靴をのせる部分が、2008年製は1枚ものだが、2014年製は2ピースになっている。

6)結論
年次改良を積み重ねているように見受けられるが、もともと完成度の高い製品であり、「改良」に意味があるかどうかわからない。いちばん気になるところの重量も、軽くなっているわけではない。

従って、店舗で最新モデルをみると、最新モデルのほうがいいのではないかと思ったりするかもしれないが、重量や機能に進歩があるわけではなく、わざわざ買い換える必然性は無いと考えられる。修理しながら使うのが賢明。

パタゴニア、残念2015/02/12



山岳会に入れてもらう前後で、山への頻度を高めた頃、パタゴニア製品を買うことが多かった。自然保護への理解やブランドイメージとして、何となく格好よく感じた。

私は何か買った時に、購入日を製品のタグとかに書いている。写真のパタゴニア製品、ゴアテックスに対抗?するパタゴニアオリジナルH2NOのレインジャケットを購入したのは2009年の2月。ちょうど6年前。レインジャケットは、ゴアで最初に買ったコロンビア(このブランドは割と安い。今では沢登り専用。防水よりも防風と保温用。着干しできるのはゴアならでは)、しっかりしたのをというのでマムートのゴア雨具、このパタゴニア、定番のモンベル ストームクルーザー を買った。モンベルのストームクルーザーは28年前に買ったのもあって、さすがにテープが剥がれてきたが他の部分は大丈夫である。
 使用頻度としてはパタゴニア製品は他と比べて低い。保管方法も他の製品と同様。だけど、写真のとおり、防水のコーティングが剥がれてきていることに、先日気づいた。

もう雨具としては使えません。写真以外の場所でもボロボロ剥がれています。

クレームを付ける気持ちはないし(6年前の購入だから付けられないでしょうし)、別にいいのですが、「パタゴニア、残念」という気持ちです。

ちなみに、モンベル製品の持ちはすごい!。30年前に買ってスキーの行き帰りに使った保温用化繊中間着(ダウンの代用品)が、今でも十分使えます。同じく30年前に買ったテント、ムーンライト3は、ゴムこそ劣化して自分で交換しましたが、機能的には十分OKなので、前泊用テントとして活躍中です(山でもOKかもしれないけど、最近の製品と比べると重たいので山では使いません)。

自転車ではパールイズミ製品もすごい耐久性です。安い他メーカーのを買っても、すぐ駄目になるので、最初はちょっと高くても、トータルでは絶対お得です。質感もいいので満足度も高いし。

安くて長期的に良かった品は、私の体験では、ありませんでした。
でも、高ければいいわけでなく、「パタゴニア、残念」です。


自転車や登山ザックの重さの測り方2015/02/08

山岳会に入って教えてもらったのだが、ザックの重量を測定するには、体重計(デジタル)を使うのが簡単。自分の体重を測って、次にザックを背負って測り、差を求める。これだけのこと。
 
20kg以上あるザックを片手でバネばかりで測るのは難しいし、体重計にザック単体を上手に載せるのも、難しい。
なんていうことのない簡単なことだが、目からウロコ。

自転車の重量を測るのも、以前はバネばかりで自転車を吊り下げたりしていたけど、この方法なら簡単。

アナログ体重計ではなく、デジタルのが必要ですが。