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グランボアOYAKATA 650BランドナーER2018/09/29

4月1日にグランボアの”親方”フレームをお願いしていましたが、本日、組み上がって、納車となりました。

”親方”フレームというのは、”親方”こと土屋さんがフレームビルダーとして自らフレームをこしらえたものです。

脱サラをして裸一貫自転車屋さんを開業した土屋さんが、お店を世界でも屈指のランドナー専門企業に発展させ、正社員も複数擁するようになり、社員からは”親方”と称されるようになりました。

これまでも納得のいく自転車を組み上げるために、オリジナルパーツの開発製品化を続けてこられましたが、遂に、自らフレームビルダーとして火を入れることになったのが確か、昨年のこと。

さすがに、ビルダーとして始めてばかりの頃だと、まだまだ試行錯誤があるかもしれないと思って様子をみていましたが、そろそろ良いかなと思い、お願いしてみた次第。

1987年開業のアイズバイシクルが今年で31年。私は1988年からお世話になっているので、ちょうど30年。この間、アイズバイシクルで購入した自転車を数えてみたら、今回で17台目でした。もちろん、パーツの流用もあるのでフレームベース、こども車や家族用の軽快車もカウントに含めています。

で、本日納車の「グランボア”OYAKATA”650BランドナーER」。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:グランボアOYAKATA650BランドナーER

コンセプトは、「普段使いだけど上質なランドナー」。
クラシックなお宝パーツは使っていません。屋根裏収納庫からパーツを引っ張りだしたりしていますので、一部、現行パーツ以外があります。ハブの「デュラエース25周年記念77系」とナショナルのタンケンライト。

他は、ちょっと型遅れだけど、規格的にはちょうどいいシマノの10速時代のもの。後変速機はアルテグラ、前変速機もシマノのシクロクロス用。チェーンホイールは今回新品をインストール、スギノOX44-30、リヤスプロケットは12-30アルテグラ。サドルはブルックスB17。

特徴としては、グランボアオリジナルのイージー輪行(ER)仕様で、ERオリジナルクラウンなどにメッキを入れています。一般にメッキはラグ付フレームの場合に活きることが多いのですが、ERにするとラグレスになるので、ラグレスに合うように、メッキをデザインしてもらいました。一部、金線引きも施されていて、そんなところはちょっとマニアック。
フォークの曲げも、名刀のようにお見事で、感動しました。

今日は台風接近中で、一瞬の雨の止み間に写真を撮りましたが、実走はまだ。いつものコース走ってみるのが楽しみです。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:グランボアのバッチ
OYAKATAフレームはバッチのベース色が緑になります。ちなみにIRIBE製は赤。TOEI他これまでの通常バージョンは青。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:特徴的なフォーククラウン。メッキが映える。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:フォークの曲げが見事!

グランボアER用キャリア
写真:前キャリア
最初の全体写真をみて(拡大しないとわかりにくいですが)、なにか違和感を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう、前キャリアが特殊なのです。
通常、前キャリアの上下の部分はヘッドチューブと平行にするものですが、ER用は地面に垂直で、前後の長さも短いのです。ロードレーサーと同じように、泥除けを外すだけの輪行時に想定される、様々な事柄に対応するように設計されたから。
タンケンライトはトンネル進入時等後ろにスイッチがあって便利なのですが、新しいLEDライトも装着したいので、左側にはキャットアイ用のアダプターを付けてもらいました。

グランボア ミラン カンティブレーキ
写真:ブレーキはグランボアのオリジナル製品、「ミラン」。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:シートステイの蓋にもメッキと金線引き。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:OYAKATAフレームの場合、グランボアのロゴはデカールでなくて手書き。

グランボア エキュルイユ
写真:タイヤはグランボア「エキュルイユ」650×38B 240g

おしまい。

KONA ROVE LTD にグランボア エートル650×42B2018/09/08


kona Rove Ltd

KONAの”グラベルロード(この種の自転車についてリベラルロードという呼び方が京都のお店から提案されている~舗装路も未舗装路も自由なスタイルで自由に楽しめるから) ”Rove LTD” にグランボアの650×42Bの”エートル エクストラレジェ”をインストールしました。

エクストラレジェというのは、ロードの決戦用と同じような細くてしなやかなケーシングを使ったタイプなので、ガレたオフロード等ではサイドカットのリスクがあります。

写真:グランボア エートル エクストラレジェ

horizon 650B 47C
写真:デフォルトのホライズンのタイヤ

しかし、そのスムーズでスルスル進む乗り味の魅力には抗えず、デフォルトのホライズンのタイヤから交換してみました。チューブもグランボアの”レール”軽量タイプ。

実はお店で交換してもらいましたが、大変参考になりました。タイヤ交換くらい自分で出来るし、と思っていましたが、やはりプロは違います。

チューブレスレディ対応のリムだと、タイヤのビート部分がリムに密着するので、装着の際には最初、圧を上げて、それから空気を抜いて指定圧に戻すだとか、天花粉のようなパナレーサーのタイヤとチューブがひっつくのを防ぐ粉の実践的使い方とか、勉強になりました。

乗り味も、予想したとおり、車でいうならセグメントが1ランク上がったという感じです。DセグメントからEセグメントに乗り替えた(実際、そんな経験がないので、あくまで想像上)感じなのではないでしょうか。エートルを装着すれば、乗り味グレートアップの効果大です。

ちょっと自分の脚力では固いと思っていたRove LTDも、エートルで3気圧だとスムーズです。ホライズンだと、3気圧だとちょっと固くて、圧を抜きすぎて走ったら、今度はタイヤが大きいので変な揺れ方になって、緩い下り坂で車酔いのようになりかけた(そんな経験は初めて!)ので、ホライズンだと使えるのは2.5気圧までかもしれないというのが、今日までの総括。

タイヤも時々、交換しながら、いろいろ走ってみたいと思います。

TOEI スポルティフ2018/07/08


TOEI スポルティフ
写真:TOEI スポルティフ

堀川竹屋町東入ルの「ヤマネ」さんで、最初のランドナーを1987年につくってもらって以来、自転車の日々を過ごして今日に至るのだが、2台目にお願いしたのが、このスポルティフである。

当時、アテネ書房の「自転車パスハンティング」という本を暇さえあれば眺めており、著者の薛雅春(せつ まさはる)さんのスポルティフがすごく格好良く、そんな雰囲気の自転車をつくりたかったのだが、山根徳太郎さんに「まだ早い」というニュアンスでたしなめられた想い出がある。

でもなんとか、TOEIスタンダードのスポルティフをつくった。お約束通り、ユーレジュビリーのメカやストロングライトやサンプレックスのチェーンホイールをインストールしていた。ユーレは、どうも私の感覚に合わず、使い続けることはなかった。

フレームは会社の先輩に譲り、実用本位の自転車として、先輩の赴任先のシンガポールにも同行し、今も、もしかしたら使われているかもしれない。

写真:TOEIスポルティフ、サンプレックスのチェーンホイール装着時

その後、TOEIレーサーをアイズバイシクルでオーダーし、TOEI三兄弟(ランドナー、スポル、レーサー)そろい踏みの図。1990年頃か。緑のレーサーは、先年、買い戻して、現役となっている。

TOEI三兄弟


アレックス・サンジェ (AlexSiNGER) 子ども車2018/07/08


アレックス・サンジェ 子ども車
写真:アレックス・サンジェ 子ども車

息子用自転車の2台目に購入したのが、アレックス・サンジェ(仏) (AlexSiNGER) の子ども車。

もう何年前のことになるのだろう。20年くらいかな。
アイズバイシクルでスペアタイヤ付きで購入した。子どもはすぐ大きくなるので、使い込む前に、もう少し大きなサイズの自転車に買い換えた。しばらく保管していたが、アイズ土屋さんの紹介で、埼玉の人に譲った。

親も所有したことがないサンジェを息子が乗っていたことになるが、まあ本人が希望したわけではないし、親の自己満足でした。

アレックス・サンジェ 子ども車
写真:ちゃんとサンジェのデカールがある


アレックス・サンジェ (AlexSiNGER)
写真:フレームポンプまで付いているのだ

アレックス・サンジェ (AlexSiNGER)
写真:ヘッドチューブにはグランボアのデカール

アレックス・サンジェ (AlexSiNGER)
写真:乗り味は、息子しか知らない

グラベルロード kona Rove Ltd 2018年モデル2018/07/07


kona Rove Ltd
写真:kona Rove Ltd 

巷間、「グラベルロード」の露出が増えている。雑誌「サイクルスポーツ(以下、サイスポ)」2018年8月号では4C32頁も使ってグラベルロードの特集を組んでいる。

「グラベルロード」とは「舗装路にとどまらず、グラベル(砂利道)も走れるように工夫されたツーリングバイク」(サイスポ2018/8号より)とのこと。

なんのことはない、ランドナーとほとんどニアリーではないか。
私には、もう一生乗るだけの自転車は確保してあり、これ以上自転車を増やすまいと決意しているはずなのだが、ここ数年のグラベルロードブーム?を横目にして、2018年3月にグラベルロードを購入してしまった。

これまでは、ピンとくるモデルがなかったのだが、konaの2018モデルのwebサイトをみていて、「Rove Ltd」というモデルに惹かれたのだ。レイノルズ853をメインチューブに使うクロモリ(フォークはカーボン)でタイヤサイズが650bというのがポイント。
グランボア製の650×42B「エートル」をインストールすることもできる。

もう10年以上前になるかもしれないが、エートルの試作モデルを手にした時、このタイヤに合う自転車を欲しいと思い、650Bデモンタブルをアイズバイシクルでオーダーした。そして、そのデモンタの走りがあまりにも軽やかだったので、次には650×42Bエートルのレーサーをつくりたいと思って幾歳月。とはいえ650Bレーサーという変わった自転車をオーダーするのには、もっといろいろ研究するべきだと躊躇していたが、konaのこのモデルなら、価格的にもまあいいか、と思った次第。完成車メーカーがトレンドをとりいれてどんな自転車をつくっているのかにも興味があった。

MTBでお世話になっている店がkonaも扱っているので、聞いてみたら、「もう完売」したとのこと。2018年の日本語版カタログが出る前に完売しているとは。

だが、京都市内にはkonaを精力的に扱っているお店がある。
私は、これ以上、付き合いのある自転車屋さんを増やしたくないと思っているのだが、konaを扱っている店は限られているので、その店に行ってみた。そこでは、なんと試乗もさせてくれる。自転車の試乗というのはメーカー主催の展示会以外では珍しい。店長さんはグラベルロードの伝道師のような人で、知識と経験も豊富だ。最新のグラベル系のパーツ等については、まったく不勉強なので、こういう専門家と出会えたのはラッキーである。

で、試乗してみたら、なかなか良かったので、その試乗車でも買えるならいいと思って聞いてみたら、事前予約していたフレームが入荷予定とのこと。今年の輸入量は全て割り当て済みで、新規申込みは受けられないが、それならOKとのことで、お願いすることにした。完成車だとそこそこの値段がするが、フレームだけだと高くなく、手持ちのパーツを組み合わせて作れるので尚のこと好都合。

2ヶ月位待ち、出来上がった。

kona Rove Ltd
写真:kona Rove Ltd 2018年モデル。エイリン丸太町店謹製。

持ち込んだのは、クランク(シマノ アルテグラ)、前ギア(ウルフトゥース40T)、後スプロケ(シマノXT11-40、11速)、チェーン、東京サンエスのジェイリーチブレーキレバー。
お店にお願いしたのは、下の表の通り。
※表をクリックすると拡大します

ブレーキは、油圧だと後年のメンテが面倒なのと、自分で調整しやすいのがいいので、あえて機械式をお願いした。

kona Rove Ltd
写真:kona Rove Ltd の顔

レイノルズ853ステッカー
写真:レイノルズ853

アルテグラとウルフトゥース
写真:アルテグラのクランクをシングルで使用。ウルフトゥースのシングルギアだとチェーンラインもきちんと出るとのこと。

シマノXT
写真:リアメカ シマノXT

写真:リア 機械式ディスク

写真:前はカーボンフォーク


東京サンエス ジェイリーチ ブレーキレバー
写真:サルサの浅曲りハンドルバーに東京サンエスのジェイリーチ ブレーキレバー。
手が小さいわけではないが、急な下りや路面が荒れている時でも、しっかりレバーに手が届き、とても使いやすい。お薦めのパーツ。
バーコンも、実は初めての使用だったが、実際使ってみたら、なかなか感触もよく、心配無用だった。競技に使うのでなければ、必要十分の性能。

写真:ハンドルは曲が浅く、幅が下で広がっている、サルサ製。

写真:ステムは日東の黒。黒の国産ステムは初めてだが、綺麗で満足。


日東S65
写真:シートピラーも日東 S65。質感も良い。黒塗装がツルツルしているからか、サドルの固定ボルトを締めてもサドルの固定が甘かったが、カーボンパーツ用のかみ合わせオイルのようなものを塗ったら、治った。サドルはブルックスのカンビウム、オールウェザー。

honjo
写真:マッドガードもお任せで付けてもらった。シムワークスと本所のコラボモデルで、ランドナーでいつも愛用している本所製ということもあり、素晴らしい出来である。黒のマッドガードを使うのは初めてだが、気に入った。

horizon 650B 47C
写真:タイヤはhorizon650B 47C

写真:指定空気圧は 2.4~3.8bar


写真:kona Rove Ltd 

写真:グラベルロードとkona Rove Ltd

kona Rove Ltd
写真:グラベルロードとkona Rove Ltd

実際、グラベルロードを含むツーリングに使ってみてどうだったか?

これは、どんな自転車にも言えることだが、「自転車に魔法は無い」

このパーツを使ったら、この素材のフレームを使ったら、段違いの走りが実現する、ということはほとんど無い。タイヤの選択で走りが変わることはあると思うが。

自転車は重量がただ軽ければよく走るというわけでもないし、逆に重ければ剛性があって良く走るというわけでもない。

自分の筋力と乗り方にベストマッチした自転車だと、気持ち良く走れる。
フレーム、パーツ、全てのバランスとマッチングであろう。

こう言ってしまってはナンだが、体力をつけると大概のことは解決すると思う。現在、自分の限界値近くまで練習を追い込んでいる人でなければ。

ということを前提にしながらも、やっぱり「走って気持ちいい」自転車とそうでない自転車は存在する。

このkona rove Ltdはどうかというと、まあ乗って楽しい。
剛性感ある乗り心地がスポーティー。タイヤの太さのネガティブは無い。

最初のインプレッションとしては、タイヤ空気圧3で乗ったが、オフロードでの振動がダイレクト。カーボンフォークはストレート形状しか製作できないからか、「カーボンで振動を吸収」というような表現がカタログや雑誌等では書かれているが、私見としては、全くそんなことはなく、いつものクロモリベントフォークのランドナーのほうが、断然振動吸収性に優れる。

クロモリのベントフォークに慣れているからそう感じるのかもしれないが、ストレートフォークでいいのなら、なにも苦労して、クロモリのビルダーがフォークを刀鍛冶のようにこだわりをもって曲げる必要はないのかもしれない。クロモリで同じようにストレートフォークをつくった場合と比較するとカーボンの効果があるのかもしれないが、全くシルキーな乗り心地ではなかった。タイヤが固いのかもしれないが。

全般的に、これまで乗ってきたクロモリのランドナーと比べてミラクルな違いがあるかというと、そんなことは無い。まあ、個性の違いは楽しめるが、rove Ltdを入手したから、今までのランドナーが色あせてみえるかというと、全然そんなことはない。

輪行のし易さとか、様々な工夫の積み重ねとしては、歴史のあるランドナーにアドバンテージがある。

私は輪界の人間ではないし、最新のトレンドをフォローすることによって糧を得るフリーライターの立場でもなく、自分のお金で自分で自転車を購入して全く個人的なインプレッションを勝手に自分のブログに書いているだけ(広告も載せてないのでPVを気にする必要もない)であるが、感想としては、そんなところである。

グラベルロード同士の比較であれば、rove Ltdは、よい自転車であろうが。

ランドナーしか乗らずに「ランドナーはいい」というのではなくて、トレンドのグラベルロードやロードやMTBも乗りながら、総合的に自転車ライフを楽しみたいというのが、私のスタンス。

追伸:機械式ディスクブレーキは、気に入っています。擦れの音とか、全く生じません。制動力に不満はありません。絶対的な制動力としては、センタプルのグランボアシュエットの方が強い感じですが、普通に使い易いブレーキで、その存在を意識せずに使えるのは、良いブレーキだと思います。SCOTTカーボンMTBに装着している油圧ディスクは、調整してもすぐ擦れ音が発生するけれど、そんなことが全くないのはありがたいです。

眼福・・ラリーグランボア・・金色サンジェなど2018/03/11

年に一度の「ラリーグランボア」という行事があり、参加してきました。

京都のランドナー専門店「アイズバイシクル」の主催。お店をスタートして、コントロールポイントの峠でスタンプを押してもらってから、コーヒーと御菓子をご馳走になり、またお店に帰るというイベント。定められた時間の幅の中で、自分の好きなコース、好きなペースで各人バラバラに走ります。

峠では、コーヒーを飲みながら、皆さんくつろいでいらっしゃるのですが、参加者の自転車がすごいこと!当に「眼福」です。お店のブランド「グランボア」の凝った自転車はもちろんのこと、サンジェやルネ・エルスもごろごろ。TOEIやズノウのとても綺麗なマシーンなども。とてもお値打ちなイベントでした。

京都・北山の峠がコントロールポイントでした。
2018ラリーグランボア

集まっているどの自転車も、すごいのですが、今回の一番の眼福ものは、これ。
金色サンジェ
フランスの「アレックス・サンジェ」にオーダーしたオロ(金色)パーツを上品に使った自転車。
ブレーキアーチもリムも、インフレーターも金色。
もちろん、変速機も。チェーンもです。
ハブはマキシカ、後ろ変速機も金色です。
ハンドルも
ブレーキレバーも。
メッキ部分を全部金にするよりも、金を引き立たせて美しくするにはどうしたらよいか考慮されたとのことでした。

何がスゴイかというと、自転車だけでなく、所有されるご本人のウエァにも注目。
渋谷のテーラーで、この自転車に合わせてオーダーされた三つ揃いニッカボッカ仕様(上着は暑いからか暫し脱いでいらっしゃいます)。靴も、自転車用特別オーダー品。
往年の欧州紳士の自転車倶楽部みたい。
趣味人の至高の姿ともいえるでしょう!

とても輝いていた東叡社の夫婦ランドナーもありました。現在入手可能のパーツ中心に綺麗にまとめられています。写真では普通の青色に見えますが、実物の色つやが凄かった。

他にも、パターンレスのギヤ板を加工してオリジナルパターンでオーダーされたかと思われる、前ギヤには、びっくり。

グランボアの新作、「親方作製ラグ仕様フレーム」。ルネルス風のヌメっとしたボリューム感あるラグが魅力的。
ちなみに、グランボアのバッチの背景色が緑なのが「親方フレーム」。イリベ製は赤で、それ以外が青。
全体像は、下。

私は、グランボアのスポルティフで参加しました。
今は亡き、サンツアーシュパープロほぼフルセット。

シュパーブプロ(最終型)には世界でも類を見ない特徴があり、それはブレーキアーチへのバネ内蔵。スッキリしていてチャーミングです。そのブレーキをスポルティフ(泥除付)に使いたいというのが私のオーダー。しかし、シュパーブプロにはショートアーチしかないので、泥除けのためのクリアランスをとるために、ブレーキシューがアーチ穴の一番下になるようにフレームをつくってくれたのでした。(せっかくのブレーキがリフレクターのために全部写っていませんが)

サンツアーシュパーブほぼフルセットのスポルティフ
リクセンカウルのバックの取り付け部分がほつれてしまい、下向きになっているのが残念。今日のコースでしたらシュパーブの38×23の最大ローでも全然問題なく、気持ち良く走れました。最近、軽いギヤで走ることに慣れてしまっているけれど、かつてのロードレーサーギヤ比で走るのも、脚に刺激があって良いものだと思いました。(おしまい)

デ・ローザ ネオプリマート(DE ROSA NEO PRIMATO)2017/06/13


DE ROSA ネオプリマート
写真:DE ROSA いつものコースにて。2017年6月撮影
DE ROSA ネオプリマート

 久々に、DE ROSAに乗った。
 何故だろう、安定していながら、あらゆる入力にはリニアな反応。私の非力なパワーでも、無駄なく推進力に換えてくれる心地よさ。クロモリとかカーボンとかいうことを超越した乗り味。「DE ROSA」は単なるロードバイクの範疇を超えた「DE ROSA」という乗物であると感じた。


 旧HPにも下記のように書いていた。
 1998年春「I’S BICYCLE」にて購入。パーツは、チェーンホイールとブレーキアーチ・シートピラーがカンパ「レコード」で、他は「コーラス」リムはマビックオープンプロ、タイヤはベロフレックス。ハンドルとステムはITM。ヘッド小物は名前と値段につられてカンパ「コンタックス」にしたが、不格好なのでコーラスのヘッド小物に替えたい。
 走りは期待以上で、もう最高!
 一昔前の「DE ROSA」は固いだけで、ホビーレーサーには乗りこなせないなどという噂を聞いたことがあったが、この「ネオプリマート」にはそんな懸念は全くない。
 レースに「DE ROSA」を使うのは、何か抵抗があったが、一度参戦すると次からははずせなくなる。「DE ROSA」にしてから体型の割には弱いとされていた登坂能力が向上した。シッティングのままでスイスイと登っていく。
 フレームの絶対的重量は軽くないが、走りはしっかりとしていて、それ以上に軽い。
 「DE ROSA」のために購入後1年も経っていない「TREK5500カーボン」を売却したが、全然後悔していない。


 「イタ車に乗りたい」といったことではなく、リアルレーシングマシーンとしてDE ROSAを評価し、ホビーレースではあるが、ずっと実戦に投入してきた。2000年に「グリーンピア三木」で開催されたレースの高速ダウンヒル中に集団大落車が発生して骨折したときもこの、DE ROSA。廃車になるかと思ったが、フォークを修正して、その後も問題なく使っている。※ホイールやハンドル、レバー、変速機は壊れた。

ホイールはマビックのキシリウムエリートに、今回は替えている。振動吸収性は悪化するが、推進力は増した印象。ハンドルはチネリのジロデイタリア、ステムもチネリに数年前に交換。

アイズバイシクルを通じてセミオーダーしてから、もう20年も経つが、全然陳腐化しない。

DE ROSA なんて素晴らしい乗り物なんだ!

DE ROSA ネオプリマート
写真:いつものコース。城丹国境にて。

TOEI ロードレーサー再び!2017/03/05


TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIロードレーサー 丹下プレステージ ラグレス

 ランドナー→スポルティフ、ときて、自転車趣味を始めてから3番目にロードレーサーをオーダーした。1989年のことである。アイズバイシクルの土屋さんプロデュースでTOEIへ。
 その後、ロードレースに結構な頻度で参戦するようになって、「趣味のロードレーサー」ではなくリアルレーシングマシーンを!ということで、TOEIは手放してHONJOにした。本城さんは、今はアマチュアからのオーダーは受けず、ピスト=プロ専門のブランド「PRESTO」になっている。

 昨年、その最初のロードレーサTOEIと再会し、そこは私設自転車博物館のようなところであったが、頼んで、買い戻した。当時の塗装のままでもよかったが、気分を一新して、塗り替えた。

 今日は、その初乗り。冬はスノーシュー山行やMTBなので・・。
TOEIロードレーサー
写真:初乗りは、いつものコース

 前オーナーも自転車はものすごく沢山持っていらっしゃるので、乗ったのは数回とのことで、ヘタってもない。

 丹下プレステージのラグレス。オーダー時、薄いチューブでラグレスだと造りにくいので東叡社が受けてくれるのか心配したが、綺麗に仕上がってきた。

 フレームチューブの材質だけで、自転車の乗り味をどうこういうことはできない--スケルトンやパーツ、特にタイヤやホイールとのマッチング--が、軽量だが走りは普通というのが、今日の感想。フロントフォークが寝ているからか、乗り味はランドナーに近い。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:納車時、アイズバイシクルで計測したもらったところ、8.85kg。TA3アームなど軽量でない旧パーツを使っていることを考えると、上出来。

 デ・ローザ ネオプリマートやCASATIゴールドラインといったイタ車の、跨がった瞬間から「おお!これぞロードレーサー」で、踏むとスッと前に出る感覚とは違う。
 地味に真面目に仕事をこなしているジャパニーズロードレーサーという感じ。

 両手放しでの直進安定性が良く、フレームの芯は出ている感じ。モノはいいのだが、見た目のとおり、大人しい乗り味である。

 MAVIC GL330という軽量チューブラリムと、グランボアのモンテアミアータチューブラタイヤには期待したが、特にしなやかという感じは受けず、乗り心地は案外固い。空気圧は7。服を着て装備込みの体重は65kg弱。

 最近はクリンチャーの性能も向上しているので、四半世紀前のように、チューブラとクリンチャーの性能差は感じられない。クリンチャーでもグランボア エートル(650×42B)のような空気量が多いタイヤのほうが、断然しなやかで走行感は軽く感じる。スピードは別にして。

 ブレーキはカンパのコーラス。黒しか入手できなかったので、ブレーキレバーを何にするか迷った(Wレバー仕様のため)が、ケーンクリークのレバーにして、とても気に入っている。ケーンクリークは、まあ、カンパのパクリ製品のようなものかもしれないが、純正でエルゴ以外のブレーキレバーが廃盤となっている現在、貴重だ。
ケーンクリーク ブレーキレバー
写真:ケーンクリーク ブレーキレバー

 フレームに帰因するのかもしれないが、TOEI+コーラスのブレーキは、TREKドマーネ+アテナ よりも、体感レベルが一桁違うほど、よく効く。コーラスとアテナでそんなに性能差があるとは考え難かったが。
カンパ コーラス ブレーキと
写真:カンパ コーラス ブレーキと

 真面目にきっちり走るロードレーサーだが、なんというか華がないというのが、総合的な印象。
TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:TOEIバッチ

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
 写真:ヘッドまわり

TOEIロードレーサー 丹下プレステージラグレス
写真:シートステイ部分

追記(2017/6):ホイールを替えたところ、走りがしっかりしました。

・納車時:カンパレコードハブ+MAVIC GL330リム+モンテアミアータ、実測1075g(前輪)
を下記に変更(以前700cランドナーで使っていたもの)
・ペリシェハブ+MAVIC MA2+グランボア23Cプロトタイプ、実測1270g前輪)

自転車のホイールは軽ければいいというものではないことがあるのは確か。フレームとのマッチングとかいろんな要素があって、何が起因しているのかを判断するのは難しいけれど、今回の場合、重たいクリンチャーホイールにして正解。

ちなみにロードバイクで使ってきたMAVICキシリウム10+ベロフレックスコルサ25は実測1035g前輪でした。

TREK970 MTBをドロップハンドルに改造2017/01/28


TREK970ドロップハンドルに改造
   写真:TREK970 ドロップハンドルに改造

MTB、1996年モデルのTREK970SHXを、2016年12月、ドロップハンドルに改造した。

SHXはサスペンションフォーク付きのモデル名。リジットフォークのTREK970というのもあったので、購入当時、リジッドにしておけば良かったと今なら思える。でも当時は、効いているのか効いていないのかよくわからないエラストマー式のフロントサスペンションというのも、いざという時に効くのなら、普段はサスの存在を感じさせずに推進力ロスが無くて良いかもしれないと思っていた。

15年以上、妻の実家に保管させてもらっていたのだが、数年前に引き取った際、フロントサス内のエラストマーがドロドロに溶けていて、リジッドに交換したのだが、再度、フォークも交換してドロップハンドルにした。

フォークを交換したのは、色の問題で、黄色にしていたのだが、クロームにしたく、塗り直すよりも新品のクロームを購入したほうが安いため。もちろん、クロモリ。

Vブレーキではなく、カンチブレーキ最終年度のモデルのため、変速関係での改造の苦労は無かった。8速なので、ロード用のデュアルコントロールレバーと互換性がある。但し、2016年現在では3×8速の手元変速レバーは普及品の「クラリス」しかなかったが、結果、特に不満はなく、十分な性能だと思う。
MTBドロップハンドルにクラリスのレバー
 写真:シマノ クラリスの3×8速用 デュアルコントロールレバー

米国トゥルーテンパー製のクロモリフレームには、細身のパーツが似合い、当時のシマノXTのクランクやディレイラーを交換する気持ちも必要性もなかったので、そのまま。カンチブレーキはXTRなので、今となってはお宝感も発生。
米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
 写真:米国トゥルーテンパー製クロモリチューブ
シマノXT
 写真:シマノXTのスリムな後変速機

 写真:シマノXTRのカンチブレーキ

この機会にVブレーキに改造しようと一瞬思ったりもしたが、ディスクブレーキ時代の今更、性能を重視するよりは、MTBカンチのフィーリングを楽しむ方がこの自転車を保有する意義があると考えた。それと、なにより、TREKオリジナルのシートクランプ一体式のブレーキケーブルアウター受けがシンプルで面白いので、残したいと思った。
TREKオリジナルカンチアウター受け
 写真:TREKオリジナル カンチブレーキアウター受け

ハンドルは、ドロップが浅くてリーチも短い、ディズナの製品にした。
メーカーのホームページから引用すると
 <ディズナのクロスシリーズは、ピュアなオンロードではなく、オフロードでのシクロクロスレースやシクロクロス遊び、少しラフなスタイルのオンロードをイメージしており、特にフラットロードからドロップに移行するライダーなどを重視しながら製品開発に取り組んで行きます。
 バンディーハンドル ¥5,985(本体¥ 5,700)
●ポリッシュBK・ポリッシュSL ※ポリッシュ加工はトップ部分のみ
●6061 T-6 ダブルバテッド
●トップ部分385mm/エンド部分470mm(C-C)
●298g●ドロップ:100mm・リーチ:60mm
●ドロップエンド付近約120mm区間ハンドル径:22.2mm
●クランプ径:31.8mm
超コンパクトのセミドロップスタイルのハンドル。ドロップハンドルでありながらプロムナード的にも使用でき、またアーバンスタイルやオフロードに於いても扱いやすい設計の新たなカテゴリーを印象付かせるハンドル。エンド付近の径をフラットハンドルと同じ22.2mmとしフラット系ブレーキレバーを装着可能。勿論通常のドロップ用ブレーキブラケット取付け部分は23.8mmに設定しており、多目的なドロップハンドルとしても魅力的。ハンドルを裏返してディズナのWレバー用マウントなどを使用しフラット用ブレーキレバーでアップスタイルなプロムナードにも変身する。60mmのリーチと100mmの超コンパクトなドロップとしての機能性能は勿論、他には無い存在である。>

とのことで、MTBにはいい感じである。
ディズナのMTB用ドロップバー
 写真:ディズナのMTB用ドロップハンドル

で、そもそも何のためのドロップハンドル改造かというと、最新スケルトン+ストロークの大きいサスペンション+27.5インチ+油圧ディスクのMTBを2015年に導入してからというもの、今更ながらであるが、旧式のMTBでシングルトラックに入る機会が無くなってしまったからだ。

かといってクロモリフルリジットのMTBも好きである。山仕様でなく、他に活用できる道があれば存在意義を見いだせるわけで、「輪行用、急勾配ツーリング、1泊まで」という極めて限定的な用途に思いが至った。イメージ的には四国の祖谷の集落を巡って、若干のシングルトラックの押し担ぎも含まれるようなツーリング。

最新のディスクMTBだと、大柄すぎて輪行する気持ちになれない。26インチ細身のカンチMTBだと気楽に輪行できる。

舗装路がメインの用途なので、タイヤもスリックにした。中途半端にオフロード性能を求めるよりは、走りのしなやかさを求めた。本当はグランボアのエートル(650×42B)の26HEバージョンがあればいいのだが、そうすると650Bデモンタランドナーと同じになってしまうので、ミシュランのスリックで良しとしよう。

旅にはランドナーが一番だが、時にはドロップMTBも。
もっとも、フラットハンドルのままのMTBでもワンデイから1泊のツーリングなら何の問題もないのだが、マニアの性として、単なる古いMTBだと思われる自転車に乗ってツーリングしたくないというこだわりが、こういう行為をせしめているのである。

まだ、本番で使っていないので、結果がどうなるかは、後日報告したい。

MTBにフルサスは必要か?2016/12/27

結論からいえば、「MTBにフルサスが必要か?」という設問への私の回答は、「別に必要ではないが、あると断然面白い」といったところ。詳しくは、下記をご覧ください。

コメンサルMETA TRAILLimited2016モデル

コメンサルMETA TRAILLimited2016モデル
写真:フルサスMTB:コメンサル META Trail Limited 2016モデル

2016年5月にコメンサルのフルサスMTB ”META Trail Limited”を 所有ラインナップに加えた。

MTBには、前サスペンションが登場する前の、今で言うフルリジッドの時代から乗っており、フルリジットのMTBでダウンヒルレースに出たりしたこともあるので(同じ日に、ヒルクライムレースで峠を登って、そのまま下りがダウンヒルレースになるという、牧歌的な時代であった)、サスペンションなんかなくても自転車は楽しめる!といった思いが根本にあった。それゆえ、フルサスペンションについては好意的ではない自転車生活を送ってきた。

モーターバイクみたいな自転車には乗りたくない(学生時代は250cc自動二輪に乗っていたが・・)、なんというか、シンプルさこそ自転車の魅力で、バネ、サスペンションみたいなものは余分で美しくないという意識があった。乗り手自身の「美」は捨象して。

しかし、2015年にコメンサルのトレイル用前サス150mmクロモリハードテイルMTBを購入して、これまでの認識を変えざるを得なくなった。MTBといえば軽量クロカンMTBだと思ってこれまで過ごしてきたのだが、どちらが山道を乗って楽しいかというシンプルな問いかけの前に、これまでの自分の考えを改めたのだ。

競技でタイムや順位を競うわけでもなく、ただ、乗って愉しむ里山ファンライド用に使うのなら、サスペンションのストロークの長いトレイルモデルが、断然楽しい。

そう思ってくると、これまでまったく欲しいと思わなかったフルサスモデルに興味がわいた次第。

で、実際フルサスMTBに乗ってどうなのか。
心配していた舗装路の登りは、少なくとも苦痛ではない。それまでは、フルサスでの舗装路登りはだるーい感じだと想像していたが杞憂であった。「走らない・・。ハードテイルで来ればよかった」と思うことはなく、ストレスは無い。しかし、速いかというとそうではなく、やはり遅いのだと思う。ロードバイクと比べるのはナンセンスだが、自分がロードに乗っていたらおそらく絶対抜かれることがないであろうと思われる乗り方の人にあっさり抜かれるのは、悔しい。

ペダルを踏むとスっと前には出てペダリングに気持ち悪さは無いが、そもそもギヤ比が軽いので、スピードの乗りが悪いということ。ロードバイクだと時には重いギヤを踏む気分になることもあるが、私のフルサスMTBの場合、何故かしら重たいギヤを踏む気持ちにならない。そういう設計になっているのであろうか。不思議だ。重たいギヤだとぎっこんばったんなって前後のサスがムダに作動しがちということから、軽いギアでクルクルとペダルを回して走るように仕向けているのかもしれない。軽めのギヤで回転を上げて走るのはスポーツ走行の基本なので、悪いことでは全然ないが。

他の人と一緒に走る時は、フルサスで行くのは躊躇する。シングルトラックや下りでフルサスが有利というか楽しくても、アプローチの舗装路登りで人より遅れるのはなるべく避けたいし、登りでヘロいのに、下りはフルサスで有利、というのは、なんとなく美学に反するからだ。

登り全般にフルサスが弱いのではなく、ダブルトラックやシングルトラックで路面が荒れているところでは、フルサスのほうが断然強い。これまで、押しだと思っていたところも、フルサスだと後輪のトラクションが効いて足を付かずに登れたりする。

山で遊ぶおもちゃとして考えた場合、フルサスは最高!

でも、MTBを1台だけ持つのだとすると、前サスのみの(ハードテイル)トレイルモデルかと思う。オールマイティさでは、やはりハードテイルにアドバンテージ。

「MTBにフルサスが必要か?」という設問への、私の回答は「別に必要ではないが、あると断然面白い」といったところ。