登山の自転車への影響 ― 2015/06/21
今年は、所属山岳会の若きリーダーKさんに子どもが生まれたため、沢登りの機会が減少していて、自転車で過ごす日々が増えている。
本日、雨上がりの日曜日、今は亡き前田工業サンツアー シュパーブプロ ほとんどフルセットのグランボア泥除け付きレーサーに久々に乗った。
アイズバイシクルの土屋さんがおごってくれたNAGASAWAのホーククラウンということもあってか、オーダして出来上がった時は結構硬いフレームという印象だった。見た目とは違って、力があれば前に進むが、そうでなければしんどいといった感じ。
今日は、しばらくぶりに、この自転車に乗ったが、全て追い風ではないかと思うぐらい、気持ち良く進んだ。
何故だろうかと考えてみた。
ひとつは、山登りで使う筋肉が自転車にも有用に働いているからかもしれない。じわじわと重めにペダルを回転させるとか、ダンシングとか。それと、メンタル的な部分。山登りでは追い込んではいけない。山頂や幕地に着いた時、ヘロヘロになっていてはいけないわけで、いつでも体力的余裕をもたないといけない。
年齢を重ねたことも大きいが、山登りとの相互作用で、自転車に乗って、追い込まず、良い意味でも悪い意味でも力を抜いて走れるようになった。老獪な走りというか。速くないがバテない走り。競技では通用しないが。
今日も、何十回も走っているコースを走ったのだが、「こんな楽ちんでいいのだろうか」という思いでいっぱい。「このコーナー、この登り」、かつてもう駄目かと思うくらいしんどい走りで抜けたことばかり思い出す。「なんで今の方が、感覚的には良く走るのだ!」
かつての方が、圧倒的に自転車に乗っていたし、若かった。今の方が体力があるとは思えない。でも、今の方が、圧倒的に楽ちんで楽しいのである。
かつてスゴイ上り坂だと思っていたところも平地のように思える。比較対象が沢登りの詰め、になってしまったからかもしれないが。
舗装してある道だったら、どんな上り坂でもマイペースなら楽に登れると思ってしまう。といっても京見峠の然林坊の坂が延々と続くのなら無理だろうが。
今年、自転車に乗っていると、登りも下りも全て、サドルの上にいる間は、本当に幸福感でいっぱいである。こんなに気持ち良く走れるなんて。
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