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ボスフリーの不調を回復。油を差すだけ。2016/10/10


TOEI650Aランドナー
写真:TOEI650Aランドナー 1987年納車。最新の改造は2016年。

本日、TOEI650Aランドナーに乗っていたところ、下りでペダルを止めて慣性走行になると、後輪から若干の異音が生じ、チェーンがチェーンステーに接触するというかクランクの回転を停めていいるのにチェーンが暴れる現象が生じました。ペダルを回すと問題は解決するので、ペダリングを続けて、昼食予定地まで走りました。

フリーかハブの不調だと思って、アイズバイシクルに電話しましたら、若きD店長(20歳代)が応対され、「それはフリーの油ぎれの可能性が高い。車輪を外してフリーを回しながら隙間に注油するといい。フリーの爪まで壊れていることもあるので、その場合でしたら治らないけど」との返答を頂きました。

京都の美山町(今は南丹市)という自転車に理解のあるエリアだったので、昼食を頂いたお店にはゲージ付フロアポンプとか様々な用意があり、お店の人に「CRC(呉化学工業の一般的なスプレーオイル)をお願いできませんでしょうか」と頼みましたら、「よくあることです」と快く貸して(使った分はお返しできませんが)くれました。

で、若きD店長のおっしゃる通り、CRCを吹き付けましたら、無事、治りました。その後80kmほど走り(今日の全行程は150km)ましたが、まったく問題ありません。帰りにアイズバイシクルに寄り、D店長に御礼と「いったん不調になったフリーでも油を差しただけで大丈夫なのか、応急処置的なものなのか」と尋ねたところ、「大丈夫」とのこと。

フリーは(伊)レジナというメーカーのエキストラです。ボスフリーです。恥ずかしながら四半世紀以上自転車に乗っていながら、ボスフリーに注油の必要があることを知りませんでした。

家に帰って、ウチには主な自転車関連本は揃えているつもり(この5年間は弱いですが)なので、メンテ本を海外の翻訳本も含めて(概して海外の本の方が真剣度が高い、というかまともなものしか翻訳されないのかも)見ましたが、そのことを記述している本は、ほとんどありませんでした。そもそも、最近出版された本でボスフリーのメンテに紙数を割くというのがあり得ないのは判ります。本を出版する際の原価に紙代は大きいと思うので、真っ先に削られるのは経済合理性からいっても仕方ないです。

ほとんどありませんでした、と書いたのは、さすが、新田真志「自転車メンテナンス・ブック」アテネ書房1987 にはちゃんと書いてありました。「ボスフリーは1ヶ月に1回、注油するように」と。走行キロ数については記されてないので、乗らなくても油分が飛んだりしてその頻度なのかどうかは謎ですが、ともかく、ボスフリーに注油の必要ありと。

多分、普通の店というか、バイトちゃんが対応するような店なら当然のこととして、「お客さん、こんな古い部品でしたら、もう駄目ですよ。寿命ですよ」と冷ややかなコメントで終わっていることでしょう。

数年前から、ランドナーが一定のブームらしかったそうですが、ネット情報とオークションでパーツを集めて、それらしく造ったりしても長続きしないだろう、後のメンテを考えても、やはり信頼できる店にお願いするのが一番だと、改めて思いました。D店長も、コンサル料をとったりしませんし。パソコン関係の有料サポートみたいに。

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