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京都・学区の運動会2016/09/25

私は京都人ではないので、京都に住まいを得て、最初に「学区運動会」に参加したときにはびっくりしました。その気合いの入りように。

今回も、「持てる力の全てを此所に」とプリントしてある揃いのTシャツを着て参加されている町内とか、応援団長のような方がエールを交わしている町内もありました。町内旗というのか独自の豪華な旗を町内のテントに掲げるとか。

全国的にみて、珍しいのか、それとも、あ-、そうそう、ウチのところもそんな感じ、とか前はこんな感じだったけど、今はお年寄りばかりになって出来なくなりました、とか地域の運動会ということについての民俗学的な興味があります。地域的差異とか特徴を地図に落としたら何か発見があるのかも、とか思ってしまいます。研究対象になり得るとしても、開催時期が集中しているので、個人の研究では難しいでしょうけど。

今年はくじびきで町内会長に当たったので、1日中、フルに同席しました。もちろん、準備と後片付けも含めて。
本日、ウチの町内の京都市右京区の嵯峨野学区の運動会が行われたので、その報告をします。

まず、事前に各戸に大会プログラムが配られます。ビジネスとして考えた場合、各戸に配布するには相当なコストがかかるので、新聞折り込みにしようか、とか新聞をとってない家にはどうしよう、などと考えないといけませんが、町内会の行事なので、町内の「組長」が無償で配布するシステムが出来上がっており、支障ありません。

町内運動会プログラム嵯峨野学区
※雨で順延になり9/25開催になりました

引っ越してきた頃、このプログラムをみて、どこにコンテンツがあるのか、わかりませんでした。
嵯峨野学区運動会プログラム
※クリックすると大きくなります。プログラムの中頁。

全部、広告じゃないですか。どこに種目の順番とか参加に必要な情報が掲載されているのでしょう?
と思ってよくよく見ると、新聞でいうとノンブル、頁の一番上のところの、ほとんど広告カットの帯のように見えるところに、プログラム情報があります。

これには、びっくりしました。なるほど、どこかの頁にまとめたら、他の頁は見られなくなる可能性が高いし、そうかといって多くの頁に関心を向けるだけのコンテンツを準備するのは大変。開き直ったというか、実に合理的、最初に考えた人は偉いと思いました。広告効果を期待されているとも思えませんが、広告主ニーズというか面子と利用者の利便性とをうまく合致させています。まあ、無料ですし、許されるのでしょう。もしも、有料発行物だとすると、ちと苦しいでしょう。

嵯峨野学区運動会
小学校の運動会とは別に、「学区民体育祭」として開催されます。

嵯峨野学区運動会入場行進
ちゃんと入場行進もあり、国旗と「体振旗(嵯峨野学区体育振興会)」というのもあり、オリンピックみたいに先頭を進んだ後、ポールに掲揚されます。

その後、開会式があり、来賓挨拶もあります。職業上、宴席の席次とか挨拶の順番とかいろいろ気をつかうことも多かったので、さてさて学区運動会ではどうなっているのだろう?と思って興味深く見ていると、最初の挨拶は、嵯峨野小学校の校長先生でした。休日出勤ご苦労様です。次は、嵯峨野小学校から進学する蜂ヶ岡中学校の校長先生。日曜毎に中学校の通学範囲の学区運動会の挨拶に回られているかと拝察するのに、ご苦労様です。

議員先生とかも多いのかな、と思っていたらお一人だけ。てっきり国政与党の先生かと思っていたら、後で聞くと、共産党の先生ということで、ある意味京都らしいと思いました。議員先生は紹介されるだけで、言葉はなかったのですが、あちこちに頭を下げていらっしゃる姿が印象的でした。

嵯峨野学区運動会
注目していただきたいのは、写真の影の部分。グラウンドの競技スペースに沿って、ピシッと妻入りで学区の各町内のテントが張られています。影は屋根の投影です。今では何とも思いませんし、私自身狭小住宅に住んでいるので何の違和感もありませんが、ピシっとテントを隙間無く立てている景観に、最初は驚きました。テントは「木村テント」に統一されているようで、いわば京町家のテント版とでもいいますか、どの町内も基本的には同じテントなので、地割り等にも手間がかからないと思います。

敷地に余裕があれば、町内毎に好きなテントで好きなように張れるのかもしれませんが、そんな余裕はありません。

太宰治の「津軽」の最後のほうに、育ての女中の「たけ」さんを訪ねて太宰が小泊(集落名)に行ったところ、ちょうど小学校の運動会で、たけさんはテントのようなもの(どうも津軽では各人でパーソナルなテントを張る余裕があるみたい)で運動会を観戦しており、そこで感動的な再会があるのですが、太宰が嵯峨野学区出身なら、ちょっと難しいでしょう。

運動会の花形は、リレーで、「小学生リレー」「男子800m」「(男女)混合700m」とあります。私も30歳代の頃、男子リレーに出走したことがありますが、当時、自転車競技を割とまじめにやっていたのですが、運動会の後、筋肉痛がひどく、阪急梅田から会社まで数日タクシーで通ったことを思い出しました。

老若男女、学区民の注目を浴びて走るのはプレッシャーです。おっさんになれば、「まあそんなこと」という図々しさが身につきますが、児童生徒の出走者にしてみると、シビアです。高校3年の運動会で「もう、こんなプレッシャーからは開放される」というしみじみした喜びをかみしめていた私ですが、運動会独特の音楽と周囲の雰囲気で、自分が出走しなくても見ているだけで緊張してしまいます。
嵯峨野学区運動会リレースタート
写真:リレースタート
写真:混合リレー 最初は10代が走る
写真:混合リレー お母さん(たぶん)も走る

リレーで優勝した町内は、京都市全体で行われる運動会(体育祭)に後日、参加することになります。

運動会の種目には「得点競技」とそうでない競技とあり、得点競技の集計で順位付けされます。

写真:2016嵯峨野学区運動会 順位表

私は、得点競技でない「ラブラブパンツ競争」というのに出走しました。年齢問わずなので、私は55歳になりましたが、同時出走ではたぶん一番若い感じでした。余裕かなっと思っていたのですが隣の方が、出走前に並んでいる時に、入念なストレッチを始めて、アスリートというか只者ではない感じがしました。これは真剣に挑まなくてはと思って、リレーと同じ気持ちでスタートし、全力で走って1位になったのですが、後で町内の方に「ラブラブパンツ競争であんなのを見させてもうたんは初めてや~」といわれ、やはり京都での所作には気をつけないといけないと反省しました。

らぶらぶパンツ競争 商品
写真:ラブラブパンツ競争の賞品

そんなこんなで、無事、学区運動会は終わりました。次に組長が回ってくるのは10年後くらいでしょうから、その時はどうなっているのでしょうか。ちなみに、ウチの町内は、あっさりしているので、学区運動会に参加するのは組長と体振さんから頼まれて出走する関係者くらいです。それでも町内会としては組の数が15あるので、テントは盛況感にあふれています。学区運動会を楽しみにしていて多くの人が参加する、というのでしたら、会場に溢れてしまいますし、ちょうどいい塩梅かも。

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