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スペシャライズド ロックホッパー2001年モデル2016/05/20


スペシャライズド ロックホッパー2001年モデル
写真:スペシャライズドロックホッパー2001年モデル

スペシャライズド クロモリ
写真:リッチー ナイタリウム チューブ

[旧HP 自転車とカメラの日々より]
 2000年12月購入。9月にロードレースでケガをし、自転車に乗れないでいた時、雑誌「サイクルスポーツ」にスペシャライズドのカタログが付属していて、パラパラ見ていると、このモデルが目に留まった。

クロモリ、リッチーナイタリアム製のフルリジッドというのがチャームポイント。熱処理のクロモリ、例えば丹下のプレステージはヘタリやすい印象を持っている。このナイタリアムはレイノルズのように、熱処理でなく成分添加で張力を増す、というカタログ記述に惹かれたのだ。

たとえどんな素材であっても、少々フレームの成分や作り方が違ったからといって魔法のような力が備わったり、走りが画期的に違うなどということはないことが判っていても、広告に乗せられてしまう私。ヤレヤレ。広告業界で飯を食っているのに・・・。

クロモリのまともなモデルが絶滅寸前な今日、貴重なモデルである。メーカー価格99,000円。

個人的にはもっとパーツのグレードを上げて、その分価格設定は高くてもいいのだが、マーケットの側がそのような商品に対して理解がないのだろう。数年前のスペシャライズドのカタログをみていたら、上位シリーズの「スタンプジャンパー」にリッチーナイタリアムのフルリジッドモデルが15万円以上の価格帯で存在していたが、カタログから消えてしまった。
トレックでもクロモリモデルは低価格帯のシリーズにしか存在しない。

クロモリはコストパフォーマンスが一番良い素材なので、コスト削減優先の使い方が残ってしまうのだろう。もともと価格比性能が優れたクロモリの高級バージョンだと、どんなに素晴らしく良いものが出来るのだろう、といった発想は市場には浸透しないようだ。完成車メーカーの商品ラインナップの影響で、クロモリ=安物 の図式が定着してしまうのは残念だ。唯一例外的に国産のBS「アンカー」が頑張っているくらい。


そんな風潮に断固抗議したい私としては、このクロモリモデルをきちんとチューンナップして世に出したいのだ。というわけで下記のようにパーツを交換

□ヘッド小物:タンゲTG→クリスキング □ハンドルバー:スペシャライズドローライズアルミ
600mmEASTON EA50 □ブレーキ:プロマックスSX-V232→シマノXT(旧型)Vブレーキ □ブレーキレバー:シマノディオーレ→シマノXTR □FD:シマノディオーレ→シマノXTR □RD:シマノLX→シマノXTR □シフター:シマノディオーレ→グリップシフト □フリー:シマノ→シマノXTR □チェーン:シマノHG72→シマノCN-HG72 □クランクセット:スペシャライズド4アームII→スペシャライズドストロングアームII□BB:シマノBB-LP27→シマノBB-UN52 □サドル:スペシャライズド ボディージオメトリースポーツレーシング→スペシャライズドBG Sワークス ※ホイールはデフォルトのマビックX139+スペシャライズドオリジナルハブ+スペシャライズドチームコントロール&マスター スポーツ の一式も手元に置いているが、スピナジーSPOX+パナレーサーファイアーXCプロ2.1も使用。

 結局、ステムとシートポスト以外は総入れ替え。フレームとステム、シートポスト、ホイール代に99000円使ったことになる。フレームだけをオーダーしたら、もっとかかるので、リーズナブルといえばリーズナブルだが・・・。

 パーツ交換の優先順位は、ヘッド→BB→フリー→前ディレイラー→ブレーキレバー→その他。ヘッド、BBといった目に見えにくいところを交換してこそ、クロモリナイタリアムのポテンシャルを引き出し、ロックホッパーをグレードアップさせる鍵である(気分的に)。フリーは重量差と見た目の違いがXTクラス以上とそれ以下では大きいので交換は是非モン。前のディレイラーもXTRとそれ以外では性能差が大きいので要交換。アメ車メーカーは大概、RDはXTRでもFDはXT、RDがXTならFDはLX、といったように前後のグレード差を付けてコスト削減をはかっているので、完成車をそのまま乗っているのではないという自己主張にはFDのグレードアップは欠かせない。

ブレーキレバーはディオーレのものはオートバイ用みたいにごついので、繊細なXTRに。ブレーキは手持ちにXT旧型があったのでそれにしたまでだが、新型XTのデザインは私は嫌い。ぶっといフレームに合うデザインになっているので、クロモリの繊細なフレームには似合わない。特に新型XTのRDとクランクは最悪。おもちゃみたいだ。

 というわけで、クランクもグレート的にはXTにしたいところだが、あえて、デフォルトと見た目もほとんど変わらない、スペシャライズド製にした。杉野かなにかにすれば、渋かったかも。ハンドルはデフォルトの「ライズ」が良くないのではないかと思って交換にしたが、実物を見てみると、デフォルトのものでも良かったかもしれない。サドルはデフォルトのものは重くて分厚いので交換したが、最終的にはスペシャのレーシングタイプにする予定。後ディレイラーは案外LXのままでいいかな、と思っていたが、やっぱり他とのバランスをとる意味で無難にXTRにしてしまった。

シフターはクロモリフルリジットのシンプルさを活かす意味で、手元のすっきりするグリップシフトにした。シートピラーも軽いものに交換したかったが、直径が30.4mmと特殊サイズなのでそのまま。

問題はシート固定のバンド。クイックでないのは全然問題ないが、バンドの品質が悪く、5mmアーレンキーだけでは固定/解除ができない。反対側のナットも一緒に回転してしまうのだ。13mmのスパナを持参しないと、ツーリング先でサドル高を変えられない。BSアンカーもボルト固定だが、そんなことはなく、アーレンキー1本でスッキリ固定できる。

 組上がった自転車を実走して、最初に感じたのは「ハンドルが高くて近い!!」ということ。

あわててステムのスぺーサーの位置をやり変え、ポジションを下げたが、ステムをもう少し長いものに交換しないとだめだ。でも、このままでも楽ちんなので、この数年悩むことのなかったポジションについて、少々迷いがでてきた。とはいえ、このロックホッパーのポジションを普通に感じるようになったなら、現在所有しているレーサーやアンカーMTBのポジションだと苦しいということになりかねないので、やはりもっと遠く低いポジションにしないといけないだろう。

ホイール回りのSPOX+ファイヤーXCプロ2.1は、シングルトラック向き。舗装路だと、少々粘る。

デフォルトのスペシャオリジナルタイヤだと、舗装路は走行感が軽い。空気圧も高めの設定なので、街乗りでも不満がでないようにとの設計思想だろう。しかし、タイヤの断面が三角形(!?)なのだ。MTB用のタイヤで断面が三角形というのはユニークすぎる。直進時には真ん中のノブしか接地してないかのようだ。

 私は、こどものころのBSのジュニアスポーツ車で採用されていた「BSトリアルタイヤ」を思い出した。子どもの頃、自分のジュニアスポーツ車を買った翌年のモデルから「トリアルタイヤ」が採用されたのが悔しくて仕方なかった。トリアルタイヤだとどんなに軽く走れるのだろうと想像した。そこで子ども向けに秋田書店から発行されていた単行本「サイクリング入門」(私の愛読書だった)の著者に、手紙を書いて尋ねた。返事がきて「1日30kmくらいのサイクリングでしたら特に必要ないでしょう」とのことで安心した。子どもの迷いを解決させる、すばらしい著者だ。その子どもは大人になって、トリアルタイヤどころではない泥沼にはまり、カタログや新製品に関する学習効果もなく、やりたい放題やっているのだが・・・。レース使用でないのなら何も問題ないのかもしれないが、三角形のタイヤは走行中に前輪を目にするたびに、違和感を感じて仕方がない。どうにも落ち着いてペダルを踏めないので、近々に交換したい。

 ホイール関連でいえば、マビックのX139というリムはメーカー車納入用の専用モデルらしく、一般のカタログには載っていない。見た目の質感は十分。スポークもブラックで、けっこうカッコイイ。以前の10万円前後の完成車のホイールよりもずいぶんと改善されている感じ。ハブの耐久性等は使ってみないとわからない。やはり定評あるシマノのXTハブ+マビック517のホイールが安心できる。

 フルリジットの走行感は、自然な感じ。すごい!!といった感じもないが、自然体で軽やかに乗れる。ダンシングの時のかかりの良さが、フルリジットらしさかもしれない。

ちょうど10年くらい前、MTBに乗り始めた頃の感覚がよみがえってきた。あのころ、京都の北山、八丁林道でダウンヒルのレースが開催されており、林道を目一杯ペダルを回して走った際には、フロントサスの必要性を痛感した。フロントサスがなければ危険だとさえ思った。レースで使うなら、サスペンションは必需品だ。確か、ジョントマックが最後までフルリジッドでレースに出場していたが、いつのまにかサスペンション(F)の是非については、論議すらされなくなった。

 この自転車はツーリング用に、わざわざサス無しのフィーリングを楽しむためのものだから、これでいいのだ。ついでにペダルもビンディング式をやめて、トゥークリップ+ストラップ式を標準仕様とした。昔から使っている「スカルパ」の軽登山靴を履きたいからだ。ツーリング目的で山道を歩いたりすることを想定すると、クリップ式の靴は、あまり向いていない。靴が地面と接する肝心なところにクリートがあるのでスリップしやすい上に、衝撃を足に伝えやすいからだ。

わざわざ昔の自転車に乗って喜んでいるみたいだが、良いモノはやはり良い。
2001/1

[追記]もう15年も前に書いた文章ですが、自分自身、今も何の進歩も成長もない感じで、恥ずかしいです。それにしても、飽きもせず、ずっと自転車のことを考える人生を送っているものだと、我ながら呆れてしまいます。(2016/5)

スペシャライズド ロックホッパー
写真:スペシャライズド ロックホッパー
スペシャライズド ストロングアームII クランク
写真:スペシャライズド ストロングアームⅡクランク

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