京都府北桑田郡における草屋根の減少 1984年度卒業論文 ― 2023/11/14
9月に会社の先輩ご夫婦と先輩と旅をしました。私が幹事役だったので、若狭湾の常神半島の民宿に泊まり、翌日は美山町の枕川楼で鮎を頂いてから、茅葺の集落景観で今や一大観光地となった美山町の北村へ。
北村は私の卒業論文のフィールド。地元の方にも随分とお世話になり、茅葺のムラとして脚光を浴びる前、1983年から1984年にかけて調査に伺いました。ちなみに北村が「かやぶきの里」として重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けたのは1993年の12月です(全国で36番目)。
大学3回生と4回生時、卒論制作が本当に面白くて、北大路堀川の下宿で、マービン・ゲイの「what's going on」のA面を(まだCDは普及しておらず、レコード)繰り返し聴きながら執筆していたことが思い出されます。
卒論完成後、お世話になった地元の方に卒論のコピーを送ったところ、過分のご評価をいただき、「美山町誌」に私の論文のことが記載されたりしました。
そんなこともあって、地元の方ーー中野文平先生というかやぶきの里の産みの親ともいえる集落再興のキーマンーーを通じて、北村に関心を持った方から、その後も卒論に目を通したい等の依頼がありました。
で、今回、久々に集落内に伺ったところ、たいへんお世話になった方と四半世紀以上ぶりに再会したのですが、開口一番「卒論を読みたい」とおっしゃっていただき、コピーを郵送しました。しかし、改めて見直すのに、手書きの時代であり、なんとも見苦しいので、今回パソコンで本文を打ち直した次第です。
読み直してみるのに稚拙な表現など多々ありますが、手は加えていません。
学術的な評価はともかく、資料的には何かの参考になるかもしれないと思い、恥ずかしながらアップする次第です。プライバシー意識の変化で、今ではこのようなフィールドワークは困難かもしれません。
卒業前の3月、東京学芸大学で開催された「第33回 全国地理学専攻学生卒業論文発表大会」での要旨発表記録も。
大学院に進みたい思いはあったのですが、望外の就職内定が得られ、会社では営業職のサラリーマンとして過ごしました。未発表論文、そのままの内容です。
写真:美山町北 グランボア700cデモンタブル スポルティフ
(2023年10月撮影)
(2023年10月撮影)
PC(Mac)をオーディオに接続 Cubilux USB C – SPDIF(TOSLINK) ― 2023/01/19
ずいぶん前に購入した我が家のCD プレーヤーには「プロッセッサー」ボタンというものがあって間違えてそれを押してしまうとCD の音が出ないので迷惑な存在でしかなかった。無用の長物だと思っていたが、今回、大活躍することになったのでご報告まで。
というのは最近、MacBookから音楽を出して聴きながら作業をすることが多くなり、それは期待以上の音質であってよろしいのだが、そうなるとオーディオ装置にもPC(Mac)から音を出したくなったのだ。アルゼンチンのカルロス・アギーレとかヘナート・モタ&パトリシア・ロバートなど私の好きなアーティストは日本ではマイナーな存在なのかCDが発売されずにデジタルだけの新作が多く、それらをちゃんとしたスピーカーから出したいという思いもある。
CDプレーヤーの説明書を改めて読んでみると、プロッセッサーというのは「MDプレーヤー」(ほぼ絶滅機種か)などデジタル機器を繋ぐときに使うものだということがわかった。
それならばPC(Mac)も繋げるのではないかと思い、やってみたところ出来たという次第。
そんなことも知らなかったのかと思われる御仁も多いでしょうが、すみません、これまで考えたこともなく、DACアンプなど余計なものを買わなくて済んで嬉しかったのでつい書いてしまいました。
写真:macとオーディオとを繋いだアダプター
○購入したもの
・アマゾンで購入した「Cubilux USB C - SPDIF (TOSLINK) 光オーディオ変換アダプタ」2490円
・アマゾンベーシックの光デジタルケーブル 516円
以上、合計3,006円。
このケーブルとアダプターで繋いでも最初、音が出なかったが、macの設定でmacBookのスピーカーではなく、ケーブルを繋ぐ端子に音声データを出すようにするように「設定」画面から操作したところ、無事、オーディオのスピーカーからcdプレーヤーとアンプ経由で音が出た。
写真:macの設定画面
macと繋がったcdプレーヤーとアンプ
おしまい
岸池山 薬師寺 (がんちざん やくしじ)~いつものコース ― 2022/03/06
西方の洛外に住む私の自転車ホームコースは、奥嵯峨から六丁峠、保津峡駅、水尾、神明峠、越畑の河原家住宅、神吉盆地。
神吉からは日吉ダム方面に行くこともあるが、周山を経由するか、細野の谷を走って周山街道から帰ることが多い。時間や気分によっては周山街道から京見峠を回って原谷、仁和寺、あるいは持越峠で雲ヶ畑に出て賀茂川沿いをホロホロと走って御所を通る、など。
で、今回は細野の谷を走るときに、いつも楽しみにしている「岸池山 薬師寺」のこと。
何故かというと、いつもきれいな字で、一言掲示がしてあり、それがなかなか味わい深いのだ。周囲の景観に溶け込んでいる佇まいもあってか、押し付けがましかったり説教臭く感じられないのも良い。
こんな感じというか、これは昨年の4月に撮影したもの。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
良寛和尚の辞世の句といわれている有名な句。恥ずかしなら私は知らなかったのだが、この場所で、ちょうどハラハラと花が散るタイミングで目にして、なんというか感じ入った。
職場の定年は65歳に延びたが60歳で退職する選択肢もあり、どうしようか悩んだ思いもあって。サラリーマンも桜も一緒なんだと。見事に咲いてはいないけれど、もうちょっとは残ってみようか。
2021年4月10日撮影
今年、昨日は、こんな掲示があって、更に自転車をつくろうとしている私の心への問いかけかもしれないと思ったりしたが、自分では際限があって合理性を有すると考える範疇においては、計画を変更する気持ちは無い。「自分のこととなるとまともに考えられなくなってしまうのか」と言われれば、「すみません、、」としか言いようがないのだが。
自動車で走っていては気づくことはないが、自転車ツーリングだとお寺の掲示にしばしば目を留める。
丹波の青垣にて(2021年5月)。
昨日も、いつものコース。
愛宕神社の一の鳥居を左へ。
神明峠を越えて、樒原、越畑の河原家住宅。
細野川沿いを走って、岸池山薬師寺。
今回は、階段を登ってお寺を拝観。
岸池山薬師寺。寺院活動にちょっと熱心な字の綺麗な和尚さんのいる田舎の寺かと思っていたら、光厳天皇の勅願所である由緒ある寺で、独自ドメインのHPを持ち情報発信にも対応されていると知った。
帰りは、持越峠、雲ヶ畑から賀茂川沿いに走ることにした。
写真:雲ヶ畑
写真:雲ヶ畑の大きな木
写真:京都市北区雲ヶ畑の高雲寺
雲ヶ畑は、御所の上流にあたることから穢れとされていた埋葬も地区内では避けたというエリアであるが、賀茂川にダムを作る計画が持ち上がり、賀茂川沿いの土地利用が乱れた。
広範な市民の反対等によりダム建設は撤回されたが、菊の御紋とか日の丸のステッカーを貼った産廃車両が走るのを見かけるようになったことがあったのは、とても残念で情けないことであった。
(2022年3月5日走行)
Xiaomi(シャオミ)Redmi Note 10 Pro のGPSと写真使用感 ― 2021/05/10
格安SIM加入の特典を利用してシャオミRedmi 9T という端末をタダ同然で手に入れたところ、期待以上に素晴らしかった。
その上位機種が発売になると知って、モバイルガジェットにそんなに興味がなかった自分史上初めて、発売日(2021.4.16)にモバイル端末を購入するという行為に及び、Redmi Note 10 Proを量販店のポイントを使って2万円台で入手した。以前、デジカメが次々と性能向上している頃には、そこそこの頻度でデジカメを買い替えていたが、今はその必要も感じず、それを考えると、コンシューマー向けデジカメの最新機種を2万円台で買うと思えば、まあいいかと思った次第。
GPS性能についてはRedmi 9TとiPhone11との比較を既報しており、Redmi Note 10 Proについても9T同様、何の問題もなく高性能である。
写真については、私はスマホのカメラ機能への期待値は低く、そんなに気にしていないのだが、そうはいってもRedmi 9Tは普段使いしているiPhone11と比べると(値段からする立ち位置からして高級車と軽自動車の性能を比べるみたいなもので理不尽かもしれないが)、Redmi 9Tをあえて使おうという気にならなかった。
基本、GPSロガーとして地形図アプリを見るのに使っているのだが、ツーリングの途中で写真を撮りたいシーンに出会ったとき、スマホの手軽さはやはり認めざるをえない。
Redmi Note 10 Proは1億を超える画素のカメラ性能というのをひとつの売りにしているようだが、その機能は、いまのところ、私は数回テストしただけで使っていない。
カメラは通常モードで使用しているが、明らかにRedmi 9Tよりも描写が優れている。そして、落ち着いた描写で、iPhone11のような色を盛るというか派手派手しさがあまりないのが、私にとって好ましい。コントラストとシャープを不自然に強調しているような印象が少ない。
作例というほどのものではないが、下記の2点、違和感なく、立体感もなかなかよく表現されていて、旅の記録にも使えると思った。
写真:嵯峨・落柿舎
写真:新緑。実際、すごく鮮やかだったので、映像が特に派手というわけではない。
Xiaomi(シャオミ)Redmi 9TでGPSログ実証 ― 2021/04/10
格安SIMを契約し、実質負担0円で、シャオミ という中国メーカーのRedmi9Tスマホを入手した。
せっかくなので、GPS性能、私の場合、ゲームはやらないのでポケモンGOとかではなく、アウトドアアクティビティーで重用している地形図アプリでのトラック(軌跡)記録について、普段使っているiphone11と比較してみた。
テストに使用したアプリは「スーパー地形」。iPhone版とandroid版の両方が提供されている。
ちなみに、「スーパー地形」はandroid版の場合でも、SDカードへ地図データを保存することはできない仕様。そのため、常用android地形図アプリは、SDカードに地図データを保存できる「地図ロイド」+「山旅ロガー」にしているが、今回は比較テストのためスーパー地形もインストール。
走行コースは、京都市右京区の周山街道から宕陰を回り、保津峡。峠や山間のクネクネ道ではGPS性能によっては、ログが道路をショートカットしてしまったりすることがある。
今回テストしたiPhone 11とRedmi 9Tでは、両方とも、ほぼ完璧にログは走行した道路上をトレースしていた。唯一道路を、ほんのちょっとだけ外したのが、下記の写真、「壁岩」のところだけ。といってもトンネルの直後なのでそこまで求めるのは酷かもしれない。
添付写真は、走行ログ画面をスクリーンショットして保存したもの。
最初がRedmi。その下がiPhone。
【Redmi 9TのGPSスクリーンショット】
redmi
【iPhone11のGPSスクリーンショット】
Redmi 9TもiPhone11も、ほとんど変わらないことがわかる。この箇所以外では、両方とも走行ログは道路上を忠実にトレースしている。
次のスクリーンショットは街中に入って細い道を直角に曲がるところ。
これまでに使ってきたスマホでは、直角にログが取れずショートカットしてしまうものが多かった。例えばエクスペリアsov34、現行のAQUOS SHV48も。
ところが(失礼!)、格安スマホのRedmi 9Tでは、きちんとログが道路上に取れている。
【Redmi 9TのGPSスクリーンショット】
redmi
【iPhone11のGPSスクリーンショット】
カメラ性能は、流石にiPhone11の方が優れている。Redmi 9Tにはレンズが多数付いているが、結果には結びついていない。
もっとも、iPhone11といっても、デジカメ(常用しているリコーGR3)と比べると、わざとらしい画像(やたらコントラストが高くてシャープさが鼻につく)になりがちで、私は自然な感じに写るGR3が好きだ。スマホのカメラ機能には限定的な期待しかしていないので、そう気にすることもない。但し、動画と、夜間や明暗差の大きいところでの撮影などではスマホが有利。レンズ性能というよりもデジタル補正を活かすと思われる場合にはiPhoneの方がリアルカメラのGR3よりも、良い結果を生む。
値段を考えるとRedmi 9Tは2021年4月10日のAmazonでは16,212円、格安SIM契約によっては実質0円。値段の差を考えると、Redmi 9Tの性能は驚異的だ。防塵防水になっていないのがアウトドア用には残念。電池が6000mAhもあるからか、走行ログを録っても、全くの余裕。電池の減りも少ない。
注意点としては、中国製スマホはRedmi 9Tのシャオミ(メーカー名)に限らず、OPPOもファーウェイも、節電の工夫が必要以上?に組み込まれているようなので、デフォルトのまま使うと、途中でログが切れたりする。
設定のところからかなり深い階層に入ったり、思わぬところから入る設定項目に行きつき、スーパー地形なり山旅ロガーなりジオグラフィカ等のアプリが節電機能で勝手にオフにならないようにしないといけない。設定画面では電池の消費量が増えるなどの警告が出るが、全然気にすることはない。私がテストしたRedmi 9TとOPPO A73は、どちらも1日ログをとっても電池を満タンにしておけば、家に帰っても80%程度は残っている。ファーウェイのスマホは、節電解除のやり方が最後まで分からなくて途中でログが切れることが頻発したので、知人にその旨をきちんと説明した上で、譲った。
それにしても中国製品はコスパだけでなく、使用感も全然劣後ではなく、安物感を感じさせない。かつての日本製品も同じように安物イメージを脱却して世界を席巻したのかもしれない。諸行無常を感じる今日この頃。一般消費者としてはありがたいのであろうが。
(追記)
上記を記述した翌日、自転車で120kmほどの周回コースを走り、Redmi 9T とiPhone11で走行ログをとってみた。
両機種とも、きちんと道路をトレースしている(佐々里峠や花脊峠の下り道のクネクネも見事なまで!)のだが、Redmi 9Tは、途中、笠トンネルという比較的長いトンネルで乱れている。トンネルの中でパトカーに抜かれたので、パトカーが発するなんらかWi-Fi情報等を拾ってしまったのであろうか。いままで、どんなスマホ機種でログをとっても笠トンネル通過で、こんな乱れ方をしたことはない。
Redmi 9Tでログをとる場合、機内モードにしておいたほうがいいのかもしれない。
iPhone11は、流石に安定しているというか、一日の長があるのかもしれない。
もしかしたら、スマホに起因するのではなく、同じ「スーパー地形」アプリでもiPhone版とAndroid版の仕様違いに起因するのかもしれないが。
ちなみに、8時間ほどGPSを作動させてログをとったが、Redmi 9Tは、自宅に帰って確認すると電池容量の86%が残っていた。iPhoneでは写真を撮ったりしたので、比較できない。Redmi 9TをGPSロガーとして使うなら3~4日の登山でも充電なしで使えそうである。気温が低いと、そうはいかないだろうが。
【Redmi 9T 笠トンネルでログが乱れる】
【iPhone11のログ】
<追記2>
「スーパー地形」の作者にメールでAndroid版のログ乱れについて質問したところ、すぐにご返事を頂いた。こんなに便利なアプリを低廉に提供いただきながら、この対応の凄さには恐縮してしまう。
回答を基に私が理解したところでは、Androidの場合、GPSから得た位置情報をそのまま使うアプリもあるが、補完的に補完情報を使うこともできて、「スーパー地形」はそうしている。補完情報を使うメリットも多々あるが、今回のような乱れが生じる原因となることも推察される。
そのことは折込済みなので、ちゃんと訂正の機能もアプリに盛り込んである。失礼ながら、これまで何度も使っていながら、私は認識していなかった。
その方法は、「スーパー地形」アプリで”GPS”→”トラックの一覧(で当該トラックを選択)”→”変換”→”クリーンナップ処理をする”。
不自然なログを捨象して、本来あるべき軌跡に一発で変換することができた。
めでたし、めでたし。
追記(2021/5): 上位機種が発売されたので シャオミRedmi Note 10Pro も購入したのでその感想。
MacにTrailNoteあり!地図ソフト(アプリ) ― 2020/12/11
自転車や山登りで走行(登山)ログをとるのに、かつてはGarminの専用機を使っていたが、今ではスマホで十分というか、スマホの方が性能が良いので、国土地理院の地形図が見られるアプリをスマホにインストールして活用している。
いろいろ試行錯誤したが、iphoneなら「スーパー地形」Androidなら「地図ロイド」が良い。
アウトドアアクティビティの後、記録したログをPCもしくはMacで確認するという場合、Macの「Trail Note」というソフトがあるのだが、それが、最高!というのが、今の認識。
「Trail Note」は以前からMacには入れていたが、今回、2011年LateのMacBook Pro を苦労してOSを「High Sierra」にアップグレードして、最新版の「Trail Note」にしたところ、その素晴らしさに感動した次第。
MacでなくPCだと地形図ソフトは大定番の「カシミール」があり、ものすごい多機能で、比類すべきソフトは他にはなく「Trail Note」も機能面では「カシミール」の足もとにも及ばないが、私の求めているベーシックな機能については、必要にして十分で、しかもMac向けの設計だからか、画面が美しく、センスが良い。機能では盛りだくさんの日本製電化製品ではなくて欧州メーカー、例えばバングアンドオルフセンという感じか。
なにがすごいかというと、走行ログを「Trail Note」で表示して、カーソルを走行ログ軌跡に当てると実にスムーズにその時刻と標高が表示される。もちろん、「カシミール」でも時刻は出るが、なんというかスムーズさと美しさが違う。
休憩したところが、かわいらしいマークで表示されるのも、おちゃめ。
それと、上りと下りでログの軌跡の色が違って表示されるので、気づかなかった微地形も認識できる。デフォルトだと、色がきついので、自分で好みの色にするとよいかも。
そんなわけで、自宅で走行や登山ログを眺めて、しみじみ楽しみたい人は、Macを購入して「Trail Note」をインストールされると良いのではないかと思った次第。
写真:Trail Note で表示したログ
梅雨の嵯峨嵐山散歩(宝厳院) ― 2020/07/05
新型コロナウイルスの影響で、旅に出かけることが無くなってしまった。
家にいることにも慣れてきたが、梅雨の止み間に、ちょっとそこまでお散歩。
雨上がりで、宝厳院の庭の苔が生き生きとしていた。
たまには庭園をしっぽり見学したりするのも良い。
写真:嵐山にて
○撮影日:2020/6/14
2020年京都の花見ライド・魚ヶ渕の枝垂れ桜など ― 2020/07/05
花見の時期になると落ち着かない。天気が良い休日であったりすると、花見の脅迫観念にかられて、あそこもここも、見てまわらないといけない気持ちになっていた。京都は桜の種類も多く、花見の時期も長いので、まじめに花見に集中しようとすると、凄いエネルギーを必要とする。
でも、そういうのはなんだかpoorなことかもしれないと気づいて、花見ライドはそのシーズンに1回、自分自身が「ああ良かった」と思えれば、それでよいことにしようと思った。欲張らずに。
花見を目的として走るのは1回、あとは普通にツーリングをしていて、偶然、「こんな桜に出会えて幸せだ」と感じられるようなことをしたい。そんなに知られていないが、地元で楽しみにしている人が愛でる桜、そういうのがいい。
というわけで2020年の花見ライドは、何度もその前は走っているが、花が咲いているときにも訪れたいと思っていた魚ヶ渕の桜にした。
写真:魚ヶ渕の枝垂れ桜
○走行日:2020/4/5
○使用自転車:Panasonicチタンロード
スマホ(iPhone/エクスペリア/ファーウェイ)GPSと、ログアプリ(山旅ロガー/スーパー地形/ジオグラフィカ)比較 (2020/5) ― 2020/05/09
この度、スマホのキャリアをIIJ mioに変更した。キャンペーンでHUAWEIのスマホが100円だったのでそれも入手した。
アンドロイドのソニーエクスペリア(SOV34)を使っていたのだが、2年以上経って電池の持ちが悪くなったのを機に、昨秋、iPhone11に替えた。SOV34は下取り等には出さずに、ウォークマン的な音楽再生専用機+GPSロガーとして、SIMカード無しで使用し続けている。
で、本日、iPhoneとエクスペリアとHUAWEIの3台を同時使用してGPS性能比較を試みた。併せてログ記録アプリ(山旅ロガー/スーパー地形/ジオグラフィカ)も全て走らせて、アプリの比較もしてみた。
使用状況は自転車走行。フロントバックのメイン部分にスマホを3台とも入れ、ひっくり返ったりしないように留意した。
あくまで、1回だけの使用例であって備忘録として。
<使用したスマホ>
・iPhone11:2019年9月発売、iOS13.3.1、RAM4MB
・SONYエクスペリアSOV34、2016年11月発売、Android8.0.0、RAM3GB
・HUAWEI nova lite3、2019年2月発売、Android10.0.0、RAM3GB
<アプリの設定>
全て機内モードでGPSのみ使用。アプリは全て最新のものにアップデートしている。
○アプリ名と設定 ※「山旅ロガー」はAndroid版のみしかリリースされてない。
・山旅ロガー=自転車(最短) ・スーパー地形=
自動・細かく
・ジオグラフィカ=
自動・細
◎結論
1)スマホ比較:エクスペリアは2年以上前のもので最新のiPhoneと比べるのは酷かもしれないが、GPS性能としてはiPhoneが優れている。
2)ファーウェイは、アプリに記されているファーウェイ用特別設定を守っても、途中でログが途切れ、使用に耐えなかった。
3)アプリ比較では、僅差であるがスーパー地形が優れていた。
但し、今回使用したAndroid機は4年前のフラッグシップ機と廉価モデルの2つなので「Androidの最新フラッグシップ機+山旅ロガー」だとどうなるのかは、今回の試みでは判らない。
4)「ジオグラフィカ」は登山に特化した設計だからかもしれないが、自転車で使うには今回の3つのソフトの中から積極的に選択する要素に欠けた。登山で使うには、これまで問題なかったが。
◎ログ
(地図1)※クリックして拡大
今回使用した3スマホ全てにインスールできる(iPhoneとAndroidということ)アプリ「スーパー地形」での比較。
黄緑色=iPhone+スーパー地形、青=エクスペリア+スーパー地形、茶色=ファーウェイ+スーパー地形。
このレベルの縮尺だと、3つとも大差ないように見えるが、大縮尺にすると差異が判る。
(地図2)
黄緑色がiPhone+スーパー地形、紫=エクスペリア+スーパー地形、エンジ=ファーウェイ+スーパー地形。
六丁峠の西、書物岩のあたりのヘアピンカーブは下り坂でスピードも峠東側と比べると出ており、GPSには不利な状況。iPhoneのトレース能力が優れている。
しかし、iPhoneも全てに優れているのではなくトンネルを抜けてしばらくのあたりでは、道路から外れて山側にずれている。
(地図3)
ファーウェイ+スーパー地形のログ。
ファーウェイは、突然ログが途切れてしてしまった。
山旅ロガーでも同様であった。ジオグラフィカでは、もっと早い段階で途切れてしまった(下記地図4参照)。
(地図4)
ファーウェイ+ジオグラフィカのログ。この組み合わせでは使い物にならなかった。
(地図5)
黄緑=iPhone+スーパー地形
青紫=エクスペリア+スーパー地形
大縮尺にしてみた。この道を走ることが多く、これまで数多くエクスペリア+山旅ロガーでログをとってきたが、この地図の青紫色のエクスペリア+スーパー地形といつも同じ結果。
iPhoneだときちんと道路をトレースしており、アプリではなくスマホの性能差だと考えられる。
ちなみに鉄道線路のあたりに見えるエンジはファーウェイ+スーパー地形。
◎結論2
GPS性能ということではiPhoneがイチオシだが、自転車走行ログ目的であれば、そうシビアに道路をトレースする必要もないのが、実際での使われ方だと思う。
一日走ったルートとその通過時間、到着時間がわかれば十分で、私はその程度の使い方しかしていない。
GPSの精度が高いレベルで重要になるのは、雪山や沢など、登山道がない場所で使用する場合だと考えられる。今回は自転車での使用なので、歩きとはスピードが異なる上に、アプリによっては設定も違うので今回の結論を敷衍することはできない。登山には登山使用での検証が必要になる。
ファーウェイも、今回のGPS使用では残念な結果になったが、画面はきれいで地図は読みやすい。市販でも2万円台で入手できる製品であって、コストパフォーマンスはもちろん機器そのものも決してチープな印象は受けず、魅力的な製品である。
私はログとり専用機として使おうかと思って、100円でもあるし、入手したのだが、その目的には不適であった。iPhoneのシムを抜いてロガーとして使い、通話等のいわゆるスマホ機能をファーウェイにあてはめる活用法も考えられる。
でも、iPhoneの電池消費量は一日ログをとっても十分余裕があるので、わざわざ2台携行しなくても、iPhoneだけで全て済ますという普通のやり方で十分。
折角iPhoneを購入したのだし。
傷ついたCDを修復 ― 2020/02/16
雨の日曜で休養日。
傷がついて、昔のレコードの傷のように定期的に「ポチ、 ポチ・・・」というようになったCDの修復をしました。
アルゼンチンのアーティスト、カルロス・アギーレ&キケ ・シネシの「Sense of Quiet」という東京ライブ。お気に入りなので、もう 1枚買い直しており、まあ修復に失敗してもいいや、 という考えで、大胆に。
かつてCD修復の器具と薬剤を購入して試みたりしたこと もありましたが、薬剤はすぐ乾燥して使えなくなるのと、 わざわざそういうセットを買うのなら、CDを買い直した ほうが確実、という具合。
研磨剤入の歯磨きで磨くといい、とネットに出ていて、か つて試みたことがありましたが、効果はイマイチでした。
で、今回は、自転車磨き用の「オートゾル」という定番の 品でチャレンジ。他の同種製品でも一緒だと思います。
最初、タオルにつけて、CDを磨きました。CDを磨く場 合は、同心円状ではなく放射状にするものらしいので、そ うしてみました。
結果は、だいぶましになりましたが、一部、醜いノイズが 残っていました。
そこで、2回めは写真のメガネ拭き布にオートゾルをつけ て、禁断の?同心円状磨きをした後で放射状に磨きました 。
すると、傷らしきものも、ほとんど消え、CDプレイヤー にかけてみたところ、治っていました。
研磨剤入のもので磨いたので、表面の保護層等が薄くなっ たりして、経年変化によるダメージを受けやすくなったり するのかもしれませんが、廃盤になってしまったCDとか 、買い直すほどでもないものには、チャレンジしてみる価 値があるかもしれません。
レコードよりもCDは雑に扱うからか、知らぬ間に、細か いキズがついてしまっているようです。
CDも丁寧に扱う必要があると感じました。
かつて、カーステレオでCDを使っていたときは、本当に ラフに扱っていたものでしたが、最近はクルマの中ではC Dを直接挿入することはなく、全てSDカードに入れてい るので、ましですが。
傷がついて、昔のレコードの傷のように定期的に「ポチ、
アルゼンチンのアーティスト、カルロス・アギーレ&キケ
かつてCD修復の器具と薬剤を購入して試みたりしたこと
研磨剤入の歯磨きで磨くといい、とネットに出ていて、か
で、今回は、自転車磨き用の「オートゾル」という定番の
最初、タオルにつけて、CDを磨きました。CDを磨く場
結果は、だいぶましになりましたが、一部、醜いノイズが
そこで、2回めは写真のメガネ拭き布にオートゾルをつけ
すると、傷らしきものも、ほとんど消え、CDプレイヤー
研磨剤入のもので磨いたので、表面の保護層等が薄くなっ
レコードよりもCDは雑に扱うからか、知らぬ間に、細か
CDも丁寧に扱う必要があると感じました。
かつて、カーステレオでCDを使っていたときは、本当に
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