2016GW津軽・龍飛崎へ ― 2016/05/04
太宰治「津軽」の舞台です。
自転車はグランボア700Cデモンタブル。タイヤはグランボア セールブリュ26Cエキストラレジェ、2日間で270Km走りました。自動車は京都市内のガソリンスタンドでメーターをリセットしてから1792km、23時間13分走行、平均時速77km/h、平均燃費16.7km/Lでした。鉄道は津軽鉄道とJR五能線に乗車。自転車で五能線沿いに走った道や景色を、今度は鉄道から眺めるのも良かったです。
<感想など>
・龍飛崎、西海岸からは、500m登って下る。昔からの道ではなく、近年にムリムリ作った道なので「峠」名は無いが、なかなか雄大な「峠」が手前にあると認識する必要。京都の花脊峠を鞍馬側から登るのと同じ比高。
・津軽半島の街や集落景観は、なんとも形容しがたい。家の形や屋根の色、造作もバラバラで街や集落としてのまとまりが少ない。古いものが上手に残っているケースにはほとんど出会えなかった。景観の「今」を伝える写真を撮りたかったが写真の腕として難しく、例外的に残っている「民家」の写真中心になってしまった。
・観光スポットは整備されているが、観光スポット以外の、面としての地域の魅力の広がりが感じられにくい。
・観光ポイントではない、「津軽」のさりげない魅力とは何なのか、自分は何を求めてわざわざ津軽まで来たのか自問自答する旅でもあった。
・五能線の景色は素晴らしい。撮影したくなるポイントが多い。
☆写真、詳しくはGooglePhotosで(119枚)
4/28(木)【自動車】京都21:30→(湖西道路で敦賀から北陸道)→4/29(祝)0:40北陸道尼御前SA<車中泊>7:30→9:30上越JCT→10:25長岡JCT→11:50朝日まほろばIC(この先一般道)→12:45あつみ道の駅<昼食>13:20→(由良から国道7号線を外れて県道50号線=海岸沿い)→14:18庄内空港IC(日本海東北自動車道)→14:34酒田みなとIC(この先一般道)→15:40金浦IC(日本海東北自動車道-秋田自動車道)→17:00能代南IC(この先一般道)→17:22JR能代駅前<泊> 自動車走行900km:平均燃費15:8Km/L(京都から能代まで無給油で走れた)※クルマは旅館の駐車場にデポ
5/1(日)【自転車】鰺ヶ沢・石岡旅館7:00~8:10木造出来島~8:44埋没林~9:20木造大湯町~9:35木造館岡(大きな家)~9:50木造筒木坂(どうきさか)~11:00十三<昼食>~11:38十三湖大橋~12:20小泊(太宰再会公園他)13:10~13:40傾り石(竜飛崎への登り開始)~14:30国道ピーク~14:53龍飛崎15:06~15:13三厩湾梹榔(ひょうろう)~15:38三厩漁港~16:00今別~16:50小国峠~ゆまなみトンネル17:20~18:00津軽中里・坂田旅館<泊>
5/2(月)【鉄道&自動車】津軽中里・坂田旅館~津軽鉄道「津軽中里」駅(輪行)7:52→8:05金木(乗り換え待ち時間に斜陽館)8:46→9:06五所川原(待ち時間に市内散策)JR五能線普通列車10:26→12:14深浦(待ち時間に資料館&美術館見学)13:36→15:16能代 「駅前旅館」デポ地15:30→15:50能代南IC→18:05酒田みなとIC→19:50朝日まほろばIC→20:45黒埼PA(食事)→21:42長岡JCT→22:23上越JCT→23:20有磯海SA<車中泊>5/3(祝)6:35→7:45尼御前SA8:15→10:13小浜IC→(周山街道R162)→11:35周山→12:30自宅
対馬ツーリング(2006/3) ― 2016/05/06
対馬は「全島、山」といわれ、沖積平野は僅少で、山から流れた小さな谷毎に集落があり、漁業の島。対して壱岐は農業の島。
対馬は民俗学者の宮本常一先生の著作も多いフィールドで、一度、訪問したいと思っていました。
九州の最果ての島かと思っていましたが、最果感はありません。考えてみれば、中国大陸や朝鮮半島から日本に文化が伝わった廊下といえる地なわけで、文化の通り道だったわけです。
現在の東京中心の地理感覚からすると「僻地」なのかもしれませんが、歴史的には全然そうでなく、訪問して自転車で細かい道を走っても、なぜか懐かしい感じでした。
【峠】-
【使用自転車】TOEI700Cランドナー(旧)
【ルート】
1日目夜発:京都~(新幹線)~博多~(フェリー泊)
2日目:(フェリー)~厳原~小茂田~け知~(渡船)~豊玉町嵯峨~和多都美神社~豊玉町大綱~三根(泊・大橋旅館)
3日目:三根~峰町青海~上県町女連~上県町伊奈~千俵蒔山~佐護湾~佐須奈~鰐浦~上対馬町泉(泊・対州荘)
4日目:対州荘~比田勝~琴~小鹿~佐賀~万関橋~厳原(泊・丸屋ホテル)
松尾大社 酒造会社の提灯 ― 2016/05/16
松尾大社は酒造りの信仰を集めているからですが、私の大好きな宇都宮酒蔵「四季桜」のものもありました。
広告業界で長年仕事をしてきたせいか、連合広告の感覚で、この手のものは、ついつい見入ってしまいます。どういう順番で、どんなところが出しているかと。
神社に一番ちかい、いわば一等席はどこの提灯なのかみますと、
伏見の酒造会社といえば、日本一の造り酒屋として全国の酒造会社から一目置かれていた「月桂冠」が一番の旦那のように思われますが、「月桂冠」は中程に1つだけ。
松尾大社よりも伏見の方にある神社との繋がりが深いのかもしれませんが、ちょっと意外でした。
宝酒造は上場企業で、企業規模としては造り酒屋とは別のフィールドの存在ですが、なかなか大したものだと思いました。全国の造り酒屋さんが宝酒造のお得意でもあるので、業界内の仁義を大切にすることが社業の繁栄にも結びつくのかもしれません。
有名自転車タレント ビンセント・フラナガンさんと松尾大社で出会う ― 2016/05/16
ビンセント・フラナガン選手、1990年代から2000年代にロード、MTBともに大活躍したオーストラリア人(今は日本国籍かもしれません)。世界選手権にも何度も出場されています。
気さくな性格で、当時から「ビンちゃん」と呼ばれていました。
私など、直接形骸に接することはなかったのですが、私の自転車ホビー競技生活で、一番嬉しかった思い出は、ビンちゃん(失礼ながらそう書かせていただきます)と同じレースに出走し、完走できたこと。
兵庫県播磨中央公園でシリーズ戦として開催されていた「クラブアングルはりま」ロードレース。勾配がきつくなく、くねくねしたコースなので、変速操作による推進力ロスを避けるために、ロードバイク(当時はロードレーサーと言っていた)のWレバーをシマノの手元変速システムに交換した記憶があります。74系デュラのデュアルコントロールレバー出始めの頃の話です。
そのシリーズ戦のエリートクラスに出走し、豪雨で集団のペースが上がらなかったこともあり、私の脚でも、なんとか完走できたのです。何周するのかは忘れましたが、ビンちゃんとか実業団のエリートクラスの人たちも一緒なので、いつ周回遅れになってレースから降ろされるのかビクビクしながら、必死で走った記憶があります。
他の大会で表彰台に上がらせてもらったことも、ごく僅かありますが、表彰台よりもエリートクラスで完走できたことがたった1回とはいえあったことが、誇りです。
そんなビンちゃんと、松尾大社のご縁で会えたので、一緒に写真を撮ってもらいました。ビンちゃんと一緒だったのは私も所属しているロードチームの人だったのですが、最近練習会に出席していないもので、失礼しました!
ビンちゃんは引退後も色々活動されているようです。京都在住なので、普段から親しい人は親しいのでしょうが、有名人に会えて嬉しかった次第。
テント張り綱は蛍光で! ― 2016/05/16
この土日、所属山岳会の新緑祭でした。
泊まりの山行はいつもテントですが、毎年新緑祭の時は、普段使う機会のない「ツェルト」で寝ています。
地面が芝生でとても張りやすいのと、年に1度は使わないと、張り方を忘れてしまいそうになるからです。
ツェルトというのは、緊急時使用を想定したシェルターで、ペラペラ軽量なものです。
立木を利用してロープで張ったり、今回の写真のようにストックを使ったりして、簡易テントにもなります。
新製品でも何でもなく、以前から製品化されているものですが、今回、ツェルトの張り綱を蛍光繊維のものにしましたら、その威力にびっくりしました。写真ではストロボの光に反応して、実際見るよりもすごくなっていますが、ヘッドランプの明かりでも、十分に目立ちます。
テントメーカーも最初から張り綱は蛍光繊維入りのものにしてほしいものです。
MTB アラヤ マディフォックスMTF26CRM-G ― 2016/05/17
以前開設していたHP(自転車とカメラの日々)より再録
「ニューサイクリング」1989年9月号の巻頭特集「最新ATB 10台の実力」で好評価だったので、購入。
当時はMTBまたはATB(オールテラインバイク)と呼ばれ、サイクリストの間でもいわゆるMTBの認知は進んでなく、ゲテ物扱いされている一面もあったと記憶している。
私もMTBを認めるかどうか躊躇していたが、NC(雑誌 ニューサイクリング)の記事で薛さん(編集者)が好意的に書いていたので、そろそろMTBを体験してみようと思った。フレームは丹下プレステージ、パーツはデオーレXT-Ⅱ(懐かしい!)。もちろん、MTB用サスペンションなど存在してなかった時代だ。
購入して、乗ってみて驚いたのを覚えている。子どもの頃の「自転車乗り」の楽しい感覚がよみがえったのだ。ロードレーサーはテンションの高い乗り物で、それなりのスピードを出して走らないと爽快感は得られないが、MTBだとそのへんをホロホロ入っても楽しいのだ。
山道の急坂も思ったよりよく登る。
というわけで、京都の北山シングルトラック等を走り始めたが、しばらくして、チェーンステーが自然に曲がってしまった。後タイヤとフレームとの間隔が均等でなくなってきたのだ。メーカー保証が得られることになったが、無骨なプレスラグ(今となっては草創期のMTBらしくてとっておけばよかったと思ったりもする)等が気に入らなくて、新しいフレームに買い換えた。
MTBといえばARAYAがリーディングカンパニーで、アメ車はまだまだ侵攻してなかった時代のことである。たった10年前(※2009年時点)だが、そのことを考えるとずいぶんと昔の気がする。ちなみにニコンのカメラで時代区分するなら、F4が発売になった翌年である。この10年の変化では自転車の世界のほうが大きい。
追記:その後の変化を考えると、カメラはデジカメの時代になり、銀塩カメラは一部好事家以外からは歴史の彼方へ。アラヤもMTBブームの後は、撤退に近くなったようですが、近年は面白い商品企画でがんばっておられます。
レイシス フルオーダーMTB ― 2016/05/17
旧HP:自転車とカメラの日々 より一部修正
ARAYA MTBのチェーンステーが曲がったので、MTB2台目として、「TAKENAKA」(注:当時寺町丸太町にあったショップ。私もTAKENAKAさんの自転車チーム”ホリディサイクルクラブ”に入れてもらいレースを始めた)を通じて枚方のビルダー レイシスにオーダー。
ARAYAは重たかったので、今度のコンセプトは軽量パスハン的MTB。
フレームはプレステージの軽量仕様をフィレット仕上げ。クランクは杉野PX、ギヤはTA、ディレーラーやブレーキなどはサンツアー。
リムはカンパ「CONTAX」でタイヤはミシュランMTB用。
重量的には軽かったが、走りは重かった。変速も山道では無理なトルクがかかったりするので、やはりMTB専用パーツでないとスムーズでなく、後にサンツアーマイクロドライブシステムでXCプロがリファインされた際に、全部取り換えた。
このMTBで思い出深いのは、京都府立ゼミナールハウスで開催された「オールJAPAN ナショナルチャンピオンシップ MTB大会」で年代別クラス入賞したこと。八代正さんがコーディネートし、数年間ゼミナールハウスで開かれた後、兵庫県の柴田ファームに会場が移り、その後は岩岳の大会となって発展している。MTBレースの創生期ならではの話である。
ゼミナールハウスに前泊して一緒に泊まった外国人で、やたら日本語が上手なMTBもオタクのような人がいて、いったい何者かとおもっていたのが、後にキャノンデールJAPANの副社長になったマイケル・トロイ・ジャクソンさんだった。彼は当時、出来サイクルが企画販売していたヨセミテブランドMTBの、一営業マンだった。レース後に風呂に入ったら、彼と二人きりだったので、いろいろと話をした。彼はまだ車も持ってなく、帰りはバス輪行していた。
レイシスMTBのフレーム工作と色合いは私のイメージどおりで、実にほれぼれするほどきれいな自転車に仕上がっていたが、走りが悪いので、フレームをキャノンデールに買い換えることにして、手放した。
HONJO フルオーダーMTB ― 2016/05/17
上の写真は、このMTBを会社の先輩に譲る際、ステム等を先方の体型に合わせて取り換え、フォークもサスペンションでなくオリジナルの「丹下ビッグフォーク」に戻した状態のもの。
リアルレーシングMTBとして本城さん(注:鳥取市にある工房。近年は競輪選手向けのオーダーフレーム製作に特化)にオーダー。パーツは出たばかりのシマノXTRフルセットでI’S BICYCLEにて組んでもらった。
当時はフレームビルダーもMTBを手がけていた。この自転車は「サイクルスポーツ」のMTB一覧の本城サイクルワークスのページに登場したこともある。
フォークはビッグフォークからリッチーロジックフォーク、新発売の丹下サスペンションフォーク、ロックショックマグ21へと変遷した。
実戦に投与し、数々のレースを走り、プラザ坂下での「ビンゴdeMTB」シリーズや柴田ファームの大会で入賞したりした。今ではクロカンマシンで出走するなど考えられないだろうが、ダウンヒルレースにも出走し、そこそこの成績を収めた。
良く走るマシンだった。
たいへん気に入っていたが、リアルレーサーとしては寿命がつきたので、ポタリング用に余生を送るということで、先輩に譲ったのだ。
転勤にも連れていってもらったようで、先日家族旅行で訪ねたら、シンガポールの超高級コンドミニアムの大理石床材の上に鎮座しており、幸せな余生をおくっているようだった。(注:1990年代の話です)
キャノンデールMTB ― 2016/05/17
[旧HP 自転車とカメラの日々 より]
レイシスのオーダーMTBは軽量でとても美しく、その意味では狙いどおりに造ってもらったのだが、走りに精彩を欠いた。なんかフレームがしなやかすぎて、推進力をロスしている感じ。
というのが表向きの理由で、キャノンデールのフレームを買う決心を固め、パーツを移し替えた。
もう一つの理由として今にして思うのは、当時、私の所属していたクラブがキャノンデールで熱くなっていたこと。鈴鹿ロードのチームロードにキャンデールで揃えて出走したほど。キャノンデールの日本法人が設立され、出来鉄工の「ヨセミテ」ブランド立ち上げに貢献したマイケルTジャクソンがキャノンデールジャパン社立ち上げに際して移籍し、宣教師のように日本のMTB界に影響力を与えるなど、新たな時代のうねりが感じられた。キャノンデールのカタログもマイケルが翻訳していたのかどうか知らないが、奇妙な翻訳調文体や半分意味不明のフレーズがちりばめられていて、手作り感覚にあふれていて楽しいものだった。各レース会場でもマイケルが率先して出走していたし、キャノンデールは大変輝いていた。
ただし、このキャノンデールMTBに私が求めていたものはあくまでシングルトラック用軽量MTBということだったので、最後までサスペンションフォークはインストールせず、リジッドで楽しんだ。フォークは軽量な「ペペロニフォーク」で大変気に入っていたが、キャノンデール社からリコールの知らせがあり、鉄コラムのものに替えられてしまい、残念。体重60kgほどの私ならば、全然問題なかったかもしれない。
ブレーキのワイヤー取り回しもキャノンデールオリジナルの滑車方式のようなもので、MTB発展期の楽しさにあふれている。
その後、MTBの変貌があまりにも激しくなり、私などにはついていけなくなってしまった。ダウンヒル用MTBなど原動機なしオートバイのようになってしまって、まったくお手上げだ。
数年前から実家に保管し、帰省時の山遊び用にしている。いろいろと思い出のつまった自転車だし、パーツはサンツアーXC PROなので昔を懐かしがって手放さないつもり。
TREK 970SHX MTB 1996年モデル 完成車価格13万円台 ― 2016/05/17
[旧HP 自転車とカメラの日々より]
毎年、秋になると各社のカタログをみていますが、96年モデルのTREKカタログの中で、この自転車が目に飛び込んできました。
コストパフォーマンスが非常に高く、バランスがとれていて興味が湧きました。MTBは半分消耗品みたいなところがあって、あまり値段の高いものはどうかと考えることもありましたし・・・。それと、まだTREKの日本法人がなかったころに購入した妻のTREK950が、私にはサイズが全然違うにも関わらず、走りが軽く、TREKのクロモリ車について好印象を持ち続けていたことも関係あります。テゥルーテンパー社のクロモリチューブであるということと、グリップシフトにも興味がありました。
パーツのオリジナルの構成は以下のとおりです。Colors: Ice Fire w/Black decals
Main tubes: True Temper triple butted Cro-Moly
Stays: True Temper Cro-Moly central butted seat stays
Fork: Rock Shox Quadra 21R suspension, 60mm travel
Headset: Dia-Compe ST-2 Aheadset 1 1/8"
Crankset: Shimano Deore LX-C 42/32/22
Front derailleur: Shimano Deore LX-C Top Swing, top pull
Rear derailleur: Shimano Deore XT SGS
Shifters: Grip Shift SRT-800 X-Ray
Freewheel: Shimano HG70-I 11-28, 8spd
Chain: Shimano IG70
Hubset: Shimano Deore LX rear; System 3 suspension front
Spokes: Union USA 14/15G butted stainless
Rims: Matrix Swami WM, anodized, 32 hole
Tires: Panaracer Dart 2 Comp front; Smoke 2 Comp rear, 26 x 2.0"
Brakeset: Shimano Deore LX w/Dia-Compe PC-7 Power Control levers
Pedals: System 2 ATB w/clips and straps
Handlebars/bar ends: System 2 ATB, butted alloy, 170g w/System 1 bar ends
Stem: System 2 ATB, forged alloy direct connect
Seatpost: System 2, forged dual-bolt adjustable head
Saddle: Bontrager Plus 10, Cro-Moly rails
Additional components: Rack mounts, 2 water bottle mounts
Weight: 25.86 lbs / 11.74 kg
購入して交換したのはクランクとブレーキをXTにしたのとペダルをSPDにしたくらいです。
この年のアメリカ国内向けカタログをみますと上位モデルとして「990SHX」というのがありますが、日本では未発売です。最近ではクロモリは国内では売れないからか970クラスでも発売されなかったりします。メーカー車でも「これはいい」と思った時に買っておかないと、次年度には消滅したり、好きな色がなかったりします。
このモデルはTREKのロゴが変わる直前、パーツ的にはカンティブレーキ時代の最終年度で、デオーレXTも細めのデザインの頃です。全体として私には上品に感じられ、買っておいて良かったと思いました。地味といえば地味ですが。
今思うのにはサスペンション無しの「TREK970」(SHXが付かない)、にしておけば、一層シブくてよかったかもしれません。近年ではサス無しモデルは廉価版モデルのMTBルック車的なものにしかなかったりしますし、フォークだけを購入しても、フレームとは同じ色になりません。レース用でないなら改めてサス無しMTBに乗るのも楽しいかもしれません。
このTREKを買った翌年にBSネオコットMTBを約3倍の値段を払って購入していますが、両者の違いはどんなもんでしょうか?
一言でいうならBSのほうが乗り味がしなやかで、取り回しがよく、さすがにレース向けです。TREKもクロカンレースで使ったことがありますが、動きが少々鈍く、車体の重量を感じました。
但し、この差に3倍の値段の違いがあるかというと、感じ方は人それぞれでしょう。私は、レース用として考えるならば、やはり値段の違いだけのものはあると思います。
でもそれは決してTREKの満足度が低いということではありません。どっしりして、しっかり走るTREKはツーリングをはじめとするレース以外では十分の働きをします。キャリアも取り付けられるのでツーリングではBSより機能的には適しています。
なによりこの値段でこれだけのものが手に入るのなら、文句はいえません。両方とも乗って楽しい自転車です。
現在、妻の実家に置かせてもらっています。
追記:2014に京都に戻し、フルリジッドに改造。リムとスポークも交換しました。すぐに林道ツーリングに使いました。不満はないのですが、感動もない。細身のシマノXTとクロモリフレームのバランスがいいので手放さずにいますが、だれか値打ちを認めてくれる人がいれば譲りたいです。
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