MIYATA BP2 フルサスMTB ― 2016/05/18
[旧HP 自転車とカメラの日々より]
消費税が上がる前の97年3月に「TAKENAKA」にて購入。ちょうどクロカン用フルサス車が出揃った頃で、雑誌のインプレでも評判がよく、宣伝露出量も多くてMIYATAの気合いが感じられた車種である。。
97年の6月にニフティサーブ「シクロツーリストフォーラム」に投稿したインプレがありますので、再録します。
> 懲りずにMIYATA BP2を購入してしまいました。今年に入ってから各雑誌に
>宣伝露出量の多い、グレッグヘルボルトが関与したというフルサスMTBです。
> ランドナーから趣味の自転車を始めた者としては、フルサスには抵抗があり
>ましたが、なかなか好いです。
> 登りでタイムトライアルをすれば,リジットバイク,例えばBSのネオコッ
>トのほうが速いのかもしれませんが、楽しめる自転車です。舗装の登りでも、
>苦痛ではありません。ダートの登りだと、フルサスの効果でスムーズ,本領発
>揮といったところです。ダートの登りこそフルサスが必要といった気持ちにも
>なります。トップチューブがあるので、一応担げます。
> パーツはハンドルをフラットに替え、ステムも10度アップの11センチに
>しました。ブレーキはLXで十分良く効くのでそのままです。シートピラーは
>カタログの写真では変なモノのように感じたのですが、実物は思ったより質感
>が良かったのでそのままです。タイヤはダスタープロに替えました。
上記発言の後、クロスカントリーレースにも参戦したりして、パーツを若干換えた。前変速機とブレーキレバーをXTR、タイヤを「PANAクロスカントリーマジック」に、など。
夏は基本的にはMTBには乗らないが、先日(99年7月)、久しぶりにダート林道を含む50kmほどのコースを乗ってきた。
上記インプレどおり、登りも楽しく走れて「リジットバイクで来れば良かった」などと感じることはまったくなかった。
FUN RIDE用にいい自転車だ。
BBの位置が高いので足つき性は悪いが、フレーム設計上のバランスからやむを得ないのであろう。。
このモデルの後、次年度からは「MIYATA」ブランドを表記せずに商売しているようで、残念である。
自社ブランドに自信がないとするなら情けない。「MIYATA」だと実用車のイメージが強いので、他のブランドでいきましょう」などと広告代理店など外部の人間が言ったのか、まさか社内の人間が言ったのかは知らないが、残念なことである。
BP2ヘッドの「MIYATA」歯車デカールはとってもオシャレでお茶目だと思うのだが・・・
[追記]と書いておりましたが、けっこうすぐにオークションで売却しました。置き場所の問題とやっぱり重たいので動きがもっさい感じがして、フルサスそのもののデメリットは特別感じなくても、自転車全体としての魅力に欠けてきたためです。フルサスは当時ブームだっ たので、オークションですぐに売れるだろうという目論見もありましたし。
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