パナレーサー携帯ポンプのことなど ― 2021/10/21
webを閲覧していると、「LANDCAST」という自転車携帯ポンプの広告が表示され、あれこれ画期的みたいなことが書いてあるので、思わず注文しそうになったが、ふと冷静になってみると、既に所有しているポンプが相当数あることに気づいた。
以前は自転車ごとにフレームポンプ(携帯ポンプ)を装着していたのでポンプの数も増えたのだが、最近は泥除けのない700Cの自転車の場合はトピークのツールパックに一番よさそうなポンプを入れて、ボトルゲージに装着して共用している。ランドナーなどツーリング用にはフロントバック等に入れる別のセットをつくっている。

写真:トピーク 「ケージパック」

写真:トピーク ケージパック
トピークのケージパックに入れているのは、写真上から、簡易ワイヤー錠、パナレーサー携帯ポンプBMP-23AEZ(以下、パナ携帯ポンプと記述)、タイヤレバー、8×9スパナ、10×12スパナ、シリカの携帯工具、チェーンのコネクトピン、トピークのチェーン切[リンク11]、チューブ2つとイージーパッチ。
実は、この数年間、10年以上になるかと思うが、700Cの泥除けのない自転車の乗車中にパンクしたことがない。スローパンクで、翌日になってからパンクに気づいたことはあるが。従って、パナ携帯ポンプも実際には使ったことがないのだ。
そこで、自宅にてパナ携帯ポンプで、ちゃんと空気が入るか、今更ながら実験してみることにした。

写真:パナ携帯ポンプ

写真:パナ携帯ポンプ200回
パナ携帯ポンプで700×23Cのタイヤに200回ポンピングして5.8気圧。実用的にはこれで十分走れる。200回程度のポンピングには、さほど力は要らない。

写真:パナ携帯ポンプ300回
300回ポンピングすると7.6気圧も入った。後半は若干、ポンピングに力が必要だが、無理なく入る。
パナ携帯ポンプには口金に続くチューブがあるので、無理なくポンプに力を入れられ、バルブを壊す心配もなく、とても使いやすい。仏式バルブの場合、青色のほうをバルブに差し込み、赤色の米式バルブが反対側に飛び出るまでカチッと装着するというやり方を忘れていて、最初戸惑ったのは、情けない次第。
次に、これまで使った携帯ポンプで秀逸と思っている、メーカー不詳、とても安価(1500円しなかったと思う)なシリンダーが2つあるポンプ(以下、Wポンプと記述)で実験してみた。

写真:Wポンプ
Wポンプで200回ポンピングしようと思ったが、180回で十分な感触だったので180回で止めたところ、6.8気圧。とても軽い力で入る。やはり秀逸だ。1回の充填空気量が大きいので42BやMTBのタイヤの場合には、必ず持参している。

やはり携帯ポンプは物理的に大きいほうが楽なので、いわゆるフレームポンプ形式の[トピーク ロードマスターブラスター Lサイズ54-59 ]で実験。
上から「ロードマスターブラスター」「Wポンプ」「パナ携帯ポンプ」「ボントレガー エアーサポートHP S Road Pump(以下、ボントレガー携帯ポンプと記述)」
ロードマスターブラスターで100回ポンピングすると6.8気圧入った。それ以上入れる必要はないので、終了。

今度は、小さいポンプではどうかと思い、ボントレガー携帯ポンプで実験。
200回ポンピングすると5.6気圧。

これでも十分走れるが、もっと入れてみる。

ボントレガー携帯ポンプで270回ポンピングしたところ6.6気圧。小さくてポンピングしにくいので、270回で止めた。バルブに無理な力が掛からないように注意したはずだが、バルブが曲がってしまった。グランボアのモンテアミアータというチューブラタイヤで実験したのは痛い。バルブが折れたり不調になったら万札以上を捨てることになる。普通のチューブでやればよかった。
やはり、小さいポンプは扱いが難しい。
結論としては、700cロードレーサー時に持参しているパナ携帯ポンプは、やはり高性能で扱いやすいことが確認できた。メーカー不詳のwポンプも同様。
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