KONA ROVE LTD にグランボア エートル650×42B ― 2018/09/08
KONAの”グラベルロード(この種の自転車についてリベラルロードという呼び方が京都のお店から提案されている~舗装路も未舗装路も自由なスタイルで自由に楽しめるから) ”Rove LTD” にグランボアの650×42Bの”エートル エクストラレジェ”をインストールしました。
エクストラレジェというのは、ロードの決戦用と同じような細くてしなやかなケーシングを使ったタイプなので、ガレたオフロード等ではサイドカットのリスクがあります。
写真:グランボア エートル エクストラレジェ
写真:デフォルトのホライズンのタイヤ
しかし、そのスムーズでスルスル進む乗り味の魅力には抗えず、デフォルトのホライズンのタイヤから交換してみました。チューブもグランボアの”レール”軽量タイプ。
実はお店で交換してもらいましたが、大変参考になりました。タイヤ交換くらい自分で出来るし、と思っていましたが、やはりプロは違います。
チューブレスレディ対応のリムだと、タイヤのビート部分がリムに密着するので、装着の際には最初、圧を上げて、それから空気を抜いて指定圧に戻すだとか、天花粉のようなパナレーサーのタイヤとチューブがひっつくのを防ぐ粉の実践的使い方とか、勉強になりました。
乗り味も、予想したとおり、車でいうならセグメントが1ランク上がったという感じです。DセグメントからEセグメントに乗り替えた(実際、そんな経験がないので、あくまで想像上)感じなのではないでしょうか。エートルを装着すれば、乗り味グレートアップの効果大です。
ちょっと自分の脚力では固いと思っていたRove LTDも、エートルで3気圧だとスムーズです。ホライズンだと、3気圧だとちょっと固くて、圧を抜きすぎて走ったら、今度はタイヤが大きいので変な揺れ方になって、緩い下り坂で車酔いのようになりかけた(そんな経験は初めて!)ので、ホライズンだと使えるのは2.5気圧までかもしれないというのが、今日までの総括。
タイヤも時々、交換しながら、いろいろ走ってみたいと思います。
一澤信三郎帆布の「自転車かばん」 ― 2018/09/24
先日、仕事で一澤信三郎さんにお会いできることになり、予習のため「一澤信三郎帆布--愛され続けるかばんの本」宝島社2017に目を通していたところ、
【自転車通勤している職人のアイデアが形になった「自転車カバン」。自転車にとりつけられる。】という紹介箇所に目がとまった。
アポの時間より少し早くお店に入り、所望したところ、たった1つだけ在庫があったので分けて頂いた。
ロードレーサーに装着してみたところ、カバンの下がタイヤに当たり、無理。
グラベルロードのkona Rove ltdだと大丈夫。但し、泥除けがあるからかもしれない。泥除けがなければ、ちょっと苦しいかも。
モールトンにつけると、ぴったり。
軽快車にはカゴがあるので、そもそも付ける必要がない。
モールトンにもkonaにもリクセンカウルのフロントバッグ用アダプターを付けているので、一澤信三郎帆布のにも、リクセンカウルの金具が付けられればよいのに、と一瞬思ったが、そうすると、ハンドルの高さよりもバッグが高くなり、ハンドルに装着するライトが使えなくなる。
ストラップをハンドルに直接装着し、カバンがハンドルから垂れ下がる形になる一澤信三郎帆布製が、実は用途的にはぴったりだと納得した次第。
ありがとうございました。
写真:「信三郎帆布」のタグ。
写真:モールトンに装着の図。ハンドル装着のライトと干渉せず、使い良い。
写真:KONA ROVE LTDに装着の図。泥除けがあるし、使用可。泥除けがないと、カバンの底部が相当汚れるか荷物が重いと擦るかもしれない。
グランボアOYAKATA 650BランドナーER ― 2018/09/29
4月1日にグランボアの”親方”フレームをお願いしていましたが、本日、組み上がって、納車となりました。
”親方”フレームというのは、”親方”こと土屋さんがフレームビルダーとして自らフレームをこしらえたものです。
脱サラをして裸一貫自転車屋さんを開業した土屋さんが、お店を世界でも屈指のランドナー専門企業に発展させ、正社員も複数擁するようになり、社員からは”親方”と称されるようになりました。
これまでも納得のいく自転車を組み上げるために、オリジナルパーツの開発製品化を続けてこられましたが、遂に、自らフレームビルダーとして火を入れることになったのが確か、昨年のこと。
さすがに、ビルダーとして始めてばかりの頃だと、まだまだ試行錯誤があるかもしれないと思って様子をみていましたが、そろそろ良いかなと思い、お願いしてみた次第。
1987年開業のアイズバイシクルが今年で31年。私は1988年からお世話になっているので、ちょうど30年。この間、アイズバイシクルで購入した自転車を数えてみたら、今回で17台目でした。もちろん、パーツの流用もあるのでフレームベース、こども車や家族用の軽快車もカウントに含めています。
で、本日納車の「グランボア”OYAKATA”650BランドナーER」。
写真:グランボアOYAKATA650BランドナーER
コンセプトは、「普段使いだけど上質なランドナー」。
クラシックなお宝パーツは使っていません。屋根裏収納庫からパーツを引っ張りだしたりしていますので、一部、現行パーツ以外があります。ハブの「デュラエース25周年記念77系」とナショナルのタンケンライト。
他は、ちょっと型遅れだけど、規格的にはちょうどいいシマノの10速時代のもの。後変速機はアルテグラ、前変速機もシマノのシクロクロス用。チェーンホイールは今回新品をインストール、スギノOX44-30、リヤスプロケットは12-30アルテグラ。サドルはブルックスB17。
特徴としては、グランボアオリジナルのイージー輪行(ER)仕様で、ERオリジナルクラウンなどにメッキを入れています。一般にメッキはラグ付フレームの場合に活きることが多いのですが、ERにするとラグレスになるので、ラグレスに合うように、メッキをデザインしてもらいました。一部、金線引きも施されていて、そんなところはちょっとマニアック。
フォークの曲げも、名刀のようにお見事で、感動しました。
今日は台風接近中で、一瞬の雨の止み間に写真を撮りましたが、実走はまだ。いつものコース走ってみるのが楽しみです。
写真:グランボアのバッチ
OYAKATAフレームはバッチのベース色が緑になります。ちなみにIRIBE製は赤。TOEI他これまでの通常バージョンは青。
写真:フォークの曲げが見事!
写真:前キャリア
最初の全体写真をみて(拡大しないとわかりにくいですが)、なにか違和感を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう、前キャリアが特殊なのです。
通常、前キャリアの上下の部分はヘッドチューブと平行にするものですが、ER用は地面に垂直で、前後の長さも短いのです。ロードレーサーと同じように、泥除けを外すだけの輪行時に想定される、様々な事柄に対応するように設計されたから。
タンケンライトはトンネル進入時等後ろにスイッチがあって便利なのですが、新しいLEDライトも装着したいので、左側にはキャットアイ用のアダプターを付けてもらいました。写真:ブレーキはグランボアのオリジナル製品、「ミラン」。
写真:シートステイの蓋にもメッキと金線引き。
写真:OYAKATAフレームの場合、グランボアのロゴはデカールでなくて手書き。
写真:タイヤはグランボア「エキュルイユ」650×38B 240g
おしまい。
物見峠、黒尾峠旧道、因美線沿線の旅 (2018/5) ― 2018/09/30
写真:津山からほぼ因美線沿いに走る
これまで自転車に乗っていて、競技中と練習会の集団落車以外で公道で落車したのは2回だけ。最初は、高校生の時、岡山から鳥取に帰る途中、県境の物見峠、当時は未舗装だった、のダウンヒルで石にハンドルをとられて、あっと思った時には落車していた。特に怪我や自転車の故障もなく、すぐに走り直した。
2回目は厳冬期、クラブの練習会で能勢の山中の峠の下り、アイスバーンになっていて問答無用で転倒、ヘルメットがアスファルトに擦れたが、ヘルメットのお陰で無傷。
最初に転倒した物見峠にもう1回行ってみたくて、2018年の5月に津山に車をデポして日帰りサイクリングをしてきた。物見峠は舗装され、40年以上も前のことでもあるし、転倒した場所がどこなのか、全く見当も付かなかった。高校生のころは集落景観とか民家とか全く興味がなかったのだが、今走ると、その景観が心に染みた。
因美線の駅は渋く、転車台も残っていたりして、鉄道好きのサイクリストには一石二鳥のルートであろう。
写真:因美線知和駅
写真:因美線の鉄橋
【走行日】2018年5月12日(土)
【使用自転車】TOEI650Aランドナー
【峠】物見峠(626m)、黒尾峠(652m=新道トンネル)、杉ヶ乢(357m)
【行程】京都=(中国道)=津山城址公園駐車場(デポ)9:05~10:36美作加茂駅~10:52美作知和駅~11:22美作河井駅~11:52物見トンネル上12:25~12:56物見峠~13:32物見トンネル東口~14:25黒尾峠(旧道)~14:50杉ヶ乢~16:30津山城址駐車場=湯郷温泉=京都
【走行キロ】88km(メーター)
【走ったルート】
☆詳しくは、ルートラボで
写真:黒尾峠旧道
詳しくはGoogleフォトで(39枚)
旧邸 御室~右京区の昭和初期数寄屋建築を見学 ― 2018/09/30
写真:旧邸御室 大広間の一枚物テーブルに写る庭の緑
ちょっと昼ご飯の後、右京区内をポタリング。
双ヶ岡の麓、御室の地にある「旧邸 御室」が特別公開されていました。
1937年(昭和12年)建築。500坪の敷地に建つ数寄屋造りの邸宅。昭和初期の高貴な郊外邸宅の一例。右京区も北の方にあがれば、そこそこの邸宅が現存したりしています。
現在のオーナーは(株)山三製材所のオーナー家。製材所は昔はビッグビジネスです。
とても素敵な空間でした。
写真:特別公開の看板
写真:玄関へ
写真:旧邸御室の欄間
写真:旧邸御室 庭園から建物を眺める
写真:15の灯籠がある
写真:庭園にある茶室「双庵」
写真:「双庵」内部
2018/9/22見学。
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