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グランボアOYAKATA 650BランドナーER2018/09/29

4月1日にグランボアの”親方”フレームをお願いしていましたが、本日、組み上がって、納車となりました。

”親方”フレームというのは、”親方”こと土屋さんがフレームビルダーとして自らフレームをこしらえたものです。

脱サラをして裸一貫自転車屋さんを開業した土屋さんが、お店を世界でも屈指のランドナー専門企業に発展させ、正社員も複数擁するようになり、社員からは”親方”と称されるようになりました。

これまでも納得のいく自転車を組み上げるために、オリジナルパーツの開発製品化を続けてこられましたが、遂に、自らフレームビルダーとして火を入れることになったのが確か、昨年のこと。

さすがに、ビルダーとして始めてばかりの頃だと、まだまだ試行錯誤があるかもしれないと思って様子をみていましたが、そろそろ良いかなと思い、お願いしてみた次第。

1987年開業のアイズバイシクルが今年で31年。私は1988年からお世話になっているので、ちょうど30年。この間、アイズバイシクルで購入した自転車を数えてみたら、今回で17台目でした。もちろん、パーツの流用もあるのでフレームベース、こども車や家族用の軽快車もカウントに含めています。

で、本日納車の「グランボア”OYAKATA”650BランドナーER」。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:グランボアOYAKATA650BランドナーER

コンセプトは、「普段使いだけど上質なランドナー」。
クラシックなお宝パーツは使っていません。屋根裏収納庫からパーツを引っ張りだしたりしていますので、一部、現行パーツ以外があります。ハブの「デュラエース25周年記念77系」とナショナルのタンケンライト。

他は、ちょっと型遅れだけど、規格的にはちょうどいいシマノの10速時代のもの。後変速機はアルテグラ、前変速機もシマノのシクロクロス用。チェーンホイールは今回新品をインストール、スギノOX44-30、リヤスプロケットは12-30アルテグラ。サドルはブルックスB17。

特徴としては、グランボアオリジナルのイージー輪行(ER)仕様で、ERオリジナルクラウンなどにメッキを入れています。一般にメッキはラグ付フレームの場合に活きることが多いのですが、ERにするとラグレスになるので、ラグレスに合うように、メッキをデザインしてもらいました。一部、金線引きも施されていて、そんなところはちょっとマニアック。
フォークの曲げも、名刀のようにお見事で、感動しました。

今日は台風接近中で、一瞬の雨の止み間に写真を撮りましたが、実走はまだ。いつものコース走ってみるのが楽しみです。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:グランボアのバッチ
OYAKATAフレームはバッチのベース色が緑になります。ちなみにIRIBE製は赤。TOEI他これまでの通常バージョンは青。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:特徴的なフォーククラウン。メッキが映える。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:フォークの曲げが見事!

グランボアER用キャリア
写真:前キャリア
最初の全体写真をみて(拡大しないとわかりにくいですが)、なにか違和感を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう、前キャリアが特殊なのです。
通常、前キャリアの上下の部分はヘッドチューブと平行にするものですが、ER用は地面に垂直で、前後の長さも短いのです。ロードレーサーと同じように、泥除けを外すだけの輪行時に想定される、様々な事柄に対応するように設計されたから。
タンケンライトはトンネル進入時等後ろにスイッチがあって便利なのですが、新しいLEDライトも装着したいので、左側にはキャットアイ用のアダプターを付けてもらいました。

グランボア ミラン カンティブレーキ
写真:ブレーキはグランボアのオリジナル製品、「ミラン」。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:シートステイの蓋にもメッキと金線引き。

グランボアOYAKATA650BランドナーER
写真:OYAKATAフレームの場合、グランボアのロゴはデカールでなくて手書き。

グランボア エキュルイユ
写真:タイヤはグランボア「エキュルイユ」650×38B 240g

おしまい。