京都北山・里山ライド3-年末の洛外 ― 2016/12/30
MTBにフルサスは必要か? ― 2016/12/27
2016年5月にコメンサルのフルサスMTB ”META Trail Limited”を 所有ラインナップに加えた。
MTBには、前サスペンションが登場する前の、今で言うフルリジッドの時代から乗っており、フルリジットのMTBでダウンヒルレースに出たりしたこともあるので(同じ日に、ヒルクライムレースで峠を登って、そのまま下りがダウンヒルレースになるという、牧歌的な時代であった)、サスペンションなんかなくても自転車は楽しめる!といった思いが根本にあった。それゆえ、フルサスペンションについては好意的ではない自転車生活を送ってきた。
モーターバイクみたいな自転車には乗りたくない(学生時代は250cc自動二輪に乗っていたが・・)、なんというか、シンプルさこそ自転車の魅力で、バネ、サスペンションみたいなものは余分で美しくないという意識があった。乗り手自身の「美」は捨象して。
しかし、2015年にコメンサルのトレイル用前サス150mmクロモリハードテイルMTBを購入して、これまでの認識を変えざるを得なくなった。MTBといえば軽量クロカンMTBだと思ってこれまで過ごしてきたのだが、どちらが山道を乗って楽しいかというシンプルな問いかけの前に、これまでの自分の考えを改めたのだ。
競技でタイムや順位を競うわけでもなく、ただ、乗って愉しむ里山ファンライド用に使うのなら、サスペンションのストロークの長いトレイルモデルが、断然楽しい。
そう思ってくると、これまでまったく欲しいと思わなかったフルサスモデルに興味がわいた次第。
で、実際フルサスMTBに乗ってどうなのか。
心配していた舗装路の登りは、少なくとも苦痛ではない。それまでは、フルサスでの舗装路登りはだるーい感じだと想像していたが杞憂であった。「走らない・・。ハードテイルで来ればよかった」と思うことはなく、ストレスは無い。しかし、速いかというとそうではなく、やはり遅いのだと思う。ロードバイクと比べるのはナンセンスだが、自分がロードに乗っていたらおそらく絶対抜かれることがないであろうと思われる乗り方の人にあっさり抜かれるのは、悔しい。
ペダルを踏むとスっと前には出てペダリングに気持ち悪さは無いが、そもそもギヤ比が軽いので、スピードの乗りが悪いということ。ロードバイクだと時には重いギヤを踏む気分になることもあるが、私のフルサスMTBの場合、何故かしら重たいギヤを踏む気持ちにならない。そういう設計になっているのであろうか。不思議だ。重たいギヤだとぎっこんばったんなって前後のサスがムダに作動しがちということから、軽いギアでクルクルとペダルを回して走るように仕向けているのかもしれない。軽めのギヤで回転を上げて走るのはスポーツ走行の基本なので、悪いことでは全然ないが。
他の人と一緒に走る時は、フルサスで行くのは躊躇する。シングルトラックや下りでフルサスが有利というか楽しくても、アプローチの舗装路登りで人より遅れるのはなるべく避けたいし、登りでヘロいのに、下りはフルサスで有利、というのは、なんとなく美学に反するからだ。
登り全般にフルサスが弱いのではなく、ダブルトラックやシングルトラックで路面が荒れているところでは、フルサスのほうが断然強い。これまで、押しだと思っていたところも、フルサスだと後輪のトラクションが効いて足を付かずに登れたりする。
山で遊ぶおもちゃとして考えた場合、フルサスは最高!
でも、MTBを1台だけ持つのだとすると、前サスのみの(ハードテイル)トレイルモデルかと思う。オールマイティさでは、やはりハードテイルにアドバンテージ。
「MTBにフルサスが必要か?」という設問への、私の回答は「別に必要ではないが、あると断然面白い」といったところ。
MTBの楽な担ぎ方 ― 2016/12/19
山サイ研というのは、自転車の担ぎを厭わない方がメンバーの相当数を占める団体で、その証左というか、自転車用ウエアのプリントには、乗車している姿ではなく、担ぎのバリエーションのみ記されていたりする。
人が何かを担ぐ時、重量だけでなく、担ぎ方やバランスといった要素も負担感には大きく影響する。
身体にフィットしたザックを用いれば、登山で20kgを背負って10時間行動は普通だが、MTBの担ぎだと、重量は12~14kg位であっても、15分の担ぎが辛かったりする。50歳代半ばの営業事務系サラリーマンで日々の仕事で身体の鍛錬が得られない小生の事例ではあるが。
1980年代というかバブル期以前の山岳部女子高生は、30kg以上のキスリングを背負って縦走していたと身近に聞いているし、書物からの知識ではあるが、昔の炭焼きの方は60kgの炭俵を背負って山道を歩くのが日常であったらしい。身体への負担感は「慣れ」によって、軽減されるのではあろうが、楽な方法があるのなら、そうしたい。
私もかつて、シクロクロス競技に出走していたので、前三角に肩を入れてフロントフォークを右腕で掴んで担ぐ方法等には慣れていた。
しかし、シクロクロスはスピード競技なので、部分的な障害物を通過するための担ぎ方であり、長時間、じわじわと急傾斜を自転車を担いで登るための担ぎ方ではない。
「山サイ研担ぎ」という方法があることは知っていたが、それは、前三角に頭をつっこみ、自転車の重量を肩全体で分散させる担ぎだと思っていた。その方法だと咄嗟の時に自転車を放り出せないので、バランスを崩した時に危険だと感じ、私は多用しなかった。
(※山サイ研担ぎ”は何種類もあるのだが、私がその担ぎ方しか知らなかっただけであった)
前フリが長くなったが、今回、山サイ研の担ぎ師匠から学んだ方法は、
①左フロントフォークを左手で掴む
②左シートステイを右手で掴む
③そのまま身体の前側からMTBを持ち上げて、頭を入れてMTBのダウンチューブを肩にのせて担ぐ。クランクが頭の右横にくる。
④左右バランスを整え、MTBが天秤棒のように感じられるようにする。
この方法だと、肩にはMTBの重量が垂直方向にかかるだけ。ザックの肩紐等もあり、身体への圧迫も少ない。両手を離しても、MTBは肩とザックの上で安定し、そのまま山の斜面を登れる。ザックの無い空身ではバランスを崩しやすいかもしれないが、山サイツーリングの場合は、ザック前提なので問題ない。
もちろん、立木等にひっかからないだけの一定のスペースが必要だが、この方法が可能な場合だと、担ぎがそれほど苦痛ではなくなる。腕の筋肉を使わず、MTBを肩に載せているだけなのだ。
担ぎ師匠の事例。これまでこの方法を試されてない方は、是非参考にどうぞ。
京都北山・里山ライド2 ― 2016/06/05
以前MTBに良く乗っていた頃から20年以上走ってないルートを、記憶を頼りに時々スマホの地図(地図ロイド、国土地理院の国土基本図が表示されるので2.5万図よりも詳しく細かい道が載っている)を頼りに走ってきました。地図にないシングルトラックも多数あるので、時々引き返したり探索しながら。
日曜の夕方2時間ほどで十分楽しめた里山ライドでした。
This is Mountain Biking! 江若国境:天増川林道大御影山近江坂 ― 2016/05/23
標高の割にはものすごく山深く、自然につつまれ感は最高(それだけにとても寂しいエリア)でした。快晴だったので、安心して行動できました。
山はハイカーだけのものではありません。もちろんマウンテンバイカーやトレイルランナーのためのものでもありません。地権者のモノといっても、スタートからゴールまで単一の地権者であることは殆ど無く、「お互い様」で自由に通行することを認め合わないと、山は使えません。
「私道」だからといって他人を排除できるものではないのと一緒です。私の小っちゃい小っちゃい家にも「私道負担」というのが含まれており、登記簿では道路の一部を「私道」として所有していることになっていますが、私道部分は固定資産税が免除されており、公共のものという位置づけです。
山道も、地権者のご好意で自由に通行させてもらっているという基本認識の上に、様々な利用者がお互いマナーを守って使わせてもらうということだと思います。
利用者が適正な人数で、マナーが守られているうちはいいのですが、オーバーユース気味になると、利用方法の違う人の間でトラブルが生じがちで、「利用方法を規制しろ」といった話にもなりかねず、これまでもそうした話やそうなりかけた話が各所であったようです。
具体的にいうと、山道をMTBで走る(歩くようなスピードであっても)という行為について心良く思わない人が存在するのは事実で、トラブルになると優先されるのはハイカーで、規制の対象になるのは100%MTBです。
そんなこともあって、特に都市部に近くオーバーユースの懸念されるエリアにおいてはMTBルートは仲間内だけに留め、秘密にするのが一般的になりました。良かれと思って紹介したばかりに、マナーの悪い人や沢山の人がやってきて規制される羽目になり、自分も走れなくなるのは困りますから。
長い距離とはいえ林道を走ってピークに着き、その後押し担ぎ無しで殆ど乗って降りられるシングルトラックが続く、といったウハウハのコースでしたら紹介しませんが、今回のルートは担ぎが1時間以上あり、オーバーユースの心配も無いと思われ、自分自身の記録のためにアップしました。ハイキングでもMTBでもある程度人が通らないと、道が消失してしまう可能性もありますから、マナーを守って皆さん、山に入っていただければいいのではないかと思います。
MTBよりトレランの方が向いているかもしれません。自転車を押したり担ぐよりも、山の中ではトレランが最速です。
走行日は2016年5月22日ですが、既に下草が生い茂り、シーズン的にはリミットかもしれません。長ズボンを持参したので、なんとかなりましたが、レーパンでは脚がキズだらけ、ダニやカブレのリスクもあります。
で、走ったのは、こんなところです。

[記録]2016/5/22 快晴 MTB:コメンサルMETA HT
滋賀県 天増川(あますがわ)集落入口9:20~林道ゲート9:35~11:45林道終点(電波塔跡広場)12:00~12:13大日~12:28P784~12:56大日尾根(三重嶽分岐)~14:00大御影山~14:30近江坂河内谷林道出会14:35~15:35石田川ダム15:40~16:08水坂峠~16:25デポ地
[メモ]
・天増川林道は、ゲートからすぐダート。最初は心地良い道だが、途中、けっこう荒れている。崩落箇所も能登郷手前にあって原動機付きの車両だと通行は困難だろう。
・天増川林道だけで2時間以上もかかってしまった。のんびりと写真を撮りながらではあるが、予想以上に時間がかかった。
・電波塔跡広場はその名の通りの大きな広場。
・電波塔広場からシングルトラック。最初は走りやすく、最高!とウハウハ走ったが、P784あたりから道が怪しくなる。若干のルートファインディングが必要。下草が生い茂って道が判りにくい。
・大御影山には電波施設がある。大日尾根から谷越しに見える。「あんなところまで担がないといけないのか」と絶望的な気分になった。押し担ぎはそれほどシビアではないというものの1時間かかってしまった。
・大御影山からの乗車率は高い
・河内谷林道は長い。ダウンヒルなのにダムまで1時間もかかってしまった。
・全般に、すごく山深い感じ。標高は大したことないのだが、標高以上に山のスケール感がある。天気が良かったので救われたが、あまりにも寂しいエリアでもあるし、天候不順時等無理に突っ込むのは勧められない。
Google Photosで写真をみる(28枚)
コメンサル META HT AM Cr-Mo (Limited) 2015年モデル ― 2016/05/21
2015年11月購入。この10年間でのMTBの進歩を実感し、買い足してしまった。
これまではクロスカントリー一辺倒だったが、オールマウンテンというかトレイルモデルを欲しくなったのだ。
2015-16の冬シーズン、一番良く乗る自転車になった。スペシャライズドにインストールしていたXTRの1×11速を移植し、ブレーキもXTRにした(ローターはXT)。ホイールはインダストリーナインに変更。1kgほど軽くなり、担ぎが楽になった。
SCOTT SCALE720 2015年モデル ― 2016/05/21
2015年10月に購入。2003年3月にスペシャライズドM5以来、12年ぶりのMTB。
購入時にホイールはMAVICクロスマックスに交換して納車してもらったが、オリジナルのホイールも結構質感良かったので、そのままでも十分だったかもしれない。競技をするわけではないし。
変速は、2016年1月にスラムのグリップシフトに交換。ラピッドファイアーだと転倒時、レバーがトップチューブに干渉するため。9速まではリアディレイラーはシマノ互換だったが、10速からは違うということなので、リアディレイラーはコメンサルに付いていたスラムのX7。里山を走るのに、ドロッパーポストは必要だと、最初から付いているコメンサルに乗るにつけ、強く思うようになったので、近日中にドロッパーポストをインストール予定。重量増になるけどメリット大。
シンクロスのオリジナルパーツはなかなか質感良く、気に入っている。
| BIKE YEAR | 2015 |
The 2015 Scott Scale 720 Features are: | |
スペシャライズドM5 2002年モデル ― 2016/05/20
[旧HP自転車とカメラの日々より](2003年に購入、2004年9月記)
東京に引っ越して、初日に見つけたのがMTBの専門店「M.D.S」。 荷ほどきが一段落して、そろそろ東京のショップにも顔を出し、自転車生活を再開したいと考え、まずは1台自転車をつくることにしました。
とはいえ、純増というわけにはいかないので、フルリジッドのスペシャライズドMTBのフレーム交換で済ますことに。どんなフレームに替えるのか、最初に候補に挙げたのはコメンサルの「スーパーノーマル」。コメンサルにはすごく惹かれたけれど、在庫のあるのが愛知県のショップで、通販で入手は可能だけど、私の場合、自転車そのものを買う必要があるのではなく、新しく住む地域で馴染みの自転車店をつくり、東京での自転車ネットワークを広げるために自転車を買うのだという、そもそもの趣旨に返り、やめました。
クラインも考えました。でも、今更クラインというのにも食指が動かず、やめ。どこのショップに頼もうか、いろいろ考えましたが、やっぱり自宅に近い店というのが基本です。
で、前述の「M.D.S」にふらりと入ってみたら、なかなかいい感じ。ちょうど、2002年モデルのスペシャライズドSワークスM5のフレームがセール品として置いてあり、クロモリフルリジッドのスペシャは悪いフレームではなかったけど、パーツは流用してフレーム交換をすることにしました。
ただ、せっかくの軽量アルミフレームなので、クランクは新型出たばかりのXTRに新調、フォークもクロモリのリジッドではバランスが悪いので、マニトウのをインストールしました。スペシャライズドといえば、キャノンデールジャパンの副社長になったマイケル・T・ジャクソンさんと結婚したウインク・ジミックさんが乗っていて、京都ゼミナールハウスで行われていた大会とかで何度かお会いした時の好印象が思い出されます。
キヤノンデール以来のアルミMTB、スペシャライズドのSワークスシリーズは、「固い」とかいわれていた頃もあったので、ちょっと心配していましたが、全然大丈夫でした。特に身体にダメージを感じることはありません。
荒川の上流のジャリジャリ道を走った時、まるで土の道を走っているかのように振動を吸収してスムーズだったのにはびっくりしました。この数年でサスペンションの性能が向上していることもあるのでしょうが。
スピードメーターやペダルのストラップも装着しての実測で10.5kgと軽いので、担ぎも楽です。フレームが太いので担ぎの際、肩にくいこまないメリットもあります。東京に来て入れてもらった「山岳サイクリング研究会」(通称:山サイ研)の例会だと担ぎが多いので、そんな時に助かります。
MTBレースにはこの数年出走していないのですが、この自転車なら久々に出てみてもいいかな、と思わせるものがあります。
購入後、変更したパーツはグリップシフトからシマノのラピッドファイヤーレバーへ。グリップシフトも悪くないのですが、グリップがどうしても太くなり、握った感じの軽快感が損なわれるので、シマノのにしました。
グリップはkuwaharaの細めのラバー、手に吸い付く感じで、シャープさが増しました。
ステムはなかなか定まらず、いいのがあれば交換したいです。最初はロックホッパーからのもので、重くてちょっともっさいのでイーストンのE-50に換えたけれど、もうひとつしっくりしません。全体的な走りは満足です。
スペシャライズド ロックホッパー2001年モデル ― 2016/05/20
2000年12月購入。9月にロードレースでケガをし、自転車に乗れないでいた時、雑誌「サイクルスポーツ」にスペシャライズドのカタログが付属していて、パラパラ見ていると、このモデルが目に留まった。
クロモリ、リッチーナイタリアム製のフルリジッドというのがチャームポイント。熱処理のクロモリ、例えば丹下のプレステージはヘタリやすい印象を持っている。このナイタリアムはレイノルズのように、熱処理でなく成分添加で張力を増す、というカタログ記述に惹かれたのだ。
たとえどんな素材であっても、少々フレームの成分や作り方が違ったからといって魔法のような力が備わったり、走りが画期的に違うなどということはないことが判っていても、広告に乗せられてしまう私。ヤレヤレ。広告業界で飯を食っているのに・・・。
クロモリのまともなモデルが絶滅寸前な今日、貴重なモデルである。メーカー価格99,000円。
個人的にはもっとパーツのグレードを上げて、その分価格設定は高くてもいいのだが、マーケットの側がそのような商品に対して理解がないのだろう。数年前のスペシャライズドのカタログをみていたら、上位シリーズの「スタンプジャンパー」にリッチーナイタリアムのフルリジッドモデルが15万円以上の価格帯で存在していたが、カタログから消えてしまった。トレックでもクロモリモデルは低価格帯のシリーズにしか存在しない。
クロモリはコストパフォーマンスが一番良い素材なので、コスト削減優先の使い方が残ってしまうのだろう。もともと価格比性能が優れたクロモリの高級バージョンだと、どんなに素晴らしく良いものが出来るのだろう、といった発想は市場には浸透しないようだ。完成車メーカーの商品ラインナップの影響で、クロモリ=安物 の図式が定着してしまうのは残念だ。唯一例外的に国産のBS「アンカー」が頑張っているくらい。
そんな風潮に断固抗議したい私としては、このクロモリモデルをきちんとチューンナップして世に出したいのだ。というわけで下記のようにパーツを交換
□ヘッド小物:タンゲTG→クリスキング □ハンドルバー:スペシャライズドローライズアルミ600mm→EASTON EA50 □ブレーキ:プロマックスSX-V232→シマノXT(旧型)Vブレーキ □ブレーキレバー:シマノディオーレ→シマノXTR □FD:シマノディオーレ→シマノXTR □RD:シマノLX→シマノXTR □シフター:シマノディオーレ→グリップシフト □フリー:シマノ→シマノXTR □チェーン:シマノHG72→シマノCN-HG72 □クランクセット:スペシャライズド4アームII→スペシャライズドストロングアームII□BB:シマノBB-LP27→シマノBB-UN52 □サドル:スペシャライズド ボディージオメトリースポーツレーシング→スペシャライズドBG Sワークス ※ホイールはデフォルトのマビックX139+スペシャライズドオリジナルハブ+スペシャライズドチームコントロール&マスター スポーツ の一式も手元に置いているが、スピナジーSPOX+パナレーサーファイアーXCプロ2.1も使用。
結局、ステムとシートポスト以外は総入れ替え。フレームとステム、シートポスト、ホイール代に99000円使ったことになる。フレームだけをオーダーしたら、もっとかかるので、リーズナブルといえばリーズナブルだが・・・。
パーツ交換の優先順位は、ヘッド→BB→フリー→前ディレイラー→ブレーキレバー→その他。ヘッド、BBといった目に見えにくいところを交換してこそ、クロモリナイタリアムのポテンシャルを引き出し、ロックホッパーをグレードアップさせる鍵である(気分的に)。フリーは重量差と見た目の違いがXTクラス以上とそれ以下では大きいので交換は是非モン。前のディレイラーもXTRとそれ以外では性能差が大きいので要交換。アメ車メーカーは大概、RDはXTRでもFDはXT、RDがXTならFDはLX、といったように前後のグレード差を付けてコスト削減をはかっているので、完成車をそのまま乗っているのではないという自己主張にはFDのグレードアップは欠かせない。
ブレーキレバーはディオーレのものはオートバイ用みたいにごついので、繊細なXTRに。ブレーキは手持ちにXT旧型があったのでそれにしたまでだが、新型XTのデザインは私は嫌い。ぶっといフレームに合うデザインになっているので、クロモリの繊細なフレームには似合わない。特に新型XTのRDとクランクは最悪。おもちゃみたいだ。
というわけで、クランクもグレート的にはXTにしたいところだが、あえて、デフォルトと見た目もほとんど変わらない、スペシャライズド製にした。杉野かなにかにすれば、渋かったかも。ハンドルはデフォルトの「ライズ」が良くないのではないかと思って交換にしたが、実物を見てみると、デフォルトのものでも良かったかもしれない。サドルはデフォルトのものは重くて分厚いので交換したが、最終的にはスペシャのレーシングタイプにする予定。後ディレイラーは案外LXのままでいいかな、と思っていたが、やっぱり他とのバランスをとる意味で無難にXTRにしてしまった。
シフターはクロモリフルリジットのシンプルさを活かす意味で、手元のすっきりするグリップシフトにした。シートピラーも軽いものに交換したかったが、直径が30.4mmと特殊サイズなのでそのまま。
問題はシート固定のバンド。クイックでないのは全然問題ないが、バンドの品質が悪く、5mmアーレンキーだけでは固定/解除ができない。反対側のナットも一緒に回転してしまうのだ。13mmのスパナを持参しないと、ツーリング先でサドル高を変えられない。BSアンカーもボルト固定だが、そんなことはなく、アーレンキー1本でスッキリ固定できる。
組上がった自転車を実走して、最初に感じたのは「ハンドルが高くて近い!!」ということ。
あわててステムのスぺーサーの位置をやり変え、ポジションを下げたが、ステムをもう少し長いものに交換しないとだめだ。でも、このままでも楽ちんなので、この数年悩むことのなかったポジションについて、少々迷いがでてきた。とはいえ、このロックホッパーのポジションを普通に感じるようになったなら、現在所有しているレーサーやアンカーMTBのポジションだと苦しいということになりかねないので、やはりもっと遠く低いポジションにしないといけないだろう。
ホイール回りのSPOX+ファイヤーXCプロ2.1は、シングルトラック向き。舗装路だと、少々粘る。
デフォルトのスペシャオリジナルタイヤだと、舗装路は走行感が軽い。空気圧も高めの設定なので、街乗りでも不満がでないようにとの設計思想だろう。しかし、タイヤの断面が三角形(!?)なのだ。MTB用のタイヤで断面が三角形というのはユニークすぎる。直進時には真ん中のノブしか接地してないかのようだ。
私は、こどものころのBSのジュニアスポーツ車で採用されていた「BSトリアルタイヤ」を思い出した。子どもの頃、自分のジュニアスポーツ車を買った翌年のモデルから「トリアルタイヤ」が採用されたのが悔しくて仕方なかった。トリアルタイヤだとどんなに軽く走れるのだろうと想像した。そこで子ども向けに秋田書店から発行されていた単行本「サイクリング入門」(私の愛読書だった)の著者に、手紙を書いて尋ねた。返事がきて「1日30kmくらいのサイクリングでしたら特に必要ないでしょう」とのことで安心した。子どもの迷いを解決させる、すばらしい著者だ。その子どもは大人になって、トリアルタイヤどころではない泥沼にはまり、カタログや新製品に関する学習効果もなく、やりたい放題やっているのだが・・・。レース使用でないのなら何も問題ないのかもしれないが、三角形のタイヤは走行中に前輪を目にするたびに、違和感を感じて仕方がない。どうにも落ち着いてペダルを踏めないので、近々に交換したい。
ホイール関連でいえば、マビックのX139というリムはメーカー車納入用の専用モデルらしく、一般のカタログには載っていない。見た目の質感は十分。スポークもブラックで、けっこうカッコイイ。以前の10万円前後の完成車のホイールよりもずいぶんと改善されている感じ。ハブの耐久性等は使ってみないとわからない。やはり定評あるシマノのXTハブ+マビック517のホイールが安心できる。
フルリジットの走行感は、自然な感じ。すごい!!といった感じもないが、自然体で軽やかに乗れる。ダンシングの時のかかりの良さが、フルリジットらしさかもしれない。
ちょうど10年くらい前、MTBに乗り始めた頃の感覚がよみがえってきた。あのころ、京都の北山、八丁林道でダウンヒルのレースが開催されており、林道を目一杯ペダルを回して走った際には、フロントサスの必要性を痛感した。フロントサスがなければ危険だとさえ思った。レースで使うなら、サスペンションは必需品だ。確か、ジョントマックが最後までフルリジッドでレースに出場していたが、いつのまにかサスペンション(F)の是非については、論議すらされなくなった。
この自転車はツーリング用に、わざわざサス無しのフィーリングを楽しむためのものだから、これでいいのだ。ついでにペダルもビンディング式をやめて、トゥークリップ+ストラップ式を標準仕様とした。昔から使っている「スカルパ」の軽登山靴を履きたいからだ。ツーリング目的で山道を歩いたりすることを想定すると、クリップ式の靴は、あまり向いていない。靴が地面と接する肝心なところにクリートがあるのでスリップしやすい上に、衝撃を足に伝えやすいからだ。
わざわざ昔の自転車に乗って喜んでいるみたいだが、良いモノはやはり良い。(2001/1)


MIYATA BP2 フルサスMTB ― 2016/05/18

[旧HP 自転車とカメラの日々より]
消費税が上がる前の97年3月に「TAKENAKA」にて購入。ちょうどクロカン用フルサス車が出揃った頃で、雑誌のインプレでも評判がよく、宣伝露出量も多くてMIYATAの気合いが感じられた車種である。。
97年の6月にニフティサーブ「シクロツーリストフォーラム」に投稿したインプレがありますので、再録します。
> 懲りずにMIYATA BP2を購入してしまいました。今年に入ってから各雑誌に
>宣伝露出量の多い、グレッグヘルボルトが関与したというフルサスMTBです。
> ランドナーから趣味の自転車を始めた者としては、フルサスには抵抗があり
>ましたが、なかなか好いです。
> 登りでタイムトライアルをすれば,リジットバイク,例えばBSのネオコッ
>トのほうが速いのかもしれませんが、楽しめる自転車です。舗装の登りでも、
>苦痛ではありません。ダートの登りだと、フルサスの効果でスムーズ,本領発
>揮といったところです。ダートの登りこそフルサスが必要といった気持ちにも
>なります。トップチューブがあるので、一応担げます。
> パーツはハンドルをフラットに替え、ステムも10度アップの11センチに
>しました。ブレーキはLXで十分良く効くのでそのままです。シートピラーは
>カタログの写真では変なモノのように感じたのですが、実物は思ったより質感
>が良かったのでそのままです。タイヤはダスタープロに替えました。
上記発言の後、クロスカントリーレースにも参戦したりして、パーツを若干換えた。前変速機とブレーキレバーをXTR、タイヤを「PANAクロスカントリーマジック」に、など。
夏は基本的にはMTBには乗らないが、先日(99年7月)、久しぶりにダート林道を含む50kmほどのコースを乗ってきた。
上記インプレどおり、登りも楽しく走れて「リジットバイクで来れば良かった」などと感じることはまったくなかった。
FUN RIDE用にいい自転車だ。
BBの位置が高いので足つき性は悪いが、フレーム設計上のバランスからやむを得ないのであろう。。
このモデルの後、次年度からは「MIYATA」ブランドを表記せずに商売しているようで、残念である。
自社ブランドに自信がないとするなら情けない。「MIYATA」だと実用車のイメージが強いので、他のブランドでいきましょう」などと広告代理店など外部の人間が言ったのか、まさか社内の人間が言ったのかは知らないが、残念なことである。
BP2ヘッドの「MIYATA」歯車デカールはとってもオシャレでお茶目だと思うのだが・・・
[追記]と書いておりましたが、けっこうすぐにオークションで売却しました。置き場所の問題とやっぱり重たいので動きがもっさい感じがして、フルサスそのもののデメリットは特別感じなくても、自転車全体としての魅力に欠けてきたためです。フルサスは当時ブームだっ たので、オークションですぐに売れるだろうという目論見もありましたし。
















































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