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TOEI650Aにキャンピー32015/03/12

1987年、香里園にあった会社の独身寮から京都のヤマネさんに出かけて入手した、最初の本格的自転車、TOEIランドナー650Aに、日東キャンピー3を装着しました。

フロントフォークにキャリアダボが無いので、アイズバイシクルさんで、改造依頼。ダボをロー付けしてもらい、完璧なまでの色合わせタッチアップペイントで綺麗に仕上がりました。アイズバイシクルは、こちらが思っていた以上に、いろいろと気配りして素晴らしい仕上がりをしてくれます。ソービッツのダイナモが経年劣化で壊れていたのも、治してくれました。こんな店が京都にあるのは僥倖です。

当時西大路御池にあったお店に、初めて、このTOEIを連れて行った日のことを、思い出します。当時店にたむろしていた学生のT川さんからカンパのハブを譲ってもらい、アイズバイシクルの土屋さんにこのホイールに組んでもらったのが、自転車道楽の始まりでした、、。

TOEI650A キャンピー3
TOEI650A+日東キャンピー3

日東キャンピー3
日東キャンピー3は、名前のとおり、3分割できる。サイド枠と立ての部分と、両方外せる。

オルトリーブ クラシック サイドバック
オルトリーブのサイドバックを装着

キャンピー3のサイド枠を外す
サイド枠を外すと、普通のフロントキャリアになる。

ライトも再装着
今回の改造で、ダイナモとランプも付けてもらった。最初はあったのに、「軽量化」のために外してマッドガードもランプ無しにしていたので。タイヤはナショナル製アルプスオリジナル。

サンプレックス001
30年前!にこのTOEIを入手してから、ディレイラーもいろいろ付け替えたりしましたが、結局は最初に付いていた、サンプレックス001に戻しました。シンプルでよろしいです。デルリン樹脂もいまのところ、大丈夫。

結局、キャンピー3を除いて山根徳太郎さんがつくってくれた、最初の姿に大部分が戻りました。ブレーキもマハッククリテリウムで十分実用的だったのですが、今回、サイドバック装着の重量増への対応を考え、ミスターコントロール グランボアスペシャル、をインストールしました。

何故、キャンピー3を装着したのでしょう? 実は、自転車キャンピングを積極的にやるつもりはないのです。テント泊は山で十分、というか下界では風呂→ビールが欠かせないので。

それは、只、キャンピー3を付けてみたかったというだけです、すみません。

季節のいい時期、ダラダラ汗をかかない時に、まったりテントくつろぎツーリングは、やりたいです。

追記:キャンピーでフロント両サイドバック+フロントバックで走るには、フロントフォークが繊細な感じがして、折角装着したのに、外しました。両サイド仕様にするには、当時のヤマネさんのモデルだと「TOEI R1」という、肉厚なチューブの方が適しているのだと思います。私のは「TOEI R2」というシートチューブのみ石渡022で、他は石渡019のモデル。フロントキャリアを外して、フロントバックはリクセンカウルアダプター用にしました。追って、また紹介します。(2016/8)

2015鳥取マラソンを走る2015/03/15



鳥取マラソンを走ってきました。半世紀以上生きて、生涯2回目のフルマラソン。
最初が去年の鳥取マラソンで、グロス4時間21分でした。今年はグロス4時間11分(ネット4時間9分)で、まあ、上出来でした。身体のどこか特定のところが痛くなるとかいうこともなく、無事普通に完走できただけでも良しとしなければいけません。

ウチは妻がランナーというか、マラソンやトレランやウルトラやロゲイニングをしている人で、フルマラソンの大会出場を誘われて、断り続けるのもナンだし、まあ出てみるか、というのが去年。去年は3月16日にあって、大会が終わると、それからは全くランニングはしていなかったのでした。

今年の2月になって、テスト前に何も勉強してない生徒があせりはじめる、みたいな状況になり、松尾橋~渡月橋1周(約6km)、同じコース2周+大悲閣(約15km)を走ったあと、妻に稽古をつけてもらって桂川名神まで(約20km)、鳥取マラソンコースの半分くらい試走(約30km)、松尾橋~渡月橋~広沢の池(約15km)と合計80kmちょっと走って、本番に挑んだのでした。

走り終わった感想としては、やれやれ、といった感じで、走り終わるとまあ楽しいです。達成感というより、開放感か。走っている時は、苦しいとも楽しいとも思わず、ゴールの姿や家に帰ってからのビールを思い浮かべて淡々と走っていました。

仏教徒ですが、ゴールはやはり十字を切って、ゴールしたい。1990年、東洋で初めて自転車世界選手権が宇都宮で開催され、観に行ったのですが、その時のアマチュア男子ロードはイタリアのミルコ・ガルディとロベルト・カルーソがワンツーフィニッシュで、十字を切ってゴールし、とても格好良かった。もう、本当に、ものすごく。あれほど感動したゴールシーンはありません。

というわけで、自分も十字を切ってゴールしたいという野望・妄想をずっと持ち続けていたのですが、我々アマチュアの自転車競技ではゴール前に両手離しをやって十字をきったりすると、危険行為として失格になります。

でもランニングの大会ならOK。走りへのモチベーションとなりました。

そもそも、私は子どもの時から自分の肉体に対して自信がなく、自らの肉体的能力の限界に挑戦してみよう、とか思ったことは、一度もありません。「裸一貫」勝負するなんて、大の苦手というか、相撲とか水泳とか、絶対無理です。自転車競技をやっていたけれど、トライアスロンなどは、全く無理。

肉体のぶつかり合いとかも苦手なので、球技なら機材を使うもの、間にネットがあるのがいいですね。卓球とかテニスとか。それならゴルフとか向いていそうで、会社の上司からも新入社員の頃「君はゴルフに向いている」と言われたりしたこともあったのですが、期待を裏切り続けて、全然駄目というか、ランニング大会でいえば、完走できないレベルです。

他人との競争も好きではありません。なのに、自転車競技は20年以上やってきました。
これは、正直申し上げて、機材を購入(買い足す、買い換える)ための口実といっていいでしょう。

ロードレーサーを購入して、やはり実践で使わないと、自分レベルであっても評価できない。PLAN→DO→check→buy というやつですね。buyは勝手に付け加えましたが。

ランニングは安全で、スタート時も自転車競技のような緊張感がなく、ユルユルスタートできるのはいいです。うまく脳内快楽物質をランニングで分泌できるようになれば、ヨガをやっているような感覚(やったことないけど)で4時間くらい過ごせるので、もしかしたらはまるかもしれません。走った後の風呂とビールは格別だし。

定量的な世界よりも定性的なところを遊びでは重視してしまう傾向が、近年、とみに強まったは歳のせいかもしれません。

そんなユルい思いが、今日、フルマラソンを走った感想です。もう寝ます。

辰巳峠2015/03/21


辰巳峠
辰巳峠(たつみとうげ):鳥取県鳥取市佐治-岡山県上斎原村:786m


佐治谷 辰己峠 自転車ツーリング(2015/3)2015/03/31

3月のお彼岸、京都を早朝出発、鳥取自動車道の河原SA付近に車をデポし、用瀬から佐治谷を走り、因美国境=鳥取県(旧 佐治村)と岡山県上斎原村を結ぶ、辰己峠(786m)まで走りました。

「佐治谷」は、旧「佐治村(さじそん)」で今では鳥取市に広域合併されていますが、鳥取県では辺鄙な山村の扱いが強調され、「佐治谷話」という山人と里人との民話が語られています。

子どもの時、佐治とはどんなに山の中だろう、と思っていましたが、実際行ってみると、さほど特徴的でもない長閑な中山間地集落といった印象を受けました。紀州や四国のように、集落や棚田や畠が山の上にあって初めてみるとびっくりするような景観はありません。吉備高原の山間集落のようなこともなく、隔絶感にも欠けます。

因幡の国の中では、幅の狭い谷が長く続いているということでしょう。
自転車で走るには、最高の環境です。今回はランドナーでしたが、レーサーでスルスル走っても気持ち良いことでしょう。

昼には河原SAに戻り、名物の野菜カレーと猪ハムとノンアルコールビールの昼食。美味でした。
辰己峠
自転車はTOEI650A