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2024北海道ツーリング7:サロベツ~天塩川温泉2025/01/02

Day14:6月27日(木)晴れ サロベツ~雄信内(おのっぷない)駅~天塩川温泉
自転車走行:112km、自動車走行:0

豊徳8:14~8:48サロベツ湿原センター9:26~11:01幌延駅~12:03雄信内駅~13:55天塩中川駅~14:31佐久駅~15:59音威子府駅~16:44天塩川温泉駅~16:48天塩川温泉(泊)

とほ宿「あしたの城」を出発。
あしたの城
 写真:「あしたの城」の宿泊した部屋
あしたの城の部屋から
 写真:部屋の窓からの風景

 すぐにこんな風景に。
サロベツ原野
サロベツ原野
 写真:サロベツ原野

「サロベツ湿原センター」に立ち寄った。湿原の成り立ちや生物等についての理解を深めることができる。
サロベツ湿原センター
 写真:サロベツ湿原センター入り口

施設の裏手に広がる湿原
サロベツ湿原
 写真:サロベツ原野(湿原)

幌延町といえば、原発廃棄物の最終処分研究施設の立地自治体として知られている。外観からはその規模は想像できないが、地下深く、巨大な施設が建設されているとのこと。
 写真:幌延町の放射性廃棄物最終処分の研究施設

 研究施設の近くは酪農地帯。
 写真:幌延町の農家建築

JR宗谷本線沿いに南下

幌延駅
 写真:幌延駅

北緯45度を通過

防雪防風柵と「雄信内駅」案内標識

宗谷本線では数少ない木造駅舎であって、「秘境駅」として紹介されることが多い雄信内駅へ。
雄信内駅
雄信内駅
雄信内駅
 写真:雄信内駅舎
雄信内駅
 写真:雄信内駅

しかし、雄信内駅の周囲には以前は住居や商店、小学校もあったのだが、それらが全て無くなった結果として秘境駅よばわりされるようになったといういうことが、待合室にあった「駅ノート」を閲覧することによって知った。

 写真:雄信内駅待合室。「駅ノート」は左下のところに写っている。

 この「駅ノート」は雄信内駅を通学に使っていた方が書かれている。筆者は
元・早稲田大学大学院教授、とあるが、帰宅後気になって調べてみると、この方はなんと、財務事務次官も歴任された方だと知って驚いた。

かつての日本には、田舎で田んぼや畑、家の手伝いをしながらも「この子はよくできるから上の学校へ進ませよう」と家族はもちろん周囲の助けもあって進学し、本人もそれまでの感謝を忘れずよりよい世の中にしようと努力した人が、一定存在したのではあるまいか。
今は、全てが自己責任、困っている人は能力や努力が足りなかったから、俺様は能力が高いのだから恵まれて当然、とでも言いたげな人が増えているような気がする。杞憂ならばよいが。

ノートの最初と最後の頁。
 写真:「雄信内駅ノート」最初の頁
 写真:「雄信内駅ノート」最後の頁

 写真:ノートに記された、当時の雄信内駅周辺地図

ノートの筆者はこの駅から天塩高校に通い東京大学法学部、大蔵省へ。

雄信内駅は2025年3月に廃止されると報道されている。地元自治体が、駅舎の保守費用、年間一千万円ほどが負担だからという理由。利用する人がほとんどいないので仕方ないということなのだろうが、地方再生を真剣に考えるならば、地方自治体マターということにせず、公共交通のあり方を含め、パラダイムを変革して広汎に検討することも必要なのではあるまいか。

雄信内駅を出てからも、JR宗谷本線の駅が近くにあれば立ち寄りながら走った。
天塩中川駅
 写真:天塩中川駅

佐久駅
 写真:佐久駅。「ふるさと伝承館」が併設されているので見学した。

佐久駅前
 写真:佐久駅前

音威子府駅
 写真:音威子府駅

天塩川温泉駅
 写真:天塩川温泉駅

天塩川温泉へ渡る橋。
天塩川
 天塩川温泉の橋梁

天塩川温泉
 写真:天塩川温泉