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桜を愛でながら桜島から弘前城へ(計画)2023/03/09

 この度、鹿児島・桜島をスタートして、桜を愛でながら「桜まつり」開催中の弘前城をゴールにロングツーリングに出ることにした。30歳代の頃からやりたいと思っていたこと。

3月末のスタートなので、いわゆる桜前線が過ぎて散ってしまっているところもあるだろうが、ソメイヨシノばかりではないし、散った桜をしみじみ感じながら走るのも、退職者にはふさわしいと思ったりする。そう、会社の選択定年制度に応募して3月末で退職。

コースはこんな感じ。
 ※ 桜島ー弘前 桜  自転車旅 ルート計画図(クリックして拡大)

長旅で、毎日旅館のご飯だと飽きるかもしれないので、テント泊も取り入れようと当初は考えたが、今の日本では自由にテントを張れない。

還暦を過ぎた人間が、ゲリラ的にテントを張ったり野宿したりしたりするのは傍目にも見苦しくて周囲からの理解不能。かなりまずい状況になることが容易に想像される。若い人なら、「がんばれよ!」と温かい目でみられることがあるかもしれないが、オヤジがそんなことをしていると、気味悪がられて不審者扱いされるだけだ。

というわけで、途中で体調を崩さない前提で、宿は全て予約した。
ビジネスホテルでなく、地元に古くからあって地元の食材を出してくれるような旅館や民宿に泊まりたい。建物が渋ければ、更によい。

それと、その昔は、自転車で日本縦断=根性&金銭節約旅行 的なイメージが世の中にあって、今も残存しているのかもしれないが、そういうのは私には無理。自分探し的なノリで旅をする感覚は全くないし、単に長年の趣味である自転車で各地の景観に触れながら長期の旅をしたいだけ。

何かテーマ性は欲しいので、桜にあやかった。一桁や二桁国道はやむを得ない場合を除いて走らず、旧道や脇道、マイナールートを走り繋ぐ。
従って道路地図ではなく国土地理院の国土基本図でルートを作成し、本番でも使用。

肝心の自転車については、早くから必要以上に準備を重ねていたのであるが、この1台に決定。

グランボア650Bデモンタブル

グランボア650Bデモンタブルランドナー

グランボア650x42B デモンタブル。

前サイドバッグ仕様。サイドバッグ枠は、現在福岡で「旅の自転車店プラットホーム」を開業しているダイスケ店長(当時、アイズバイシクルの)が、後付けで作ってくれたもの。

2008年1月の納車。天草や中国山地など、これまでも一緒に旅をしてきた。見た目と輪行担ぎには軽くないが、走ると軽い自転車のひとつ。

今回の予定走行キロは2500kmほど。競技者や精力的なサイクリストなら半年もかからずに達成する距離だろう。絶対的な距離はそんなに気にするものではないと思うが、連日の走行になるし、大事をとって下記のように整備してもらった。
・前後輪ともスポーク張り替え(DT)
・チェーン交換(シマノ)
・スプロケット交換(サンツアーα13-26、6速)
・タイヤ交換(グランボア エートル)

自転車以外の準備では歯のメンテナンスと、格安simの容量増大(=宿泊先のwifiは通信品質が担保され難い)など。


バッグを装着しての旅の姿はこんな感じを予定。
まだ寒いこともあるだろうし、ウエアはある程度持参して余裕の旅としたいので、サイドバッグを用意。スポーツ走行的にするなら、もっと軽量化も可能だが。

”日本縦断!”的なノリではなく、「どちらまで?」と聞かれたら「ちょっとそこまで」といった感じで大層にならずサクッとスマートに走りたい。サイドバッグがあるけれど。

追って、旅の記録を順次アップする予定。