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2023ハンドメイドバイシクル展、グランボア650Bランドナー2023/02/15

2023 年1月21日(土)〜22日(日)東京・北の丸 科学技術館で「2023ハンドメイドバイシクル展」が開催されました。
 サイクルグランボアのブースに、私がオーダーした自転車が出展されることになったので、東京まで遠征してきました。

科学技術館
写真:会場の「科学技術館」。江戸城の北の丸にある。

2023ハンドメイドバイシクル展グランボア
写真:グランボアの展示コーナー(一部) 3台展示のなかのひとつ

グランボア650Bランドナー
写真:「SDGsなランドナー」というのが私の

 屋根裏収納庫で熟成させてきたパーツを使った新旧ミックスなランドナー。
 オールドパーツを使うオーダーの王道は、時代考証的なまとまりにあるのでしょう。
 一方、新しいパーツが好きな人は最新のコンポーネントで固めがちなので、案外と私のような新旧ミックス嗜好の人は少ないのかもしれません。

なぜエスディージーズなのかなど、詳しくはグーグルフォトで

帰りは皇居の外周を歩いて東京駅へ。関東平野の冬はカラッとして気持ち良い。ランニングをしている人が多いのも、むべなるかな。

皇居端
写真:皇居の堀

グランボア650Bランドナー
写真:展示されたグランボア650Bランドナー

☆ 詳しくはグーグルフォトで

<追記>
 ヤン・ハイネ「オールロード・バイク・レボリューション」山と渓谷社2022 に「現代の規格vs古典規格」という章があり、興味深く読みました。
 p241「(自転車パーツの)新しい標準規格はカーボンモノコックフレーム向けに設計されているので、カーボンバイクにこそ意味がある規格であり、古い標準規格は、スチールバイクに適合されて意味を持つものだった。昔のビルダーや部品メーカーの自転車作りの知識が誤っていたわけではなく、フレームや部品の素材が異なれば、それらに要求される寸法も異なる」とある。
 最近のあらゆるパーツが太くなっているのは、カーボンフレームの形状が太く太くなっているので、意匠的にそれに似合うようにした結果かと思っていたが、なるほど、全て因果が巡っているということ。
 カーボンしか知らないような人からすると、例えばスチールフレームのフォークは細くて頼りなくレーシーでなく見えるのかもしれないが、とんでもない誤解、最近のものではない旧パーツも同様に見られている場合があるのかもしれないが、そんなことはない。鉄とカーボンそれぞれの素材特性から最適解を求めた結果として形状が異なるだけ。
 今回、エンドは126mmの旧規格でオーダーした。これは懐古趣味ではなく、輪行に便利な縦型ディレイラーの性能を最大限引き出したかったから。バイシクルクラブの今野さん連載コラムの表現を借りるなら「最近の細くてゴムのようなチェーン」ではなく6〜7速規格のしっかりした駆動系を使いたかった。ツーリング用途としては最新の多段化部品よりもベターな選択だと思う。