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2023年 第38回 乗鞍ヒルクライム リザルト分析2023/09/04

16年ぶりに乗鞍ヒルクライムに出走した。全長20.5km、標高差1260mを登る、自転車タイムトライアルレース。
2023乗鞍ヒルクライム

1990年29歳の時に初参加し、6年連続出走したが、子育てもあって暫し中断、2001年2002年に復活したが、東京転勤で中断、2005年と2007年に再復活したが、その頃は登山に注力していたり、東京から戻ってから変わった所属チームでは乗鞍にチーム参戦していないこともあって、16年もご無沙汰した次第。

で結果は1時間44分15秒。一般男子61〜70歳クラスで完走406人中141位、順位比34.7%。同クラス1位は1:09:37なので、タイム差34:38、タイム比149.7%だった。トップの1.5倍かかっている。総完走者数3158名中では1853位、総合順位比58.7%。男女すべての完走者中、半分より1割ほど下といったところ。

これまでの自己最高記録は第7回1992年31歳のときの1:16:45、クラストップとのタイム差12:01、タイム比118.6%。

今回のタイムは自己最高記録の136%。私の知っているヒルクライムの得意な人の自己最高記録は1時間07分程。60歳代半ばになっても1時間19分程なので、往時の118%。私は、やはり2倍くらい衰えている。

年齢による衰えよりも練習量の減少(ツーリングだけで競技用の練習はやっていない)が大きいだろうと思っている。チーム練習に参加していた頃は、同クラスのトップとのタイム比が130%以内に収まっていたので。

乗鞍ヒルクライム 過去成績
表:2023乗鞍ヒルクライム過去成績(クリックして拡大)

ちなみに妻は1990年の第5回に1:44:08、1991年の第6回に1:38:44で完走しているので、当時の彼女よりも、現在の私は遅い。しかも当時は今よりもコースが1.5km、標高差120m大きかったのだ。

もしもチャンピオンクラスに出走していたとしたら、私のタイム(1:44:15)では完走146人中144位。後ろの人はメカトラブルか何かと推察されるので、実質的にドンケツであろう。まあ、当然。

2023乗鞍ヒルクライム 下山
写真:下山の途中で

多くの人は年齢による衰えが気になるようである。個人差が大きいのでなんともいえないが、今回の大会でクラス別(チャンピオン以外は年齢別になっている)に考察してみた。
2023乗鞍 クラス別タイム
表:2023乗鞍ヒルクライム クラス別考察(クリックして拡大)

各クラスのトップを比較すると
1)チャンピオン(全年齢)0:55:16
2)一般男子C(31~40歳)0:58:56
3)一般男子B(21~30歳)1:00:03
4)一般男子D(41~45歳)1:00:05
5)一般男子E(46~50歳)1:01:09
6)一般男子A(16~20歳)1:01:46
7)一般男子F(51~60歳)1:04:16
8)一般女子(全年齢) 1:05:35
9)一般男子G(61~70歳)1:09:37
10)一般男子H(71歳以上)1:20:03

上記の結果から考察するのに
・45歳までは年齢関係なく互角。
・40歳代後半になると、僅かに差がつくが20歳以下の少年には負けない。
・60歳まではちょっと落ちるが女子よりは速い。
・61歳以上になると、かなり落ちる。定年を迎えて練習量を増やした人もいると思うが。女子よりも相当遅い。
・71歳以上になると、更に遅くなる。今回もかつてロードレースですごい成績を残し続けていた人が、今の私と同じ位のタイムになっていた。病気をされたとか、別の要因があるかもしれないが。
・とはいえ、今回の私のタイムは71歳以上のトップの人の3割も遅い。

久々にレース参戦した6月の「岩木山ヒルクライム(15km、標高差940m)」では、トップの178%のタイムでゴールした。
乗鞍のトップを1時間として同率178%の1時間46分を想定タイムとしたので、まあ妥当なところ、これが今の実力。中間地点通過は45分だったので、「行けるかも」と一瞬思ったが、やはり後半にタレた。

感覚的には岩木山のレースの方が断然苦しかった。スカイラインのゲートまでの傾斜が緩いところの距離がそこそこあり、平均傾斜では乗鞍よりも緩いデータとなるが、リアル山登り部分はきつかった。

乗鞍は71歳になってから、また出走したい。

2023乗鞍ヒルクライム 下山
写真:下山は寒いのでレインウエアを着用