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桜島-弘前 桜ライド Day14 紀伊3 川上村西河〜多気町相可2023/04/11

4/10(月)快晴 96km走行 7:55〜14:58 7h03m 
ホテルエコノ多気(泊)
◇峠:桜峠 163m

東吉野村から高見トンネルを目指す。
途中、臨時駐車場が多く設けられ、誘導員が都度出現し、何やらピストン輸送のバスも走っている。何事かと思ったら「高見の郷」という高見トンネル手前の山間地に人工的につくられた桜の名所への送迎だった。
まあ、桜の木や並木というのは人の手によってつくられたものが多いので、新たに桜をたくさん植えて名所をつくるというのも、むべなるかな。
高見の郷
写真:高見の郷

高見トンネルを抜けて伊勢國に入ると、桜が多く、目に飛び込んできた。このあたりではもう散っていると思っていたが、大丈夫だった。
写真:栃谷口の桜

写真:極楽寺の桜

櫛田川沿いに特徴的な地形や茶畑をみて走る
櫛田川
写真:櫛田川

国道368号線の「桜峠」を通過。
桜は散ってしまっていた。
桜峠 国道368

こんな看板もあった。
「技術と信用を誇る 岡林仏壇店」としては同載不可のほうがよろしかったかもしれないが、却って注目率が高まったのかもしれない。

旧道を走っていると、それは伊勢本街道であった。

伊勢本街道

伊勢本街道 相可
写真:伊勢本街道:相可(おうか)

泊まったビジネスホテルはシャープ三重工場のすぐ隣。宿泊客も工場に出張で来て作業する人がほとんど。宿の写真は撮り忘れた。
京柱峠と見ノ越の雨中走行でブレーキシューが想定以上に擦り減ったので、I’s Bicycleからシューをホテル気付で送ってもらい、交換した。

シャープ三重工場
写真:シャープ三重工場。


桜島-弘前 桜ライド Day15 紀伊4 多気町相可〜鳥羽2023/04/11

4/11(火)快晴 43km走行 9:22〜14:00 4h38m
海月(泊)

相可(おうか)の町から伊勢街道を走り、玉城町へ。
玉城町は朝日新聞社創設者の村山龍平翁の生誕地で、翁が私財を町に寄付したことで、町の所有となった玉城城址は桜の名所。

玉城城址

玉城城址
写真:玉城城址

桜は散っていた。城の域内に「村山龍平記念館」があり刀剣の鐔(つば)の展示を見学。本来の使用目的だけではなく、美術工芸的にデザインや象嵌に凝るのは、どの世界でも共通することなのかもしれない。自転車のフレームラグワークに凝ったりするのも、それに通じる精神かも。

村山龍平記念館
写真:村山龍平記念館

写真:鐔の展示案内

宿のある鳥羽を目指す。
鳥羽は寂れているというか、かなり残念な感じ。コロナも追い打ちをかけたのだろうか。

宿は、webで探した。なかなか良さそうと期待したのだが、鉄筋4階建の建物であった。和風旅館だと勝手に想像していたけど。
若女将がwebで一生懸命やっているらしい。
晩御飯、食堂で一緒なのは香港の家族連れと、仲居さんが言うにはドイツからの客。
推定70オーバーの仲居さんが甲斐甲斐しくお世話してくれる。鍋の火加減から何から全て。
いわゆる昭和の華やかりし頃のビヘイビアか。

例えば社用で取引先を招いてカニ宴会をするとする。ホスト側ボスの部長が、カニを一生懸命ホジホジしていては、会合の趣旨に反する。
皆、揃いの浴衣で大広間に集合し、部長の挨拶が終わるや、襖が空いて、仲居さんがそそと登場。1人に1人の仲居さんが付いて、カニは、全て仲居さんが身を取り出してくれる。
参加者は取引先と杯を交わし、歓談することに専念できる。

今でもそんな宴会は存在するだろうか。
そこまででなくても、今日の旅館のノリは、そういうのがベースか。
どうでもよいあそびで自転車で旅している者も、たまには、仲居さんの雇用に貢献するのが地元のためかもと思った次第。

海月
写真:宿泊した「海月」