Google

WWW を検索
このサイト(自転車と山の日々)内を検索

TREK 970SHX MTB 1996年モデル 完成車価格13万円台2016/05/17


TREK970SHX
写真:TREK970SHX サスペンションはロックショックスのエラストマー式
TREK970SHX 米国トゥルーテンパー社製クロモリ
写真:TREK970SHX 米国トゥルーテンパー社製クロモリ

[旧HP 自転車とカメラの日々より]
 毎年、秋になると各社のカタログをみていますが、96年モデルのTREKカタログの中で、この自転車が目に飛び込んできました。

コストパフォーマンスが非常に高く、バランスがとれていて興味が湧きました。MTBは半分消耗品みたいなところがあって、あまり値段の高いものはどうかと考えることもありましたし・・・。それと、まだTREKの日本法人がなかったころに購入した妻のTREK950が、私にはサイズが全然違うにも関わらず、走りが軽く、TREKのクロモリ車について好印象を持ち続けていたことも関係あります。テゥルーテンパー社のクロモリチューブであるということと、グリップシフトにも興味がありました。

パーツのオリジナルの構成は以下のとおりです。

Colors: Ice Fire w/Black decals

Main tubes: True Temper triple butted Cro-Moly

Stays: True Temper Cro-Moly central butted seat stays

Fork: Rock Shox Quadra 21R suspension, 60mm travel

Headset: Dia-Compe ST-2 Aheadset 1 1/8"

Crankset: Shimano Deore LX-C 42/32/22

Front derailleur: Shimano Deore LX-C Top Swing, top pull

Rear derailleur: Shimano Deore XT SGS

Shifters: Grip Shift SRT-800 X-Ray

Freewheel: Shimano HG70-I 11-28, 8spd

Chain: Shimano IG70

Hubset: Shimano Deore LX rear; System 3 suspension front

Spokes: Union USA 14/15G butted stainless

Rims: Matrix Swami WM, anodized, 32 hole

Tires: Panaracer Dart 2 Comp front; Smoke 2 Comp rear, 26 x 2.0"

Brakeset: Shimano Deore LX w/Dia-Compe PC-7 Power Control levers

Pedals: System 2 ATB w/clips and straps

Handlebars/bar ends: System 2 ATB, butted alloy, 170g w/System 1 bar ends

Stem: System 2 ATB, forged alloy direct connect

Seatpost: System 2, forged dual-bolt adjustable head

Saddle: Bontrager Plus 10, Cro-Moly rails

Additional components: Rack mounts, 2 water bottle mounts

Weight: 25.86 lbs / 11.74 kg

購入して交換したのはクランクとブレーキをXTにしたのとペダルをSPDにしたくらいです。

この年のアメリカ国内向けカタログをみますと上位モデルとして「990SHX」というのがありますが、日本では未発売です。最近ではクロモリは国内では売れないからか970クラスでも発売されなかったりします。メーカー車でも「これはいい」と思った時に買っておかないと、次年度には消滅したり、好きな色がなかったりします。

このモデルはTREKのロゴが変わる直前、パーツ的にはカンティブレーキ時代の最終年度で、デオーレXTも細めのデザインの頃です。全体として私には上品に感じられ、買っておいて良かったと思いました。地味といえば地味ですが。

今思うのにはサスペンション無しの「TREK970」(SHXが付かない)、にしておけば、一層シブくてよかったかもしれません。近年ではサス無しモデルは廉価版モデルのMTBルック車的なものにしかなかったりしますし、フォークだけを購入しても、フレームとは同じ色になりません。レース用でないなら改めてサス無しMTBに乗るのも楽しいかもしれません。

このTREKを買った翌年にBSネオコットMTBを約3倍の値段を払って購入していますが、両者の違いはどんなもんでしょうか?

一言でいうならBSのほうが乗り味がしなやかで、取り回しがよく、さすがにレース向けです。TREKもクロカンレースで使ったことがありますが、動きが少々鈍く、車体の重量を感じました。

但し、この差に3倍の値段の違いがあるかというと、感じ方は人それぞれでしょう。私は、レース用として考えるならば、やはり値段の違いだけのものはあると思います。

でもそれは決してTREKの満足度が低いということではありません。どっしりして、しっかり走るTREKはツーリングをはじめとするレース以外では十分の働きをします。キャリアも取り付けられるのでツーリングではBSより機能的には適しています。

なによりこの値段でこれだけのものが手に入るのなら、文句はいえません。両方とも乗って楽しい自転車です。

現在、妻の実家に置かせてもらっています。

追記:2014に京都に戻し、フルリジッドに改造。リムとスポークも交換しました。
すぐに林道ツーリングに使いました。不満はないのですが、感動もない。細身のシマノXTとクロモリフレームのバランスがいいので手放さずにいますが、だれか値打ちを認めてくれる人がいれば譲りたいです。

TREK970SHX
写真:2014年にフルリジッド改造後

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
滋賀県の県庁所在地を教えてください(全角漢字2文字)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cycledays.asablo.jp/blog/2016/05/17/8091487/tb