紀州 丸山の千枚田 自転車ツーリング(2015/4) ― 2015/04/23
池澤夏樹編の「日本文学全集 中上健次」河出書房新社2015 を読んで、登場する地名を訪ねてみたいと思った。
舞台の新宮は、「海と山と川に囲まれた」地で、陸路で名古屋方面から新宮に入るには尾鷲から矢ノ川峠(やのことうげ)を越えなければならなかった。紀勢本線が全通する1959年までは。
小説に何度も出てくる「矢ノ川峠」(旧道)を地形図でみると、なかなかシビアそうな峠で、行きたくなった。
ところが、調べていくと、旧道は廃道になっていて橋が落ち、歩きでも通行不可になっているようで、断念。
そこで、「風伝峠」とか小説に出てくる地名を訪ねようとおもった。ただし、文学探訪の旅ではないので、あくまで走りが面白くて交通量の少ない道を探して熊野市から新宮へ遠回りして行くコースを組んだ。
事前にリサーチしていなったが、偶然「丸山の千枚田」と出会い、これまで観てきた棚田の規模を圧倒するスケールにびっくりした。感動!
中上健次の墓を訪ねるとか、そういうことは全くできなかったが、よいツーリングとなった。
丸山の千枚田
自転車は HONJOレーサー ツーリング仕様
熊野川、新宮の熊野大橋より
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