利尻岳(利尻山)登山 ― 2024/07/19
北海道自転車ツーリングの締めに、利尻岳に登ってきました。鴛泊(おしどまり)コースです。
わざわざ行くのに、天気が良くないと残念過ぎるので、天気予報をみながら道内で日程調整して、無事、青空の下、登頂できました。
利尻岳登頂:2024年7月2日(火)
7/1(雨のち晴)・・・稚内フェリー乗り場近くの市営無料駐車場にクルマをデポ。
自転車テント泊装備でフェリーにて利尻島、鴛泊へ。
写真:利尻島へ。グランボアER700cランドナー。フロントサイドバッグ仕様。
雨が小降りになるまでフェリーターミナルで待機。利尻岳登山には携帯トイレが必要とのことで、フェリー売店にて2つ購入しました。単価500円。結局は1回も使いませんでしたが。
写真:携帯トイレ
小雨になってから鴛泊のセイコーマートで食糧やビールを購入し、「ゆ〜に 利尻島ファミリーキャンプ場」へ。
テン場に着いた頃には雨は上がりました。テン場には午後2時から7時まで屋台が出て、そこでビールやアテ、弁当等を売っている(しかも美味しかった)ので、セイコーマートで買う必要はありませんでした。歩いてすぐのところに町営の温泉施設もあり、そこの自販機でビールや飲料も買えます。セイコーマートからテン場へは、自転車ではたいした距離ではないので、雨が降ってなければテント設営後に買い出しに行っても、大丈夫。
写真:利尻島「ゆ〜にキャンプ場」
7月2日(火)晴れ 利尻岳登山
行程:「ゆ〜に」キャンプ場4:56〜(自転車)〜5:15利尻北麓野営場(登山口)5:23〜5:31甘露泉水〜6:24第1見晴台〜7:16長官山7:23〜7:33避難小屋〜7:57九合目〜8:33山頂8:53〜9:52長官山〜10:47第1見晴台〜11:48登山口
*休憩を含む登山行動時間6時間25分
登りに3時間10分、山頂で20分過ごし、下山に2時間55分、かかりました。
写真:利尻岳GPSログ(スーパー地形アプリで計測)
前日が強風で、利尻島への航空機が欠航したため団体客がおらず、渋滞もなく、特に急いだわけではありませんが、サクサク登れ、想定していたよりも早く山頂に着きました。
下のキャンプ場(ゆ〜に)から登山口までも、普段自転車に乗っている人なら、傾斜について特筆すべきことはありません。普通に走れます。グランボア700cランドナーで踏めばスッと気持ちよく進んで登山口に着きました。
写真:利尻岳登山口
スタートしてすぐに「甘露泉水」があります。水筒に水を満たしました。美味しい水です。最近はちゃんとアルミの水筒を復活させ、ペットボトルになるべく頼らないようにしています。
写真:甘露泉水
まずは、長官山まで樹林帯を歩きます。
写真:長官山へ
長官山に着くと、正面に利尻岳がドカンと見え、テンションが上がります。
写真:利尻岳、長官山より
写真:携帯トイレ用のトイレ
登山道は整備されていて、道迷いの心配はなく、歩きやすい傾斜です。最後の9合目あたりから若干急になりますが、特に危険な箇所はありません。但し、当日は天気が良く風も弱かったためそう思えたのかもしれません。北海道は風が強いので、気象条件によっては、また違った印象になると思います。
写真:利尻岳山頂
写真:利尻岳山頂からの礼文島
写真:利尻岳山頂から稚内方向
写真:通行禁止の南峰
写真:利尻岳山頂より沓形方向
写真:フェリーの着いた鴛泊(おしどまり)を望む
山頂でのんびり眺望を楽しみ、下山しました。下りの方が感覚的には長く感じましたが(実際はやはり登りの方が時間はかかっています)、昼前には下山し、ゆっくり温泉に入って、午後はビールを飲んでテントでまったりと過ごしました。
翌日は朝のうちに自転車で利尻島を1周し、前日に登った利尻岳をしみじみと眺めました。写真をたくさん撮ってのんびり走って4時間ほどでした。
テン場に戻り、昼のフェリーで稚内のデポ地に戻りました。
太田山神社ー日本で一番危険な神社か? ― 2024/07/29
太田(山)神社には、吉永小百合主演、堺雅人出演の「北の桜守」(2017年)という映画を観て以来、是非行きたいと思っていました。
web上に「日本で一番危険な神社」と書かれているのが散見され、実際どんな感じなのか確かめたかったというのもあります。
標高350m付近に神社(本殿)があり、海岸からほぼ直登です。階段は急で踏み面も狭く歩きやすいとはいえません。
スタートしてちょうど30分で本殿前の広場まで登り、そこからは鎖場。緊張します。
お詣りして下山、全部で1時間15分の行程でした。
当日は、自転車ツーリングの途中、江差の宿を出発して、太田神社に到着。
写真:太田(山)神社
太田神社の説明を読んで、鳥居からの急な階段を上がります。
写真:太田神社の説明板
写真:太田神社と太田山神社と、両方の表記が混在
写真:階段を上ったところ
階段を上ってからは、登山道のようになっています。
写真:太田神社への道
途中に、祠がありました。
写真:途中にある祠
橋状のところを渡ると、鎖場、本殿直下に出ます。
写真:鎖場広場 手前
スタートして30分で、本殿直下の鎖場広場に出ました。
写真:鎖場
鎖(鉄輪)を登ったところに本殿があります。10mから落下しても100mから落下しても打ち所が悪ければ結果は同じなので、緊張するセクションです。
鎖の輪っかに足を乗せて登るのですが、そうするのは最初の2つ3つで、ハングしている取り付きを過ぎれば、斜面の岩に、容易に足を乗せることができます。
鉄輪に足を置くとブラブラして不安定ですが、手で鉄輪を持って、足は地面(斜面の岩)に置くと、身体は安定してスムーズに登れます。
最後の乗っこしのところで、緊張感はありますが、無事、本殿に到着。
写真:最後の乗越しのところ。背後には海が広がる。
写真:本殿に登りきったところ
写真:太田山神社
お参りしていると、登山装備の2人組みの方が登ってきました。
その人たちは、下りは持参したロープでビレイしていました。ハーネスを付けて。
その人たちは、下りは持参したロープでビレイしていました。ハーネスを付けて。
その日泊まった地元の宿の方に聞くと、太田神社で落下して怪我したという話は聞いたことがないとのこと。落ちて救急車を呼ぼうにも、どれだけ時間がかかるかわかりませんし、担ぎで要救護者を下ろすのも簡単ではない場所なので、事故対応を心配していましたが、これまでは大丈夫だったようです。
最初から急登で、鎖場も取り付きがハングしているので、登らない判断をする人も多く、事故がなく済んでいるのかもしれません。
本殿から海が広がる絶景は一見の価値がありますが、万人には勧められません。
登山道にはブヨがいたようで、蚊には気をつけていましたが、ブヨにやられて、その後1週間ばかり痒みが続きました。
「日本で一番危険な」神社かどうかは、あまねく神社を巡っているわけでもなく、わかりません。私の限られた経験では、石鎚山よりは緊張感がありました。
◎走行日 2024年6月21日
◎自転車 グランボアER700Cランドナー
*走行ログ(自転車+歩き)
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