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テント張り綱は蛍光で!2016/05/16


ファイントラックのツェルトと蛍光張り綱
写真:ファイントラックのツェルトと、蛍光繊維の張り綱。夜、ストロボを当てるとスゴイんです。

ファイントラックのツェルト
写真:朝みるとこんな感じ。緑色のが蛍光塗料入りの張り綱。

この土日、所属山岳会の新緑祭でした。
泊まりの山行はいつもテントですが、毎年新緑祭の時は、普段使う機会のない「ツェルト」で寝ています。

地面が芝生でとても張りやすいのと、年に1度は使わないと、張り方を忘れてしまいそうになるからです。

ツェルトというのは、緊急時使用を想定したシェルターで、ペラペラ軽量なものです。
立木を利用してロープで張ったり、今回の写真のようにストックを使ったりして、簡易テントにもなります。

新製品でも何でもなく、以前から製品化されているものですが、今回、ツェルトの張り綱を蛍光繊維のものにしましたら、その威力にびっくりしました。写真ではストロボの光に反応して、実際見るよりもすごくなっていますが、ヘッドランプの明かりでも、十分に目立ちます。

テントメーカーも最初から張り綱は蛍光繊維入りのものにしてほしいものです。

男体山と日光2015/10/06

9月のシルバーウィークに、栃木県の妻の実家に帰省。途中、男体山に登り、奥日光も観光してきました。沢登りで滝はいろいろ見ていますが、奥日光の3つのメジャーな滝(華厳滝、竜頭滝、湯滝)の個性と迫力には圧倒されました。恐るべし、奥日光!

※コースタイム:登山口7:30~9:36男体山頂上10:15~12:00登山口
男体山頂上
          男体山の頂上  

男体山三角点2486m
          男体山 三角点 2486m

男体山から中禅寺湖を望む
          男体山から中禅寺湖を見下ろす

二荒山神社の牛
          登山口 二荒山神社・中宮の牛
奥日光 湯ノ湖
          奥日光 湯ノ湖

湯滝
          奥日光 湯滝 湯ノ湖から流れ出る

竜頭の滝
          奥日光 竜頭滝

華厳滝
          華厳滝・・・とても不気味で怖い滝であった。近づきたくない。

登山の自転車への影響2015/06/21


シュパーブプロほとんどフルセット グランボアレーサー


今年は、所属山岳会の若きリーダーKさんに子どもが生まれたため、沢登りの機会が減少していて、自転車で過ごす日々が増えている。

本日、雨上がりの日曜日、今は亡き前田工業サンツアー シュパーブプロ ほとんどフルセットのグランボア泥除け付きレーサーに久々に乗った。

アイズバイシクルの土屋さんがおごってくれたNAGASAWAのホーククラウンということもあってか、オーダして出来上がった時は結構硬いフレームという印象だった。見た目とは違って、力があれば前に進むが、そうでなければしんどいといった感じ。

今日は、しばらくぶりに、この自転車に乗ったが、全て追い風ではないかと思うぐらい、気持ち良く進んだ。
何故だろうかと考えてみた。

ひとつは、山登りで使う筋肉が自転車にも有用に働いているからかもしれない。じわじわと重めにペダルを回転させるとか、ダンシングとか。それと、メンタル的な部分。山登りでは追い込んではいけない。山頂や幕地に着いた時、ヘロヘロになっていてはいけないわけで、いつでも体力的余裕をもたないといけない。

年齢を重ねたことも大きいが、山登りとの相互作用で、自転車に乗って、追い込まず、良い意味でも悪い意味でも力を抜いて走れるようになった。老獪な走りというか。速くないがバテない走り。競技では通用しないが。

今日も、何十回も走っているコースを走ったのだが、「こんな楽ちんでいいのだろうか」という思いでいっぱい。「このコーナー、この登り」、かつてもう駄目かと思うくらいしんどい走りで抜けたことばかり思い出す。「なんで今の方が、感覚的には良く走るのだ!」

かつての方が、圧倒的に自転車に乗っていたし、若かった。今の方が体力があるとは思えない。でも、今の方が、圧倒的に楽ちんで楽しいのである。

かつてスゴイ上り坂だと思っていたところも平地のように思える。比較対象が沢登りの詰め、になってしまったからかもしれないが。

舗装してある道だったら、どんな上り坂でもマイペースなら楽に登れると思ってしまう。といっても京見峠の然林坊の坂が延々と続くのなら無理だろうが。

今年、自転車に乗っていると、登りも下りも全て、サドルの上にいる間は、本当に幸福感でいっぱいである。こんなに気持ち良く走れるなんて。





MSRライトニングアッセント スノーシュー比較2015/04/02

2008年製造のMSRライトニングアッセント という登山用定番のスノーシューを使ってきたが7シーズン目の今年、靴のあたるところが擦り切れた。

使い込んで愛着があるし、それくらいのことで捨てるのも忍びないので、買った登山店に持ち込んで修理を頼んだところ、なんと無料で直してくれるとのこと。日本総代理店の
(株)モチヅキさん、ありがとうございます。正規品を正規販売店で買っていて良かった。

修理代がかからなくなったのと、修理期間もはっきりわからないので、次のスノーシュー山行が迫っていたこともあり、22インチの新品を買い足した。これまで使ってきたのは25インチ。

今年のスノーシューシーズンも終了したところで、実際に使い比べてみて、25インチと22インチ、2008年製と2014年製の比較について考えてみた。

写真:左が2008年製25インチ、右が2014年製22インチ

1.重量比較
MSRのホームページにあるカタログデータでは2014-15年モデル男性用22インチはペアで1.76kg、25インチはペアで1.81kgとなっている。

私の個体を実測したところ、22インチは片方880g(ペアで1.76kg)、25インチも片方880g(ペアで1.76kg)だった。

22インチはカタログデータどおり、25インチが同じ重さなのは変だと思い、何度も測り直したが、やはり同じであった。2008年モデルの方が軽いのであろうか? ヒモを付けたり、修理で余分にラバー状のものや金具が打ち込まれているので、買った時より重くなっているはずだが、、。

2.大きさ比較
カタログデータでは、22インチは20×56cm、25インチは20×64cm。
25インチは22インチよりひとまわり大きいのではなく、後ろの部分が長くなっているだけで、他のサイズは22インチと同一である。裏返してみると、そのことがよくわかる。

3.取り回し比較
イメージ的には、22インチのほうが小回りが利いて、取り回しやすそうだが、大きさ比較でみたように、長さの違いは後ろだけなので、自動車の運転と一緒で、前が通過すれば後ろは自動的に付いてくる。前進する分には、実は、あまり変わらない。急な斜面で横向きにスノーシューを使ったりする際には、25インチが若干大ぶりに感じるかもしれない。

さすがに、比較考察のために、同一積雪斜面に持ち込んだりしていないので、厳密な比較はできていないが。パウダースノーでの25インチの優位性にどれくらい差があるかは、未体験。まあ、実際山に入れば、今ある道具で全力を尽くすしかないわけで、3インチの違いが問題になるとは思えない。

4.2008年製と2014年製の違い
1)靴を装着するバンドと金具が違う
(写真:2008年製) 2008年製は、バンドの根元の部分にも金具があり、固定穴の調整ができる。バンドの特定な箇所に負担がかからないように、都度調整することが可能。本体との固定部分は回転し、角度調整が可能。
(写真:2014年製) 2014年製になると、軽量化のためか、金具はなくなり、バンドの形状で固定されることになっている。スッキリしたが、靴側の固定穴はズボンのベルトのように、特定の穴だけを使うことにもなりかねない。本体との固定部分は回転せず、一定。好意的に考えると、ベルトの劣化に気づきやすく、山行前の早めのベルト交換を推奨する効果はある。

2)靴側ベルト固定金具の方向が2008年製と2014年製では逆

(写真:2008年製)

(写真:2014年製)
靴をのせてグッとベルトを締めて固定する金具のベルトを入れる方向が逆。
2008年製は足首のほうからベルトを通し、2014年製は爪先方向から通す。
慣れの問題かもしれないが、私は足首側からの方がやりやすい。

3)登坂用リフターの形状に違い
 これは2009年製か2010年製からだと記憶しているが、登坂用にかかとを上げる金具を持ち上げやすいように、形状が改良されている。
 2008年製には無いので、私は靴紐をつけて、持ち上げやすいようにしているが、実は
私は、急斜面でもこの機能は使わない。下りや平地ではバランスを崩して歩きにくく、重たいザックを背負って都度、金具を調整するのは、ものすごく疲れる。ペースを崩さず淡々と歩き続けるのが効率的。
 急な登りでノーマル状態でも、ふくらはぎ等特定の筋肉に負担がかかるという感じもなく、必要ない機能だと私は思っている。

4)アイゼンの違い
2014年モデルはアイゼンの前爪が2008年より大きい。

5)靴をのせる部分の違い
靴をのせる部分が、2008年製は1枚ものだが、2014年製は2ピースになっている。

6)結論
年次改良を積み重ねているように見受けられるが、もともと完成度の高い製品であり、「改良」に意味があるかどうかわからない。いちばん気になるところの重量も、軽くなっているわけではない。

従って、店舗で最新モデルをみると、最新モデルのほうがいいのではないかと思ったりするかもしれないが、重量や機能に進歩があるわけではなく、わざわざ買い換える必然性は無いと考えられる。修理しながら使うのが賢明。

★スノーシューとワカンの比較については

パタゴニア、残念2015/02/12



山岳会に入れてもらう前後で、山への頻度を高めた頃、パタゴニア製品を買うことが多かった。自然保護への理解やブランドイメージとして、何となく格好よく感じた。

私は何か買った時に、購入日を製品のタグとかに書いている。写真のパタゴニア製品、ゴアテックスに対抗?するパタゴニアオリジナルH2NOのレインジャケットを購入したのは2009年の2月。ちょうど6年前。レインジャケットは、ゴアで最初に買ったコロンビア(このブランドは割と安い。今では沢登り専用。防水よりも防風と保温用。着干しできるのはゴアならでは)、しっかりしたのをというのでマムートのゴア雨具、このパタゴニア、定番のモンベル ストームクルーザー を買った。モンベルのストームクルーザーは28年前に買ったのもあって、さすがにテープが剥がれてきたが他の部分は大丈夫である。
 使用頻度としてはパタゴニア製品は他と比べて低い。保管方法も他の製品と同様。だけど、写真のとおり、防水のコーティングが剥がれてきていることに、先日気づいた。

もう雨具としては使えません。写真以外の場所でもボロボロ剥がれています。

クレームを付ける気持ちはないし(6年前の購入だから付けられないでしょうし)、別にいいのですが、「パタゴニア、残念」という気持ちです。

ちなみに、モンベル製品の持ちはすごい!。30年前に買ってスキーの行き帰りに使った保温用化繊中間着(ダウンの代用品)が、今でも十分使えます。同じく30年前に買ったテント、ムーンライト3は、ゴムこそ劣化して自分で交換しましたが、機能的には十分OKなので、前泊用テントとして活躍中です(山でもOKかもしれないけど、最近の製品と比べると重たいので山では使いません)。

自転車ではパールイズミ製品もすごい耐久性です。安い他メーカーのを買っても、すぐ駄目になるので、最初はちょっと高くても、トータルでは絶対お得です。質感もいいので満足度も高いし。

安くて長期的に良かった品は、私の体験では、ありませんでした。
でも、高ければいいわけでなく、「パタゴニア、残念」です。


芦廼瀬川(あしのせがわ)本流遡行(2012/8/18-19)2015/02/11


芦廼瀬川(あしのせがわ):馴染みの無い地名だと思いますが、紀伊半島の十津川村にあります。本流遡行で泳ぎの沢。(グーグルアース、クリックすると拡大します)

山岳会に入って最初の年に連れて行ってもらって、それはもう、大変でしたが、こんな世界があったのかと感動。その時のメンバーで再訪したいと盛り上がり、新しいメンバーも加わって2012年に実行しました。リーダーは最初の時と同じUさんです。

沢は、「集団競技」。失敗すると重篤な結果を招きかねませんので、撤退を含めて、危険に対して「常勝」が求められます。チームで力を合わせて、手段は選ばず、とにかく安全に進む。

その先に、どんな景観が広がっているのか。出くわした滝は通過できるのか!?

決められた道を歩くのではなく、道なきルート、未知の領域に自分たちの力で、判断を積み重ねて進むのというのが、沢の魅力だと思います。決して定量化できない世界。

1.入渓して、最初の泳ぎ取り付き。ザックに浮力があるのとライフジャケットも装着するので、大丈夫。

2.お助け紐など、頼れるものは使う。自分の力量に合わせて進むのが、スマート。

3.水と戯れる

4.先頭がロープをセットしてくれれば、後続は楽々

5.ゴルジュの先には滝。リードの引いてくれたロープを頼りに順次、通過。

6.核心部の滝。技量のあるメンバーがロープをセットしながら突破。後続はロープで確保されて登行器を使って登ります。滝の水量と音で凄まじい迫力。リードの人に感謝

7.宿泊地。タープで寝ます。疲れているからか、石ごろごろのところでも、マットを敷いて寝られるものです。

8.食事の準備。

9.翌朝、朝日を浴びて遡行開始!

10.朝の水は冷たいけれど、楽しい!

11.慎重にトラバース

12.力を合わせて進む

13.遡行終了。万歳!

14.林道まで詰め上がり、リーダーと握手

15.事前に自転車をデポし、遡行開始地点の車にドライバーが戻りました。

2015積雪期 比良全縦(2015/1/10~12))2015/02/11

1月の3連休に所属山岳会で比良山系の全山縦走、いわゆる「比良全縦」をやっています。
奥比良の蛇谷ヶ峰から南下して、釣瓶岳、武奈ヶ岳、比良岳などを経て、全縦完遂の最低条件としては小女郎峠から下山。

私はサポートを含めて今年で7回目の参加。全縦出来る年や出来ない年、最大の決定要因は積雪量です。今年はメンバー的には全縦完遂への期待が高まりましたが、2日目の夜にけっこうな積雪があったため3日目の行程が伸びず、木戸峠で終えました。

静かな雪山、仲間とラッセルして自分たちだけのトレースをつけながら進むのが、大好きです。その時、そこでしか見られない景色の中で。

1.今回歩いたGPS軌跡。クリックすると拡大します。

2.蛇谷ヶ峰まではサポート隊の仲間がラッセルして道をつくってくれた。

3.蛇谷ヶ峰から先は、本隊の4人。交代でラッセルする。

4.地蔵峠でテントを張り、翌日の午前中は快晴。イクワタ峠手前。

5.イクワタ峠手前。

6.樹氷も美しい

7.釣瓶岳手前。歩いてきた山々が背景に広がる

8.蛇谷ヶ峰と、その後ろには百里ヶ岳方面が広がる

9.横には丹波、朽木の山々。白倉岳など。

10.武奈ヶ岳山頂より北方稜線

11.丹波高地の最高峰、武奈ヶ岳(1217m)山頂

12.金糞峠。びわ湖が美しい。

13.南比良峠で2泊目。一晩で50cm近く雪が積もった。

14.3日目は、オールラッセル、我々だけの山を堪能した。木戸峠から打見山に登り、びわ湖バレイのロープウェイで下山。全縦は出来なかったが、充実感でいっぱい。

自転車や登山ザックの重さの測り方2015/02/08

山岳会に入って教えてもらったのだが、ザックの重量を測定するには、体重計(デジタル)を使うのが簡単。自分の体重を測って、次にザックを背負って測り、差を求める。これだけのこと。
 
20kg以上あるザックを片手でバネばかりで測るのは難しいし、体重計にザック単体を上手に載せるのも、難しい。
なんていうことのない簡単なことだが、目からウロコ。

自転車の重量を測るのも、以前はバネばかりで自転車を吊り下げたりしていたけど、この方法なら簡単。

アナログ体重計ではなく、デジタルのが必要ですが。