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岸池山 薬師寺 (がんちざん やくしじ)~いつものコース2022/03/06

西方の洛外に住む私の自転車ホームコースは、奥嵯峨から六丁峠、保津峡駅、水尾、神明峠、越畑の河原家住宅、神吉盆地。

神吉からは日吉ダム方面に行くこともあるが、周山を経由するか、細野の谷を走って周山街道から帰ることが多い。時間や気分によっては周山街道から京見峠を回って原谷、仁和寺、あるいは持越峠で雲ヶ畑に出て賀茂川沿いをホロホロと走って御所を通る、など。

で、今回は細野の谷を走るときに、いつも楽しみにしている「岸池山 薬師寺」のこと。
何故かというと、いつもきれいな字で、一言掲示がしてあり、それがなかなか味わい深いのだ。周囲の景観に溶け込んでいる佇まいもあってか、押し付けがましかったり説教臭く感じられないのも良い。

こんな感じというか、これは昨年の4月に撮影したもの。


「散る桜 残る桜も 散る桜」
良寛和尚の辞世の句といわれている有名な句。恥ずかしなら私は知らなかったのだが、この場所で、ちょうどハラハラと花が散るタイミングで目にして、なんというか感じ入った。

職場の定年は65歳に延びたが60歳で退職する選択肢もあり、どうしようか悩んだ思いもあって。サラリーマンも桜も一緒なんだと。見事に咲いてはいないけれど、もうちょっとは残ってみようか。

岸池山 薬師寺
                       2021年4月10日撮影

今年、昨日は、こんな掲示があって、更に自転車をつくろうとしている私の心への問いかけかもしれないと思ったりしたが、自分では際限があって合理性を有すると考える範疇においては、計画を変更する気持ちは無い。「自分のこととなるとまともに考えられなくなってしまうのか」と言われれば、「すみません、、」としか言いようがないのだが。


自動車で走っていては気づくことはないが、自転車ツーリングだとお寺の掲示にしばしば目を留める。

青垣
丹波の青垣にて(2021年5月)。

昨日も、いつものコース。

落柿舎
落柿舎の横を走って、

愛宕神社一の鳥居
愛宕神社の一の鳥居を左へ。

JR保津峡駅
六丁峠を越えて、JR保津峡駅を望み、

河原家住宅

河原家住宅
神明峠を越えて、樒原、越畑の河原家住宅。

細野川沿い
細野川沿いを走って、岸池山薬師寺。

岸池山薬師寺

今回は、階段を登ってお寺を拝観。

岸池山薬師寺

岸池山薬師寺

岸池山薬師寺。寺院活動にちょっと熱心な字の綺麗な和尚さんのいる田舎の寺かと思っていたら、光厳天皇の勅願所である由緒ある寺で、独自ドメインのHPを持ち情報発信にも対応されていると知った。
岸池山薬師寺

帰りは、持越峠、雲ヶ畑から賀茂川沿いに走ることにした。

雲ヶ畑
写真:雲ヶ畑
雲ヶ畑
写真:雲ヶ畑の大きな木
雲ヶ畑 高雲寺
写真:京都市北区雲ヶ畑の高雲寺

雲ヶ畑は、御所の上流にあたることから穢れとされていた埋葬も地区内では避けたというエリアであるが、賀茂川にダムを作る計画が持ち上がり、賀茂川沿いの土地利用が乱れた。

広範な市民の反対等によりダム建設は撤回されたが、菊の御紋とか日の丸のステッカーを貼った産廃車両が走るのを見かけるようになったことがあったのは、とても残念で情けないことであった。
                            (2022年3月5日走行)

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