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自転車屋さんのこと2016/01/12


         写真:MTB専門店の前で         

この度、10年以上ぶりにMTBを購入することにして、お付き合いのある店を増やしてしまった。

「自転車」そのものだけではなく、「自転車のある暮らし」というか「自転車だからこそ出会える美しい風景」「肉体的精神的な気持ちよさ」等々、ほんとに多くのものを自転車から得てきた。

そのきっかけ、助言、気づき等、自分だけで何でもできたのではなく、昔も今も、自転車屋さんを通じたリアルな情報が一番。そこに集う人同士も含めて。webももちろん見るが、webはweb。なかなか知りたい情報はアップされていない。メーカーのオフィシャル情報を見るのにはとても役立つが。

ランドナーは、その世界では今や日本(いや世界か)を代表する(別に代表しなくてもいいが、すごいという意味)店となった「アイズバイシクル」(京都・御室)にずっとお世話になっている。なぜ、すごいかというと、一時期「絶滅危惧種」と思われても仕方が無かったランドナーへの愛を絶やすこと無く、創意工夫を重ね、必要なパーツ、例えばタイヤやブレーキなど自分でプロデュースして造り出すなど状況を自ら切り開き、ランドナールネサンスの立役者とでもいえる役割を見事に果たされているからである。
自分の好きなことを極めると、道も開ける、たとえそれが衰退分野のように思われていても、というわけで、経営学の教科書にも取り上げられそうで、尊敬に値する。ランドナーへの愛がビジネス的にも花開いたのだ。

ロードレーサーはチームのお店「トーヨーサイクル」(京都・上桂)。チーム活動が盛んでサポートもしていただいているし、店長も70歳を超えられていらっしゃるが現役のロードレーサー乗り。気さくな良い店。レーサーを購入するのにトーヨーさん以外はあり得ない。

なので、これ以上、お付き合いの店を増やしたくなかったのだが、近年のMTBの急激で大胆な変化をみるのに、今からMTBを新規購入する場合、MTB専門店の必要性を感じるようになった。油圧ディスクブレーキとかスルーアクスルハブとか、製品規格も何もかもMTB独自の変化をしているし。

MTB出始めの頃はアイズバイシクルでお世話になっていたが、いまではアイズはMTBを扱っていない。トーヨーさんも扱いメーカーなら入手できるが、MTBに関しては専門というわけではなさそうだし。

で、MTB専門店としてどこがいいかと考えて北大路堀川の「トムスクラフト」さんにした。チェーン店でなく個人経営店で、店長(経営者)ご自身がしっかり乗っている店がいい。

実は「トムスクラフト」は学生時代の下宿のすぐ近くで、卒論調査の帰路、オートバイで事故を起こし、全損になった車体を佐々里峠という丹波の山中まで、「トムス」(当時はトライアルバイクの専門店で今のトムスクラフトの場所)にお願いして一緒に軽トラで回収してもらったことがある。

「トムス」はオートバイのトライアルの選手でいらっしゃた方がショップ経営を始められ、数年後MTBの専門店「トムスクラフト」もつくられた。

昨年春、10年以上前に購入したMTBのフロントサスのオイル漏れが生じ、もう駄目かと思ったがトムスクラフトに修理をお願いしたら、治してくれた。

その時の店長さんは昔、レース会場でもよくお見かけした方だったが、急病になられ、今の店長がお店を買い取って独立されたとのこと。まだお若いので、現在進行系でMTBの進化というか変化にも対応できるだろう。若さは力でもある。

ということで、最近、北大路堀川に行く機会も出来、学生時代、お風呂屋さんに通うのに歩いた場所をMTBと一緒に通る度に、当時想像もしなかった今の暮らしにありがたいことだと感謝する次第。

サイクルキャリアのこと-車載用スーリー2016/01/24

車載用サイクルキャリア、屋根の上に載せるもの、を初めて付けたのは、最初のクルマ、ファミリアワゴンを買って間もなくのことで、それからずっと、私の車にはサイクルキャリアが付いている。

ずっと、フォークダウン式のものを使っているが、この度、それに加えて正立式のを装着した。最近購入したMTBの前フォークがクイックレリーズではなく、スルーアクスルになっていて、従来のものだと使えないからだ。

ステーションワゴンに乗っているので、基本、自転車は後部座席を倒して荷室にそのまま入れているのだが、MTBだと走行後、動物の糞混じりの物質でドロドロになったりすることもあり、帰路に車内に入れるとクルマが動物園のような匂いになってしまう恐れがあるので、ルーフキャリアは必要である。

スルーアクスルのMTBでも、フォークダウン式のキャリアで使うにはアダプターを装着すれば可能なのだが、一旦分解する必要があるなど、結構面倒くさい。スルーアクスルアダプターを付けると、今度はロードレーサーを積む時に、また元に戻さないといけないし。

正立式のを使うのは初めてだが、結構便利。車輪を外さずにスッと載せられる。
しかし、やはり安定感ではフォークダウン式の方がいい。正立式で重たいMTBを積んで高速道路を走るのは、なんだかあまり良い気持ちがしないと思う。

ロードレーサーだけの人なら、フォークダウン式をお勧めする。
MTBや車中泊する時にランドナーを屋根の上に置くのには正立式は便利だが。

フォークダウン式のものを2つ付けていて、正立式を1つ追加したところ、自転車を積んでない状態での風切音が増えた。高い周波数のヒューという音が時速80km以上になると生じた。
 
正立式を付けた影響かと思ったが、増設した際、スーリー(キャリアのメーカー名)のウイングバーのすきまを埋めるゴムをきちんと敷き詰めていなかったのが原因の多くだった。

補修パーツを購入して、隙間を埋めたらかなりマシになった。
 
使わないときはサイクルキャリアは外して、すきま埋ゴムを全部に入れておいたらいいのだろうが、そもそも自転車を運搬するためにクルマを買ったようなものだし、付けたままにしている。

スーリー以外は使ったことがないので、他メーカーについては知らないが、スーリー製品は使用感もよく、耐久性もあり、気に入っている。

ルーフキャリアを付けなかった場合の風切り音がどんなんかは、実は知らない。
なぜなら、ディーラーで納車の時に、新車用ルーフキャリアを持ち込んで、納車の後、すぐにディーラーの片隅で、ルーフキャリアを自分で付けて、家に帰ったからである。

燃費に関しては、高速道路中心だと、カタログ値以上の数字が十分でているし、まあいいか、という感じ。


スーリー サイクルキャリア 正立式
         写真:スーリー サイクルキャリア 正立式

         写真:スーリー サイクルキャリア 正立式

「恵方巻」、大丸さんの”格付”2016/01/25


京都大丸 恵方巻 DM

近年、「恵方巻」という行事のようなものの露出が増えているが、私は中国地方の出身者であるし、ピンとこない。

伝統行事かというと怪しい。そもそも、やんごとなき方々が、巻き寿司にかぶりつくという姿は想像し難い。そんな、はしたない・・・。

まあ、誰も伝統行事だとか宮中行事だったとかそんなことは言ってない(たぶん)ことだし、とやかくいうことはないのだろうが。

今日、家に大丸(京都みせ)からDMが届いていて、その中に恵方巻きのチラシがあった。
いわば、大丸さんによる恵方巻き”格付け”とも読めるわけで、面白い。
チラシ制作過程にゲラ拝をしているのかどうかわからないが、自店の原稿だけでなくチラシ全体のゲラ拝をしたら、収拾つかないのではないだろうか。「ウチの店はこうなのに、あそこはこうで、、そんなん・・・」とか。それとも大丸さんの力で、文句を言わせていないのであろうか。広告ビジネスに携わってきた人間としては、そんなところに興味がある。新聞の連合広告としてはあり得ないでしょうが。

「銀座のコーヒーが1杯2000円するのは何故か?」という質問の答えは「それを買う人がいるから」というのが、答えのひとつだそうだが、恵方巻の値段の差、というのは何に帰因するのだろう。量はおそらく大差ないはずなので、「質」?「ブランド力」?、需給バランスの値付けか?

チラシの内容を値段(税込)の高い順に記してみる(1本あたり)

3,240円 「美山荘」限定数15、午前11時から販売、お一人様1本限り。”京都美山の自然豊かな里にたたずむ名店の味を恵方巻きに”
3,240円「京都 吉兆」限定数50 ”山海の恵みをたっぷりと巻き合わせた贅沢な恵方巻きです”
2,484円「たん熊北店」限定数50、正午から販売、お一人様2本限り。"昭和3年創業の京料理の名店が手がけるこだわりの恵方巻きを”
1,620円「銀座 九兵衛」限定数200、正午から販売 ”北大路魯山人も愛したと伝わる江戸前鮨の名店の逸品”
1,404円「清水五条/はり清」限定数100 (ここからはコピーは無い)
1,300円「伏見/松廣」限定数200
896円「わらびの里」限定数100
830円「本家 重兵衛」限定数200
756円「岡崎/六盛」限定数100
650円「高倉綾小路/いづ源」限定数100、「東福寺/いづ松」限定数100、「御前御池/花登」限定数100、「北白川/満る市寿司」限定数100
562円「大徳寺/泉仙」限定数100
540円「祇園/いず重」限定数800